事務職は「土日に休める」「残業が少ない」「座り仕事だから負担が少ない」といった理由で、年齢を重ねても働きやすい職種として人気があります。
異職種から転職を目指す人、スキルアップや待遇・環境の改善を求めて転職する現職の人も多く、競争率は高めです。
そのため、転職サイトや転職エージェントを利用して、「転職活動の幅を広げたい」「サポートを受けながら転職活動を有利に進めたい」と考えている人も多いかもしれません。
そこで当記事では、事務職を探すのにおすすめの転職サイト&エージェント厳選10社を紹介。
上記以外にも、希望の条件や勤務地でもチェックしやすいよう各社の情報をまとめた項目もあるので、登録すべきサービスを絞り込めない場合は、ぜひ有効活用してみてください。
また、株式会社myBackOffice代表取締役の池森美緒氏から監修いただいております。
池森美緒(いけもり みお)
株式会社myBackOffice 代表取締役
営業・総務経理人事と管理部門を一通り経て、35歳で人事部長としてIPO準備を経験し、エンジニア採用責任者へ。
40歳手前で独立し、現在はエンジニア採用専門の人事として複数社の支援を行っている。
得意分野は徹底的な数値管理からの分析、仮説検証。 PDCAサイクルを回し、エンジニア採用における人事戦略を立案すること。
メディア出演/中部経済新聞連載
事務職探しにおすすめ転職サイト&エージェント10社を徹底比較!
それでは早速、事務職のお仕事を探すのにおすすめの転職サイト&エージェントを紹介していきます。
なお、以下の選別基準を元に徹底比較した結果を掲載しています。
【ミラキャリ】事務職へキャリアチェンジしたい20代の人におすすめ
- 未経験から事務職へキャリアチェンジできる
- 4万件を超える求人(※)
- 書類選考から最短2週間で内定
※2024年1月時点
事務職へキャリアチェンジしたい20代の人は、ミラキャリがおすすめ。
20代で事務職未経験の人向けに転職サポートを行っているからです。
4万件以上(※)ある求人の中から、未経験でも事務職へキャリアチェンジできる求人を紹介。
キャリアアドバイザーが「転職の軸」を一緒に考えてくれるので、経験やスキルに自信のない人でも心配はいりません。
また、履歴書や職務経歴書も担当キャリアアドバイザーが選考に通りやすくなるように
作成をお手伝い。
さらに面接についての情報やノウハウも伝えてくれ、希望者には面接練習も実施してくれますよ。
書類選考から最短2週間で内定がもらえる可能性もあるので、早く転職先を決めたい人は、ぜひ登録を検討してください。
働き方 | 幅広くカバー |
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取扱業界 | 幅広くカバー |
取扱事務職の種類 | 幅広くカバー |
求人対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社かける |
公式サイト | https://mirai-step.jp/ |
【マイナビAGENT】満足度の高い事務職転職を目指す20~30代におすすめ
- 20代・30代の転職支援に強い
- アドバイザーの対応力に定評がある
- 企業担当アドバイザーからリアルな企業情報が得られる
20~30代で事務職への転職を考えている人には、マイナビAGENTをおすすめします。
マイナビAGENTは20~30代の転職支援実績が豊富だからですね。
公式サイト上に掲載されている「転職成功事例」を見ても、20~30代が中心で、「営業事務」「一般事務」「受付事務」などに転職した人の声が掲載されています。
支援実績が多いのはもちろん、利用者からも高く評価されており、「オリコン顧客満足度調査」では2023年・2024年と2年連続満足度総合No.1にも輝いています。
掲載求人は2024年7月の時点で74,000件以上。
更にその中には13,000件以上の非公開求人も存在します。
評価・満足度が高い理由のひとつは、丁寧に対応してくれるキャリアアドバイザーが多く、マッチング精度が高いこと。
またマイナビAGENTは、キャリアアドバイザーとは別に「企業担当アドバイザー」がいるため、求人票ではつかめないリアルな職場の雰囲気や企業風土などの情報も教えてもらえます。
20~30代の事務職希望者であれば、まず登録しておきたい転職エージェントのひとつと言えるでしょう。
働き方 | 正社員、契約社員 |
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取扱業界 | IT/通信業界、インターネット/広告業界/ゲーム、メーカー/製造業、人材サービス、商社、金融機関/金融業界、コンサルティングファーム/監査法人・事務所、不動産/建設業界、小売/運輸・物流/飲食、サービス業、医療/介護サービス、教育・学校/エネルギー/その他業界 |
取扱事務職の種類 | 管理部門アシスタント、秘書/受付、事務/アシスタント、貿易事務・国際事務・英文事務、通訳・翻訳 |
求人対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
【doda】転職支援もスカウトも受けたい人におすすめ
- 求人数が豊富で直接応募も可能
- 幅広い業種の事務職求人あり
- 転職サイトと転職エージェントどちらも使える
事務職の転職を検討しているものの、どの方法で転職活動をすればいいかわからない人は、ぜひdodaを活用してみてください。
dodaは転職サイトと転職エージェントが一体化したサービスです。
自分で求人検索を行い直接応募できるのはもちろん、転職支援が受けられる「エージェントサービス」や、企業から直接オファーが届く「スカウトサービス」があります。
1社に登録するだけでいろんな転職活動が行えるので、まずは登録してサービスを試してみるといいでしょう。
「営業事務」や「一般事務」を中心に、「経理事務」「金融事務」「貿易事務」など専門性を必要とする事務職求人もあるので、キャリアチェンジを希望している人でも使いやすい媒体でしょう。
また、さまざまな業種が掲載されており、異業種転職を目指したい人にもおすすめです。
働き方 | 正社員、契約社員 |
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取扱業界 | IT・通信業界、インターネット・広告・メディア業界、メーカー(機械・電気)業界、メーカー(素材・化学・食品・化粧品・その他)業界、商社業界、医薬品・医療機器・ライフサイエンス・医療系サービス、金融業界、建設・プラント・不動産業界、コンサルティング・リサーチ業界・専門事務所・監査法人・税理士法人、人材サービス・アウトソーシング業界・コールセンター、小売業界、外食産業・飲食業界、運輸・物流業界、エネルギー(電力・ガス・石油・新エネルギー)業界、旅行・宿泊・レジャー業界、警備・清掃業界、理容・美容・エステ業界、教育業界、農林水産・鉱業、公社・官公庁・学校・研究施設、冠婚葬祭業界、その他 |
取扱事務職の種類 | 経理事務・財務アシスタント、総務・法務・知財・人事アシスタント、購買・物流・貿易アシスタント、企画・マーケティングアシスタント、金融事務、医療事務、秘書・受付、通訳・翻訳、営業事務・一般事務 |
求人対応エリア | 全国 |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
【はたらいく】経歴に自信はなくてもヤル気がある人におすすめ
- 地域密着型の転職サイト
- 地元企業・中小企業の事務職を探せる
- 「らいくレジュメ」で人柄をアピールできる
「事務職に転職したいが、経験や資格がない」と悩んでいる人におすすめなのが、はたらいくです。
はたらいくは、人柄重視のアピールが可能な転職サイトだからですね。
熱意を評価してくれる求人が多いため、未経験でも挑戦しやすい事務職の仕事が見つかります。
また「仕事スタイル」「職場環境」「やりがい」を重視した職探しがしやすいのも、はたらいくの特徴です。
経験やスキルとは違う軸をもって、転職活動したい人に向いているといえるでしょう。
さらに、地域密着型のサービスでもあるので、「地元で事務職に就きたい」「大手より中小企業がいい」といった人にもおすすめです。
働き方 | 正社員、契約社員、アルバイト |
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取扱業界 | 幅広くカバー |
取扱事務職の種類 | 一般事務、営業事務、受付・秘書、経理・財務・会計、企画・マーケティング、広報・宣伝・販売促進、コールセンター、総務・人事、法務・特許事務、貿易・英文・国際事務、アナリスト・リサーチャー、バイヤー・マーチャンダイザー、生産管理・商品管理、データ入力・オペレーター、その他事務 |
求人対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
公式サイト | https://www.hatalike.jp/ |
【イーキャリア】効率的に事務職の転職活動を進めたい人におすすめ
- AI機能がおすすめの事務職求人をマッチング
- 「未経験歓迎」の事務職求人を探せる
- ソフトバンクグループが運営する転職サイト
イーキャリアは転職活動を効率化したい人におすすめの転職サイトです。
なぜなら、転職活動を効率化できるツールが充実しているからですね。
具体的には以下のツールが活用できます。
- 求職者のサイト内での動きを学習した「AIによる求人提案」
- オンライン面接アプリ「facehub」
- マッチングが成立した企業とチャットができる「ライトエントリー機能」
従来の転職サイトに比べると、気軽に企業とコミュニケーションがとれる転職サイトだといえるでしょう。
また、ソフトバンクグループが運営している転職サイトでもあるので、「LINEヤフー」や「ガンホー・オンライン・エンターテイメント」といったソフトバンクグループ各社の求人をはじめ、大手グループや有名企業の事務職求人が掲載されることも。
便利なツールを活用しながら、事務職転職を効率的に進めたい人は、ぜひチェックしてみてください。
働き方 | 正社員、契約社員、紹介予定派遣、派遣社員、パート・アルバイト、業務委託、FCオーナー |
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取扱業界 | メーカー、商社、小売、IT・インターネット・通信、マスコミ・広告・デザイン、金融・保険、サービス |
取扱事務職の種類 | 営業、販売・サービス関連、ソフトウェア・ネットワーク関連、ゲーム関連、クリエイティブ関連、経営・企画・マーケティング、バックオフィス・事務関連、電気・電子・半導体・機械・メカトロ、化学・素材・医薬・食品関連、医療・福祉・介護関連、建築・土木・設備、コンサルティング・金融・不動産、フランチャイズ・公務員・団体職員・農林水産関連 |
求人対応エリア | 全国、海外 |
運営会社 | SBヒューマンキャピタル株式会社 |
公式サイト | https://www.ecareer.ne.jp/ |
【女の転職type】正社員として長く事務職で働きたい女性におすすめ
- 女性が使いやすい転職サイト
- 事務系求人が多い
- 事務職向け転職ノウハウ・実例が充実
女の転職typeは、事務職の転職を考えている女性におすすめの転職サイトです。
「家庭・育児と仕事を両立しやすい」「リモートワーク可能」「土日休み」など、女性が希望する条件の求人が多いからですね。
求人ごとに「女性管理職が在職しているか」「残業の多さ」「産休取得事例の有無」などがわかりやすく示されているのもポイントです。
そのため「家庭や育児と両立しながら働きたい」「将来、結婚・出産などのライフイベントを経ても働き続けたい」と考えている女性にはとくにおすすめです。
また、掲載している事務職の種類も多く、「英文事務」「特許事務」「国際事務」といった求人も豊富です。
事務未経験の人から事務系総合職まで、幅広い女性のキャリアに対応した転職サイトなので、女性で事務職転職を希望する人はぜひ活用してください。
働き方 | 正社員、契約社員、紹介予定派遣・派遣、アルバイト・パート、業務委託、その他 |
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取扱業界 | 総合、流通、サービス、飲食、ファッション、ジュエリー、化粧品、ヘアケア、消費財、美容、エステ、教育、医療・福祉、マスコミ・印刷、企業サービス、情報サービス、人材サービス、金融、住宅・不動産、建築・土木、コンサルティング、シンクタンク、IT、通信、インターネット、電気・電子、機械、化学、素材、医薬品、バイオ、食品、官公庁、公共サービス、その他 |
取扱事務職の種類 | 経営企画、事業企画、事業開発、経理、会計、財務、総務、人事、労務、採用、法務、知財、特許、秘書、受付、一般事務、営業事務、営業アシスタント、貿易事務、国際事務、英文事務、法律事務、特許事務、金融事務、銀行事務、会計事務、生産管理、在庫管理、品質管理、品質保証、その他事務関連職 |
求人対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
公式サイト | https://woman-type.jp/ |
【ハタラクティブ】未経験から事務職に転職したい20代におすすめ
- 20代・未経験者向け転職エージェント
- 応募書類の添削や面接対策に強い
- LINEで気軽に事務職転職の相談にのってくれる
ハタラクティブは、未経験から事務職にチャレンジしたい若手におすすめの転職エージェントです。
なぜなら、20代&未経験者の転職支援に特化しており、「未経験の若手を採用したい企業」の求人を多く扱っているからですね。
「書類通過率96%以上(※)」「内定率80%以上(※)」なので、自己流の転職活動では内定をもらえなかったという人にとっても、心強い味方になってくれるでしょう。
また若手向けのサービスでありながら、利用者の多くが大手企業に転職しているのも魅力。
利用中はキャリアアドバイザーとLINEで連絡が取れるので、気軽に相談したり、疑問点を解決しやすいのもいいですね。
転職活動の経験がない20代若手で、事務職転職を目指したい人は、ハタラクティブに相談してみるといいでしょう。
※2022年2月〜2022年4月時点の面接実施した求職者のうち、内定が出た求職者の割合。
働き方 | 正社員、契約社員 |
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取扱業界 | サービス業、不動産・建設業、IT・通信業、流通・小売業、メーカー/製造業、教育、その他 |
取扱事務職の種類 | 一般事務、アシスタンス・コーディネーター、業務管理部事務職、カスタマーサポート、サポートスタッフ、テレマーケティング・オペレーションスタッフ、営業事務、営業アシスタント、コールセンター、英語事務職、訪問コーディネーター、貿易・経理事務職、エンジニアサポート(事務)、ITサポート事務など |
求人対応エリア | 全国 |
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
公式サイト | https://hataractive.jp/ |
【アイデムエージェント】豊富な案件から自分にぴったりの求人を紹介してほしい人におすすめ
- 「ポジションサーチ型」の転職支援を実施
- アイデムグループならではのネットワークあり
- 多種多様な事務職求人を保有している
転職エージェントを利用したときに、進んで行きたい企業ではないが応募をすすめられた経験がある人もいるのではないでしょうか。
求人への応募をゴリ押しされたり、内定受諾を猛プッシュされたくない人は、アイデムエージェントがおすすめです。
アイデムエージェントでは、転職を希望する人の経歴をベースに、求人企業を開拓する「ポジションサーチ型」というサービスを提供しているからですね。
求職者に合った潜在的な求人も探してもらえるので、現在募集が出ている求人の中から希望に合わない求人を無理矢理紹介されることもありません。
また、アイデムエージェントの運営元であるアイデムは、長く求人広告事業に携わってきており、これまでに25万社以上(※)の企業と取引実績があります。
保有している事務職求人も幅広く、多種多様な業種に、大手企業から地元の中小企業まで企業規模もさまざまです。
事務職や管理部門を得意としているキャリアアドバイザーも在籍しているので、内定までマンツーマンで転職をサポートしてもらえるでしょう。
保有求人の多くは関東や関西中心ですが、全国各地の求人も保有しており、地方在住者のサポートも行っています。
アイデムグループならではのネットワークや情報量を活かした、転職支援を受けたい人は、ぜひ活用してください。
※「アイデムエージェント」公式サイトより(2024年7月時点)
働き方 | 正社員、契約社員 |
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取扱業界 | 医療・福祉・介護・教育、メーカー(食料品・化粧品・機械)、人材ビジネス、コールセンター、商社など |
取扱事務職の種類 | 事務、企画、管理系 / 人事・総務・労務、秘書・受付・アシスタント、 一般事務・営業事務、技術系(電気、電子、機械) / 品質保証、品質管理、生産・製造管理、営業、販売系 / スーパーバイザー |
求人対応エリア | 全国+海外 |
運営会社 | 株式会社アイデム |
公式サイト | https://smartagent.jp/ |
【とらばーゆ】未経験から事務職転職を目指したい女性におすすめ
- 女性向け転職サイト
- 女性の働きやすい企業が多い
- 全国エリアの事務職求人を探せる
1980年に日本で初めて女性のための転職情報誌として創刊された「とらばーゆ」。
未経験から事務職転職を目指している女性には、とらばーゆがおすすめです。
現在も「女性のための求人・転職サイト」として転職意欲の高い女性から支持されており、女性の採用に積極的な企業のさまざまな求人が集まっています。
求人を掲載している企業は、「未経験者」や「働くママ」への理解も深く、女性が働きやすい職場環境や働き方への配慮もあります。
正社員だけでなく、パート・アルバイトの事務職求人もあるので、いきなり正社員事務に抵抗のある人や、「子どもが小さいうちは扶養内で経験を積みたい」と考える人にもおすすめです。
「子育てママ在籍中」「残業10時間以下」など、女性に人気の条件を選んで絞り込み検索ができるので、まずは求人検索で希望に合う事務職求人があるかチェックしてみてください。
とらばーゆは全国エリアの求人を掲載しているので、地方での事務職探しにも使えます。
ただし、求人数は多いとは言えないので、他の転職サイトやエージェントと併用するといいでしょう。
働き方 | 正社員、契約社員、アルバイト・パート、派遣社員 |
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取扱業界 | 幅広くカバー |
取扱事務職の種類 | 一般事務、受付、営業事務、経理・財務・会計、総務・法務、秘書、貿易・英文・国際事務、マーケティング・企画・調査・販売促進、広報・宣伝、人事、生産・在庫・商品管理、手配・管理業務、コールセンター・スーパーバイザー、通訳・翻訳、特許事務・法律事務、データ入力・OAオペレーター、その他オフィス系ワーク、その他オペレーター、ユーザーサポート・カスタマーサポート |
求人対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
公式サイト | https://toranet.jp/ |
【リクルートエージェント】非公開求人を紹介してもらいたい人におすすめ
- 多彩な事務職求人を保有
- 非公開求人が豊富
- 転職支援が充実している
とにかく多くの求人を紹介してほしいなら、リクルートエージェントを活用してみてはいかがでしょうか。
人材サービスを提供するリクルートグループの一員であるリクルートエージェントは、さまざまな業界とのパイプがあり、常時たくさんの求人を保有しています。
一般的な転職サイトに掲載されない「非公開求人」の数も多いため、自分では見つけられない求人を紹介してもらえる可能性も大きいです。
とくに事務職は人気のある職種でもあるので、要件を満たしている人に声がかかる非公開求人を紹介してもらえれば、内定獲得も期待できるでしょう。
またリクルートエージェントは、「経営企画事務・事業企画事務」「マーケティング事務」といった事務職求人も充実しています。
転職支援は3ヶ月を目安に行われるので、できるだけ早く希望に沿った転職を叶えたいという人は、ぜひ登録して相談してみてください。
働き方 | 正社員、契約社員 |
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取扱業界 | IT・通信、Web・インターネット、機械・電気、化学・素材、商社、物流・運輸、小売・卸売・サービス、旅行・エンタメ、マスコミ・広告、人材、コンサルティング、金融・保険、不動産・建設、医療・医薬、インフラ・官公庁・その他 |
取扱事務職の種類 | 営業事務・営業アシスタント・一般事務、経営企画事務・事業企画事務、マーケティング事務、経理事務、法務事務、特許事務、総務事務・庶務、人事事務・人事アシスタント、医療事務・レセプト業務、不動産事務、学校事務・大学事務、秘書、受付、データ入力 |
求人対応エリア | 全国、海外 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
事務職に強いおすすめの転職サイト&エージェント10社を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
それぞれに強みや特徴があり、候補先を絞りきれずに迷ってしまう人もいるかもしれません。
もし、まだどのサービスを利用すべきか迷っているなら、希望条件別におすすめの転職サイト&エージェントを厳選ピックアップしてみたので、次の章もあわせて参考にしてみてください。
事務職におすすめ転職サイト&エージェントを希望条件別にチェックする
続いて「年代別」や「未経験者向け」など、6つの条件別におすすめの転職サイト&エージェントをチェックできるようにまとめてみました。
該当する条件から、よりあなたにマッチする転職サイトや転職エージェントを見つけましょう。
1.20代の事務職希望者向けおすすめ転職サイト&エージェント3選
20代で事務職転職を目指す人は、『マイナビAGENT』『ハタラクティブ』『はたらいく』を押さえておくといいでしょう。
上記3社は、20代若手向けの事務職求人が充実しているからですね。
マイナビAGENTは20代の転職支援に強みをもっており、非公開求人や独占求人を紹介してもらえることも。
サポート力も高いので、初めて転職する第二新卒者にもおすすめです。
20代の転職支援に特化したハタラクティブは、短期間での転職成功を強みにもっています。
最短2週間で内定が出ることもあるので、早く転職したい人は相談してみてください。
はたらいくは、幅広い年代の求人を掲載している転職サイトで、20代の事務職転職にも使えます。
ただし、事務職の求人数は多いとは言えないので、常時チェックしていい求人があれば応募するようにしましょう。
事務職の非公開求人&独占求人を保有。
【公式】https://mynavi-agent.jp/
20代の転職支援に特化。スピーディーな転職が叶う。
【公式】https://hataractive.jp/
事務職求人に直接応募ができる。
【公式】https://www.hatalike.jp/
2.30代の事務職希望者向けおすすめ転職サイト&エージェント2選
すでに事務職経験があり、スキルを積んでいる人も多い30代。
30代で事務職転職を目指す人は、『doda』『リクルートエージェント』を活用するといいでしょう。
上記2社は、経験を活かせる事務職求人が豊富で、キャリアプランについて相談しながら、転職をサポートしてもらえます。
転職サイト&エージェントとして使えるdodaは、求人検索機能に「社会人経験10年以上歓迎」のチェック項目があります。
社会人経験豊富な30代向け事務職求人も見つかるので、ぜひチェックしてみてください。
リクルートエージェントは、幅広い業種の事務職求人を保有しており、「経営企画事務」「不動産事務」「特許事務」など専門性の高い事務職の紹介にも対応しています。
非公開求人が豊富なのも特徴で、年収アップ転職を目指したい30代には、好条件の求人紹介も期待できるでしょう。
事務経験必須の案件が中心なので、事務職経験者でキャリアアップを目指したい人におすすめです。
直接応募可。転職支援も受けられる。
【公式】https://doda.jp/
これまでの経験を活かせる幅広い事務職求人あり。
【公式】https://www.r-agent.com/
3.40代・50代の事務職希望者向けおすすめ転職サイト&エージェント2選
40代~50代で事務職転職を希望する人は、『ミドルの転職』『FROM40』の2社をチェックしてみてはいかがでしょうか。
今回の10選で紹介はしていませんが、ミドル世代の転職に特化した「ミドルの転職」や「FROM40」も押さえておくといいでしょう。
ミドルの転職はハイクラス向け転職エージェントではあるものの、事務職求人も豊富に扱っています。
専門的な実務経験を求められる求人が中心なので、担当者に相談しながら転職活動を進めてみてください。
「経験は浅いけれど事務職を目指したい」という40代・50代は、FROM40をおすすめします。
「40代以上応援」や「研修あり」の事務職求人があり、スカウトサービスを利用すれば、自分では見つけられない求人に出会える可能性もあるでしょう。
登録者の平均年齢45歳。経験者向け事務職求人あり。
【公式】https://mid-tenshoku.com/
スカウトサービスあり。経験が浅くても事務職に挑戦可。
【公式】https://www.from-40.jp/
4.未経験から事務職を目指す人向けおすすめ転職サイト&エージェント3選
未経験から事務職に転職したい人は、『リクルートエージェント』『とらばーゆ』『イーキャリア』を活用するといいでしょう。
3社いずれも「未経験でも可」「未経験OK」「職種未経験歓迎」といった求人を掲載。
リクルートエージェントは上記3社の中でも、未経験可の事務職求人が、非公開求人もあわせると圧倒的に多いです。
転職支援も受けられるので、一人だと事務職に就ける自信がないという人はぜひ利用してください。
全国各地の求人をチェックできるとらばーゆは、事務職求人にも強く、経験・年齢に関係なく活躍できる職場が見つかります。
直接応募ができる転職サイトのイーキャリアは、詳細な条件で求人検索できる特徴があります。
未経験者向け事務職求人も多く、正社員経験のない人にも向いているので、一度求人を検索してみてください。
取引企業多数。未経験事務職の求人が豊富。
【公式】https://www.r-agent.com/
未経験者でも活躍できる事務職求人あり。
【公式】https://toranet.jp/
正社員経験のない人も事務職を目指せる。
【公式】https://www.ecareer.ne.jp/
5.女性の事務職希望者向けおすすめ転職サイト&エージェント2選
女性に人気の高い事務職は、『女の転職type』や『とらばーゆ』を使って探してみるのもおすすめです。
両方とも女性に特化した転職サイトで、女性が働きやすい職場環境や勤務時間などの募集が見つかりやすいからですね。
女の転職typeは、「正社員で長く働きたい」という女性をターゲットとした転職サイトで、正社員事務職の求人が豊富です。
たとえば、「リモートワークOK」や「転勤なし」など、ライフワークバランスを重視した転職実現も可能でしょう。
メインユーザーは97%が女性で、20代~40代以上と幅広い年代に利用されているとらばーゆも、女性向けの事務職求人が多い転職サイトです。(参照:2019年4月~2019年9月「とらばーゆ」全応募者データ)
「産休・育休取得実績あり」や「18時までに退社できる」などの求人もあるので、子育てママにも利用しやすいでしょう。
正社員で長く働ける事務職求人を探せる。
【公式】https://woman-type.jp/
子育てママ向けの事務職求人に強い。
【公式】https://toranet.jp/
6.医療事務の転職を希望する人におすすめ転職サイト&エージェント3選
事務職の中でもオフィスではなく、病院やクリニックに勤務する医療事務。
医療事務の転職を目指す人は、『リクルートエージェント』『doda』『アイデムエージェント』を押さえておくといいでしょう。
上記3社は医療業界との取引もある転職エージェントで、医療事務の転職支援実績もあります。
好待遇の条件で働ける職場に転職したいと考えている人は、レセプト経験者向けの求人が多いリクルートエージェントを活用するといいでしょう。
キャリアアドバイザーのサポート力も高く、保有求人数が多いので選択肢も豊富です。
メディカル業界専任のキャリアアドバイザーが在籍しているdodaは、医療法人との取引もあるため、医療事務求人も充実しています。
未経験者歓迎の求人もあるので、医療業界が初めての人も興味があるなら、ぜひdodaでトライしてみてください。
アイデムエージェントは、医療事務の転職支援を得意としているキャリアアドバイザーが在籍しています。
専門性の高いキャリアアドバイザーに相談しながら転職を目指したい人は押さえておくといいでしょう。
医療業界とも太いパイプあり。
【公式】https://www.r-agent.com/
未経験者向けの医療事務求人も探せる。
【公式】https://doda.jp/
医療事務の転職支援に得意なキャリアアドバイザー在籍。
【公式】https://smartagent.jp/
【希望勤務地でチェック】事務職におすすめ転職サイト&エージェントを都道府県から探す
- 地元で事務職を見つけたい
- 東京や大阪など都市部のオフィスで働いてみたい
など、希望勤務地の優先順位が高い人は、都道府県別に事務職におすすめの転職サイト&エージェントを探してみてください。
希望の勤務地に対応している転職サイト&エージェントを利用することで、効率的に事務職の転職活動を進められます。
当サイトでは、勤務地から事務職におすすめ転職サイト&エージェントのチェックツールを用意しました。
事務職転職を希望する都道府県にチェックを入れて「検索する」ボタンを押すだけで、条件にマッチした転職サイト&エージェントを確認できるので、ぜひ試してみてください。
事務職探しに転職エージェントを活用するメリット5つ
事務の仕事を探す際に転職エージェントを活用するメリットは、以下の5つです。
転職エージェントを活用することで、転職を有利に進めることが可能になりますよ。
1.一般には出回らない事務職の非公開求人を紹介してもらえる
事務職に強い転職エージェントを利用すると、一般には出回らない事務職の非公開求人を紹介してもらえるメリットがあります。
企業の中には、転職サイトや自社のホームページなどには求人情報を掲載せず、非公開で採用活動を行うことも。
理由は以下の通りです。
- 事務職は大変人気のある職種で応募が殺到するため採用活動の手間を省きたい。
- 特定の事務スキルや経験がある人を採用したい。
- 企業の重要な情報漏洩を防ぐため。
- 急な欠員で採用を急いでいる。
非公開求人には、次のようなものがあります。
【社名】非公開
【業務内容】一般事務(問い合わせ対応、書類作成、データ入力など)
【勤務地】東京都
【給与】月給23万円~
例②
【社名】非公開
【業務内容】CAD事務全般
【勤務地】全国10か所以上に拠点あり
【給与】月給19万円~
【応募資格】業界未経験者歓迎
とくに事務職は老若男女問わず人気のある職種のひとつなので、企業としても効率的に採用活動を行いたいわけですね。
大手企業や有名企業ともなると、さらに応募者が殺到するため、非公開求人で募集する傾向にあります。
また、新規事業や競合他社には知られたくないプロジェクトに向けて、新たに事務職を雇いたいときなども、求人を非公開にして慎重に採用活動を行います。
好待遇ややりがいのある求人だったり、スピーディーに仕事が決まる求人も探せるので、非公開求人を紹介してもらうためにも転職エージェントの活用はおすすめです。
2.競争率の高い事務職でも転職成功率がアップする
競争率の高い事務職ですが、転職成功率がアップするのも転職エージェントを使うメリットのひとつです。
転職のプロが、内定獲得のための転職活動を徹底サポートしてくれるからですね。
具体的な転職活動のサポートは以下のとおりです。
- 自己理解を深めるキャリアカウンセリング
- 希望や適性に合った求人紹介
- 企業や業界、転職市場の情報提供
- 応募書類の添削
- 面接対策の実施
- 条件面の交渉
- 悩みや不安など都度相談にのってくれる
自分ではうまく対応できないことも、転職エージェントがすべて代行してくれます。
とくに一人で転職活動を行う場合と比べて、応募書類や面接の質疑応答のクオリティは段違いに良くなるので、ぜひサポートをお願いしてみてください。
例えば、人気のある事務職だからこそ、職務経歴書で少しでもアピールしたいところ。
次のようなスキルがあると、アピールポイントになります。
- MOSや簿記など事務職に関連する資格を持っている
- 来客や電話対応ができるビジネスマナーが身に付いている
- 仕事を円滑進められるようなコミュニケーション能力がある
転職エージェントを利用すれば、あなたのアピールポイントを見極め、選考の通りやすい応募書類が作成できるようにサポートしてくれます。
また、「事務職なら業種は問わない」場合、応募する企業が属する業界についての情報も、転職エージェントがフレッシュで正しい情報提供をしてくれるので、理解も深めやすいでしょう。
3.職場の雰囲気や仕事内容を詳しく教えてもらえる
職場の雰囲気や仕事内容の詳細を教えてもらえるのも転職エージェントを利用するメリットです。
希望する企業の詳細な情報が入手できれば、対策が練りやすく、ミスマッチも生じにくくなるからですね。
転職エージェントでは、各企業の人事担当者と直接コミュニケーションを取っており、求人票にはない情報も提供してくれます。
そのため、自分で仕事探しをするよりも情報量に差がつくでしょう。
具体的には、転職エージェントから以下のような情報を提供してもらえます。
- 企業風土
- 職場環境
- 詳細な仕事内容や待遇
- 企業の採用計画
- 企業が必要としている人材像など
事務職といっても、「来客対応が多い」「外線電話の取次ぎが多い」「書類作成が多い」など、業務内容は職場や部署によって違ってきます。
「事務職」というだけでなく、具体的な仕事内容を聞いておくと紹介された求人が自分に合うかも判断しやすく、入社後「イメージと違った」「仕事が合わない」などの理由ですぐ退職してしまうリスクも回避できるでしょう。
4.事務職のキャリアプランの立て方やキャリアアドバイスをもらえる
転職エージェントを利用すると、事務職のキャリアプランの立て方やキャリアアドバイスもしてもらえます。
キャリアアドバイザーが、事務職としてのスキルや経験などを考慮した上で、転職のプロ視点からのキャリアプランが提案可能です。
たとえば、簿記2級の資格取得後に一般事務から経理事務へ転職し、財務・会計の専門性を高めたうえで、得意な英語を活かして外資系企業で英文経理として働くなどですね。
また、キャリアプランを立てるために必要な自己分析の支援を行ってくれることも。
登録後の面談時に、「事務職は適職なのか」「事務職を続けていくべきか」といった相談も可能ですし、キャリアの棚卸しや方向性なども整理できます。
自分が事務職としてどのような道に進みたいのか分からない人や、転職を迷っている人はぜひ相談してくださいね。
dodaには「転職タイプ診断」、リクルートエージェントには「適職診断セミナー」があります。
どちらも無料で受けられるので、相談前に利用してみるのもおすすめです。
5.事務職から他の職種を目指せる
事務職に強い転職エージェントなら、事務以外の職種を目指すことも可能です。
なぜなら、事務職だけでなく幅広い職種の求人を取り扱っていることが多いからですね。
いろんな業種の企業で必要な事務職の求人数は、さまざまな企業と取引がある総合型の転職エージェントほど多い傾向に。
今回10選で紹介している転職エージェントも、幅広い業種・職種の求人を保有している「マイナビAGENT」「doda」「リクルートエージェント」といった大手がいくつか挙げられています。
適性に合った仕事が事務職以外の職種だった場合でも、いろんな職種の求人を扱っている転職エージェントなら、別の職種の求人をすみやかに紹介してもらえるメリットがあります。
事務職の経験が活かせる職種をいくつか紹介します。
- 営業職:営業事務の経験があると営業の動きを知っており、考え方や行動パターンが身に付きやすい
- ITエンジニア:基本的なPCスキルがあるため、ITエンジニアの仕事に興味があれば目指しやすい
- 接客業:電話・接客の対応の経験が接客業に活かせることが多い
事務職探しに転職エージェントを活用するデメリット3つ
事務職探しに転職エージェントを活用するにあたっては、以下のようなデメリットもあります。
ただし、デメリットに関しては解決策もありますので、ワンポイントアドバイスと一緒にチェックしてみてください。
1.状況によっては事務職の求人紹介が難しい場合もある
求人の状況によっては、事務職の求人紹介が難しい場合もあります。
事務職は人気職種のひとつで、令和5年2月の事務的職業の有効求人倍率は「0.54」で、全体の有効求人倍率「1.27」に比べても低いことがわかります。(参照:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和5年2月分)について 参考統計表」より。)
さらに、女の転職typeの公式サイトに掲載されている「働く女のワーク&マガジン Woman type 」では、働く女性1145人に転職についてアンケート。
事務・経理・人事系で働いている人の49.9%が転職するなら同じ職種がいいと回答しています。
一方で、他の職種で働いている人に行った「次に転職するなら何の職種がいいか」という質問には、50.9%の人が「事務・経理・人事系」がいいと回答しています。
アンケートの結果からも事務職の人気は高いことがわかりますよね。
転職エージェントを利用して事務職転職を目指す人は他にもたくさんいるため、タイミングによっては紹介可能な求人がないことも。
また「未経験可」の求人であっても、内定の可能性が高い人を優先的にサポートするのが転職エージェントです。
即戦力となる経験者が登録していれば、スキルが浅い人や未経験者にはなかなか求人が回ってこないことも考えられます。
さらに、事務職の中でも一般事務などは専門性を求められないため、派遣やパートの求人が多い傾向にあることも理解しておくといいでしょう。
未経験者や経験の浅い人は、転職エージェントと併せて派遣会社に登録しておくのもおすすめです。
派遣社員なら正社員の求人を扱う転職エージェントよりも、「未経験歓迎」の求人案件が見つかりやすく、面接などもないためハードルも低いでしょう。
派遣で経験を積んでから転職を目指すという方法も可能です。
また、正社員や直接雇用を希望する人は、「紹介予定派遣」という働き方も選択肢のひとつです。
事務職の派遣社員については、『派遣事務におすすめの派遣会社ランキング【12選】事務の種類別でも比較』の記事が参考になるのでチェックしてみてください。
2.事務職専任のキャリアアドバイザーがいるとは限らない
転職エージェントの中には、事務職専任のキャリアアドバイザーが不在なこともあります。
事務職は他の職種に比べると専門性は高くなく、また転職エージェントでは需要が少ないため、専任キャリアアドバイザーを置かないところも。
一般事務の主な仕事を見てみましょう。
- 電話対応
- 来客対応
- データ入力
- ファイリング
- 文書作成
- メール処理
ビジネスマナーと社会に出るうえで必要なスキルがあれば、特別難しい知識やスキルが必要になることは多くありません。
もちろん転職エージェントは、希望する職種や経歴に合ったキャリアアドバイザーを担当につけてくれます。
ただ、事務職専任ではないため「あまり事務職のことをわかってもらえていない」と感じることもあるかもしれません。
事務職転職で転職エージェントを使う場合は、「事務職専任」のキャリアアドバイザーがつかない場合もあることを理解しておきましょう。
事務職転職に精通した担当者について欲しい人は、管理部門や事務職を得意領域としているキャリアアドバイザーが在籍しているか、確かめておくといいでしょう。
今回10選で紹介している転職エージェントには、上記に該当するキャリアアドバイザーが在籍しています。
転職エージェント | 専任・得意領域 |
---|---|
マイナビAGENT | 管理部門専任 |
doda | 企画・管理部門 |
アイデムエージェント | 事務、医療事務 |
リクルートエージェント | オフィスワーク事務職、経理・人事・法務・知財・総務など管理部門全般 |
事務職に詳しいキャリアアドバイザーの転職支援を受けたい人は、上記4社の中から選んでみてはいかがでしょうか。
3.自分のペースで転職活動を進められない
転職エージェントを使うと自分のペースで転職活動を進められないデメリットがあります。
なぜなら、求人への応募はすべてキャリアアドバイザーを通して行う必要があるためですね。
たとえば、様々な種類の事務職求人に応募したいと考えていても、紹介された求人にしか応募ができません。
そのため紹介可能な求人がなければ、転職活動がスムーズに進まないケースもあります。
シビアな話となりますが、「パソコンが使えない」「地道な作業が苦手」など、事務職の市場価値があまり高くない人材は求人紹介のペースもゆっくりになりがちです。
反対に1社ずつ吟味しながら応募したいと思っているのに、次々と新しい事務職の求人を紹介されることもあります。
転職を急かされているような気分になったり、焦りから転職先の企業を決めてしまいそうになります。
転職エージェントは、キャリアアドバイザーと二人三脚で転職活動を進めますが、自分が主体となり転職活動を進めていかなければいけないことはは常に意識しておきましょう。
どのようなペースで転職活動を進めたいか、面談時に伝えておくことをおすすめします。
優秀なキャリアアドバイザーは、求職者のペースに合わせて転職活動を一緒に進めてくれるからですね。
- 「早く転職したいから、希望に合う求人があったらどんどん紹介して欲しい」
- 「転職を急いでいないので、希望に合う求人があれば検討したい」
など、具体的に伝えておくといいでしょう。
ただハイペースで転職活動を進めたくても、スキルや求人状況で難しい場合、自分のペースには合わせてもらえません。
転職エージェント以外にも、「転職サイト」「求人誌」「ハローワーク」などを併用し、応募の可能性を広げてみてはいかがでしょうか。
また、キャリアアドバイザーの中には自身の成果を出したい焦りから、あなたの興味のない求人や断りたい内定企業をおすすめされることもあります。
あなたの不満を伝えても改善しない場合、ほとんどの転職エージェントサービスでは担当者の変更が可能なので、交代してほしいことを各窓口に伝えていきましょう。
事務職探しにおすすめの転職サイト&エージェントの選び方を知ろう
事務職探しにおすすめの転職サイト&エージェントを選ぶ際のポイントについて解説していきます。
合わせて、転職サイトやエージェントの効果的な活用方法も紹介します。
順に解説しているので参考にしてください。
事務職の求人が多い転職サイト&エージェントを選ぶ
まずは事務職の求人が多い転職サイト&エージェントを選びましょう。
希望に合った求人が見つかりやすいのと、事務職は競争率が高いため、選考に通過しなかった場合でも、すぐに次の求人へ応募できるからですね。
さらに転職サイト&エージェントに公開されている求人だけでなく、スカウトや非公開求人の有無についても確認しておくといいでしょう。
スカウト機能があれば、企業の人事担当者から直接メッセージが届くこともありますし、人気の事務職の場合、非公開で採用活動を進める企業も。
また事務職と一口に言っても、いろんな種類があります。
自分の希望する事務職求人が多いかをチェックするようにしてくださいね。
当記事で紹介している転職サイト&エージェントの公開求人数が多い3社は次の通りです。
転職エージェント名 | 公開求人数(件) |
---|---|
リクルートエージェント | 16,835 |
doda | 9,489 |
マイナビAGENT | 1,686 |
※調査日2024年11月11日
事務職の転職支援実績を確認する
転職エージェントの登録前に、事務職の転職支援実績を必ず確認しておきましょう。
いくら求人が豊富でも、転職支援実績が乏しければ、転職を成功させることは難しい可能性があります。
事務職に特化した転職エージェントなら問題ありませんが、いろんな求人を扱っている場合、事務職求人の紹介は可能でも、内定を勝ち取るためのノウハウを持っていない場合もあります。
とくに専門性の高い事務職の場合、応募書類の書き方アドバイスや面接対策、転職市場の情報などの有無が合否を左右することも。
実績の確認は公式サイト上にある、以下の内容をチェックしてみるといいでしょう。
- 事務職のサポート対応が可能なキャリアアドバイザーの在籍有無
- 転職成功事例で事務職の経験談があるか
- 職種別に公表している転職支援実績に事務職が入っているかなど
マイナビAGENTは職種ごとの「転職成功事例」が、ハタラクティブは学歴・年齢・経歴から検索して「みんなの就職エピソード」が見られるので、事務職の転職経験談を探してみてください。
複数の転職サイト&エージェントに登録して事務職の転職を目指す
事務職の転職活動は、複数の転職サイト&エージェントに登録するのがおすすめです。
1社だけに絞って登録しても、満足できる数のオファーが届かなかったり、求人紹介をしてもらえない可能性があります。
転職サイト&エージェントごとに特徴があり、それぞれの強みがあるサポートを併用すれば、転職成功率もアップするでしょう。
たとえば、転職サイトから直接応募したりスカウトを受け取ったりしながら、転職エージェントには市場に出回らない非公開求人を紹介してもらうという使い方ですね。
もちろん転職サイトと転職エージェントでは特徴が異なり、合う・合わないもあるので、どちらかだけ複数登録するのもアリです。
また、転職エージェントの複数登録は、担当者を比較できるメリットもあります。
いろんなタイプや実績をもつキャリアアドバイザーがいるので、相性の合う担当者を探してみてください。
『リクルートエージェント』×『doda』 |
【今まで条件に合う求人が見つからなかった人におすすめ】 今まで条件に合う求人が見つからなかった人は、「リクルートエージェント」「doda」の複数登録がおすすめです。 両サービスとも事務職の求人数が豊富で、非公開求人も多数扱っています。 |
---|---|
『とらばーゆ』×『リクルートエージェント』 |
【異職種から事務職を目指している人におすすめ】 異職種から事務職を目指している人は、「ミラキャリ」「リクルートエージェント」の複数登録がおすすめです。 事務職未経験者向けの転職サポートが可能で、扱っている職種も多いのでキャリアチェンジもスムーズに進みます。 |
『はたらいく』×『アイデムエージェント』 |
【地方で事務職を探している人におすすめ】 地方で事務職を探している人は、「はたらいく」「アイデムエージェント」の複数登録がおすすめです。 地方の事務職求人を扱っており、地方在住者のサポートにも対応しています。 |
事務職の希望条件をはじめから絞り込みすぎない
はじめから事務職の希望条件を絞りすぎないこともポイントです。
なぜなら、希望に合う求人がヒットしなかったり、スカウトが届かなかったりする可能性があるからですね。
一例として、事務職の求人数が多く、さまざまな条件を選択して求人検索ができる「doda」で求人検索をしてみました。
- dodaの事務職求人:9,489件
- 勤務地を「東京」に選択:4,478件
- さらに「職種未経験歓迎」を選択:1,295件
- さらに「上場企業」を選択:187件
※調査日2024年11月11日
上記を見れば、条件が増えるごとに求人数が減っていくのが一目瞭然ですよね。
有効求人倍率が低い事務職は応募にたどり着くまでも大変で、さらに書類選考もハードルが高いため、選択できる求人数が多くなければ転職活動も進みません。
事務職の場合、「相場より高い給与」「大手企業」「リモートワーク可能」といった人気の好条件がそろった求人は出てきにくく、募集があったとしても非公開求人や求められる条件が厳しい可能性も。
また、スキルや実力が伴わない希望条件や、理想が高すぎる設定をするのもおすすめできません。
転職エージェントからの求人紹介が受けられず、採用をもらえない求人に応募し続けることになりかねないからです。
多少の妥協をすることで、比較検討できる事務職求人も増えるでしょう。
転職エージェントを使えば条件交渉にも対応してもらえるので、妥協した条件は、タイミングを見計らって交渉をお願いしてみるというのもアリではないでしょうか。
専門性の高いスキルがある事務職経験者はスカウト機能も活用する
専門性の高いスキルがある事務職経験者は、スカウト機能も活用するといいでしょう。
高度な専門知識をもった事務職人材は多くないため、企業がスカウトで人材を探すケースもあります。
たとえば、「経理・財務」「法務」「人事・労務」「貿易・国際事務」「パラリーガル」などが挙げられます。
市場価値の高い人材であれば、登録しているプロフィールを見た企業の人事担当者や転職エージェントから、直接連絡が届くことも期待できるのではないでしょうか。
一方、特別な知識や経験を必要としない一般事務などは、スカウトを行わなくても応募が殺到するため、企業がスカウトで人材を探す可能性は低いと思っておいて良いでしょう。
下記の転職サイト&エージェントにはスカウト機能があります。
高いスキルがありスカウトを待ちたい人は利用してみるのもいいでしょう。
【事務職希望者向け】転職エージェント利用時のステップガイド
この章では、事務職におすすめの転職エージェントを利用する際の流れについて解説していきます。
初めて転職エージェントを利用する人は、登録から入社までの流れをチェックしておきましょう。
※転職サイトを利用する際の流れについては、各転職サイトの利用方法などを確認してください。
まずは公式サイトの申し込みフォームから登録を行いましょう。
SNSのアカウントを使って登録できる転職エージェントもあります。
「プロフィール」「希望条件」「職歴」など、簡単な内容を項目に沿って入力していきます。
申し込み後、メールまたは電話で面談の案内連絡が入るので、面談日を決めましょう。
申し込みは気軽にできますが、入力内容に間違いがないように注意してください。
また、記載内容が紹介内容や求人数に影響してきますので、できるだけこれまでの職歴内容を詳細に記載していただけると尚良いでしょう。
予約した日時に、キャリアアドバイザーと面談を行います。
面談では、キャリアアドバイザーが今までの経歴や希望条件などをヒアリング。
キャリアプランの設計や転職活動のプランなどを提案してくれます。
転職に関する不安や悩みも聞いてくれるので、話したいことは面談で正直に伝えるといいでしょう。
転職エージェントによっては、「対面」「オンライン」「電話」でのカウンセリングに対応している場合もあるので、自分にあった方法を選んでください。
また、働きながら転職活動をする人のために、夜間や土日の面談に対応している転職エージェントもあるので、対応日時については問い合わせてみてください。
面談内容をもとに、キャリアアドバイザーが求職者の希望や適性に合った求人を紹介してくれます。
求人の詳細な情報はもちろん、人員構成や職場の雰囲気についても教えてもらえるので、気になる点があれば質問してください。
希望に合わない求人が紹介された際は断っても問題ありません。
紹介してもらった求人に、希望と合うものがあれば、担当キャリアアドバイザーを通じて応募しましょう。
転職エージェントから紹介された求人には、直接応募することはできません。
担当者が応募手続きから書類選考合否の連絡、面接日の設定などを行ってくれます。
また、履歴書や職務経歴書の添削や、志望動機の書き方アドバイスなどもしてくれるので、不安な人はサポートを活用しましょう。
また、企業によっては筆記試験のあるところも。
試験の実施方法や必要な対策なども確認しておくようにしてください。
書類選考に通過したら企業との面接に進みます。
転職エージェントを利用すれば、面接対策もしてもらえます。
アドバイスや模擬面接を受けるようにし、十分に準備した上で面接に臨みましょう。
条件交渉については担当キャリアアドバイザーが代行してくれるので、希望がある場合は面接では伝えず、担当者に話すようにしてください。
内定が出たら入社準備を行います。
入社日の調整をはじめ、条件面で不明な点があれば、担当キャリアアドバイザーに伝えてフォローしてもらいましょう。
また、退職交渉のアドバイスなども行ってくれるので、内定後に困ったことがあればいつでも相談してください。
事務職未経験からの転職なら派遣社員も選択肢に入れよう
事務職未経験で「転職先が見つからない」という方は、「派遣社員」として働くことも検討してみてください。
事務職には「未経験可」の募集もありますが、オフィスワーク自体の経験が全くないと、仕事が見つかりにくいかもしれません。
一方派遣社員は、正社員に比べて採用のハードルが低い傾向にあります。
また大手派遣会社では、派遣社員に対してパソコンスキルやビジネスマナー・語学などの講座や研修を無料で提供しています。
そのため、現時点で未経験の人も、講座や研修を利用することで事務職として働くために必要なスキルを身につけることが可能です。
派遣は「6ヶ月」「1年」など期間を決めて働けるので、派遣社員として事務職の経験を積んだうえで、改めて正社員を目指して転職活動するのもおすすめですよ。
転職エージェントや転職サイトを利用しても「思うように仕事が見つからない…」とお悩みの方は、派遣会社も検討してみてはいかがでしょうか。
【事務職の正社員転職は難しい?】転職事情を経験者210人にアンケート調査
事務職は転職先として人気で、競争率の高い職種として知られています。
そのため「転職で正社員事務職を目指しているが、難しいのでは」と不安になっている人もいるのではないでしょうか。
今回は正社員事務職への転職経験のある210人にアンケートを実施。
「転職で役立ったスキル・資格」や「事務職転職の難易度」について聞きました。
- 調査対象:正社員事務職への転職経験のある方
- 調査期間:2024年8月26日~9月12日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:210人(女性137人/男性73人)
※アンケートの年齢は、すべて転職当時のものとなっています
事務職への転職時の応募社数は2~5社
正社員事務職に転職した際の応募社数を聞いたところ、「2~5社」と答えた人が5割を超えました。
応募1社のみで決まった、もしくは決めた人もいますが、複数社に応募した人が圧倒的に多いとわかります。
事務職は人気のある職種なので、1発で内定をもらえなかった人も多いことでしょう。
また、どうしても行きたい会社がある場合以外は、複数社に応募して面接などで会社や面接官の雰囲気を見る人もいるかもしれません。
事務職への転職活動期間は1ヶ月超3ヶ月以内
事務職に転職した際の「転職活動期間」でもっとも回答数が多かったのは「1ヶ月超3ヶ月以内」でした。
半年以上転職活動をした人も複数いたため、平均値は約3.4ヶ月となりました。
なお応募社数と転職活動期間の長さに強い相関関係はありませんでした。
「1ヶ月で20社に応募」と短期間でたくさん応募した人もいますし、「半年で1社のみに応募」という人もいます。
短期間で転職活動期間を終わらせるために同時並行でたくさんの企業に応募する人もいれば、準備に時間をかけてじっくり転職活動を進める人もいると考えられます。
事務職への転職で役立ったスキルは「OAスキル・PC関連資格」
事務職への転職で役立ったスキルの1位は「OAスキル・PC関連資格(74人)」でした。
事務職ではパソコンを使いますので、OAスキルが有利になったと考えている人が多数。
OAスキルを証明する資格としては、「MOS(Microsoft Office Specialist)が有名です。
2位「経理の実務経験・簿記資格(65人)」も多くの票を集めました。
簿記資格・経理の実務経験は、業界・企業を問わず重宝されます。
また、「資格よりも経験が生きた」と答えた人も少なくありません。
中途採用では即戦力を求める企業も多いため、希望する業界・企業で使える事務関連の実務経験があると評価が高まります。
実務経験があれば、資格がなくても「一通りの知識やスキルはあるだろう」と考えられるからです。
ただ「接客業で経験した電話応対を評価された」「営業経験が評価された」という声も。
事務経験がなくても、前職で身につけたスキルをうまく生かして事務職への転職を成功させた人もいるとわかります。
事務職への転職で重視した条件は「希望の給与・賞与」
事務職に転職する際に重視した条件を聞いたところ、圧倒的1位は「希望の給与・賞与(91人)」でした。
2位「休日数・休みやすさ(55人)」、3位「勤務地・転勤なし(52人)」が続きます。
給与、休日、勤務地などの労働条件を挙げた人が多数。
「希望の業界・職種」もランクインしていますが、6位であり上位と票差もついていることから、「事務だったら業界は問わない」と考えた人も多いと推測されます。
- 給与は20万円以上、賞与は4ヶ月分2回(20歳 男性)
- 給料が手取りで最低30万円以上(30歳 男性)
- 前職よりも少しでも給与が高いこと(34歳 女性)
1位は「希望の給与・賞与」でした。
前職の給与に不満がある場合には、給与は重要なポイントとなります。
具体的な数字でアップ額を考えた人もいれば、前職より少しでも高くなればいいという人もいました。
また転職では一時的に年収が下がってしまうこともあるため、前職より下がらないことを重視した人も。
「給料と休日のバランス」と答えた人もおり、給与額に対する納得感を大切にしている人もいるとわかります。
- 年間休日が120日以上であること。土日休みであること(28歳 女性)
- ワークライフバランスが取れるところ。休みやすいところ(29歳 女性)
- 年間休日が120日以上あること(37歳 男性)
2位は「休日数・休みやすさ」でした。
具体的には「年間休日数120日以上」「土日祝休み」「完全週休二日制」などが挙げられました。
しっかり休みたい、プライベートとのバランスを重視したい、という人が多いとわかります。
事務職であればシフト制でない職場も多いので、「安定して休みたい」「家族と休みを合わせたい」という人も多いと考えられます。
- 勤務地が東京23区内であること(27歳 女性)
- 地元の企業で転勤がないこと(28歳 男性)
- 自宅から近いところで、車通勤ができる(40代 女性)
3位は「勤務地・転勤なし」です。
自宅から近く通勤時間が短かったり、通勤便利な場所にある会社を選んだ人が多くなりました。
勤務地を重視した理由としては、「子育て・介護のため」「地元で働きたかった」などが挙げられています。
- 繁忙期以外は残業がなく、定時で帰れること(23歳 男性)
- 残業が少ないこと(28歳 女性)
- 夜中まで仕事しない(30歳 男性)
「残業の少なさ」が4位でした。
残業が多すぎると心身が疲弊し、体調を崩してしまう人もいます。
また子育て中で保育園や学童のお迎え時間が決まっていると、残業が多い職場では間に合うかどうか不安になります。
そのため残業の有無や時間を気にする人も多くなりました。
残業があることは許容しているものの、「繁忙期だけ」「多すぎないこと」などを挙げた人もいます。
- 福利厚生がしっかりしていること(24歳 女性)
- 社保完備である(26歳 男性)
- 社宅もしくは家賃補助がある(30歳 女性)
5位は「福利厚生の充実度」です。
法定福利と呼ばれる社会保険や子ども・子育て拠出金のほか、家賃補助などを求めた人もいました。
「家賃補助」「社員食堂」「資格取得費用の補助」などの福利厚生が充実していると、従業員個人の持ち出しが少なくなります。
また福利厚生が充実していると社員を大事にしているイメージがあるため、福利厚生の充実度を重視している人も多いと考えられます。
- やりたかった貿易事務であること(23歳 女性)
- 自分のスキルで対応できる仕事内容(25歳 女性)
- 営業や現場のヘルプなど、事務以外の仕事をしなくていいこと(45歳 女性)
「希望の業界・職種」が6位でした。
業界や職種を重視して転職活動した人も多数。
語学力を活かせるなど、自分のスキル・適性を活かせることを条件にした人もいます。
また事務職で募集されていても、実際には「事務半分、接客半分」といった業務内容になるケースもあります。
そのため「事務以外の仕事をしなくていい」など、やりたくないことを避けて転職活動した人もいました。
- 大きな企業の支社・営業所であること(19歳 女性)
- 大手であること(35歳 男性)
「大企業・有名企業である」が7位です。
大手企業には、福利厚生が比較的充実している、給与水準が高いなどのメリットがあります。
「倒産の恐れがない大企業」と答えた人もいて、安定性や信頼性に惹かれている人もいるとわかります。
また似た回答で「業界内の有名企業」と答えた人もいました。
国内・世界シェアが高かったり、競争力の高い商品・ブランドをもっていたりなど、会社としての強みを重視する人もいるとわかります。
事務職の転職が難しいと感じた人は53.8%
最後に、正社員事務職への転職経験のある210人に「事務職への転職は難しかったか」を聞きました。
その結果、「難しかった」「やや難しかった」と答えた人が合わせて53.8%で、半数を超えました。
とくに転職活動期間が6ヶ月を超えた人では、20人中18人が「難しかった」「やや難しかった」と答えています。
「簡単だった」と答えた人の多くは簿記資格・経理の実務経験やOAスキルをもっていました。
一方で同じようなスキルや資格があっても、転職に半年以上かかったり応募社数が多くなったりして、「難しかった」と答えた人もいます。
簿記資格があり、重視条件が「残業少なめのみ」「土日祝休みのみ」など高望みしているとも思えないのに、難しく感じた人も。
上記のことから転職成功においては、資格・スキルの有無だけではなく、「応募先企業が求めているスキルとのマッチ度を高めること」「自分の市場価値を把握すること」が重要だと考えられます。
例えば事務でも経理事務のできる人が欲しいのか、法務事務のできる人が欲しいのかは企業によって違うからです。
また実務経験についても、短すぎると評価されない可能性があります。
ただ「応募先企業が求めているスキル・人材像」「自分の市場価値」については、自分で調べるのが難しいケースも多いです。
そのため応募先の企業や業界に詳しい転職エージェントなどに相談することをおすすめします。
正社員事務職は競争率の高い転職先ですが、OAスキルや簿記の知識・経験を武器に転職を成功させた人も多くなりました。
また資格がなくても、「コミュニケーションスキル」や「事務とは違う前職の経験」などを活かし、転職活動を順調に終えた人もいます。
一方で資格があっても、転職活動が長期化して苦しんだ人も。
今回の調査では転職エージェントやハローワーク利用の有無は尋ねていませんが、第三者から冷静なアドバイスを受けることで、転職活動の効率は上がります。
「正社員事務職になりたいけど、転職活動が不安」という人は、一度転職エージェントやハローワークに相談してみてはいかがでしょうか。
また「正社員」ではなく「事務職」によりこだわるのであれば、派遣や紹介予定派遣などで就業開始のハードルを下げるのもひとつの方法です。
紹介予定派遣であれば、一定期間後に正社員・契約社員などとして派遣先企業に雇用されます。
事務職希望者から寄せられる転職サイト&エージェントQ&A
事務職への転職を希望する方から寄せられる「転職サイト&エージェント」に関するよくある質問と回答を紹介していきます。
求職者の費用負担がないのは、転職サイトは「広告料」を、転職エージェントは「紹介手数料」を企業から受け取って運営しているからです。
さまざまな機能やサポートを無料で利用できるので、気軽に利用するといいでしょう。
ただし、別途オプションサービスは有料の場合もあります。
また転職エージェントの来社面談や、企業の面接を受ける際の交通費などは自己負担となるので注意してください。
近年、在宅勤務やリモートワークを導入している企業も増えており、ペーパーレス化やクラウドサービスの台頭で、事務職のリモートワークも実現可能に。
ただし、企業によってフルリモートや、月に数日の出社を条件にするなど、対応は異なります。
求人票の勤務条件を確認したり、担当のキャリアアドバイザーに希望を伝えてマッチする求人を紹介してもらうようにするといいでしょう。
事務職ではパソコンの利用は必須なので、OAに関する資格はスキルの目安としてもアピールできます。
また経理事務は「簿記資格保有者」を優遇する傾向にありますし、グローバル化によって事務職でも英語力を求める企業も。
上記に関連する資格を取得して知識をつけておくと、事務職の転職活動の幅も広がり、転職後の仕事にも活かせるでしょう。
退会の流れについて記載があるので、流れに沿って手続きを行いましょう。
以下は、一般的な退会方法なので参考にしてみてください。
- マイページから手続きを行う
- メールや専用窓口で退会の意向を伝える
- 担当キャリアアドバイザーに直接申し出る
注意したいのが、退会をしても登録情報が残る転職サイト&エージェントもあることです。
登録したデータを完全に削除したい人は、「個人情報の削除」を依頼するようにしましょう。
事務職の種類を徹底解説
事務職には、未経験からでも挑戦しやすいものから、専門知識が求められるものまで、いろいろな種類があります。
それぞれの事務職の仕事内容や特徴を紹介するので、事務職転職の参考にしてみてください。
「書類のファイリング」「電話対応」「パソコンを使った書類作成やデータ入力」「来客対応」「郵便物の仕分け・発送」などが主なお仕事です。
基本的なパソコン操作のスキルやコミュニケーションスキルは必要ですが、専門的な知識は不要なため、未経験からでも挑戦しやすい特徴があります。
近年、事務のアウトソーシングが増加しており、正社員求人は少なく競争率が非常に高いです。
主に営業職の事務的なサポートを行います。
「各種書類(見積書、契約書、発注書、請求書など)の作成」「会議やプレゼン資料の作成」「在庫管理」「顧客管理」「メール・電話対応」「営業担当者のスケジュール管理」など、幅広い業務を担当します。
営業職やクライアントとのやり取りが発生するため、コミュニケーションスキルは必要不可欠です。
営業事務は、パソコンスキルやコミュニケーションスキルがあれば未経験からでも挑戦しやすいです。
とくに営業職の経験があると未経験でも仕事を理解しやすいでしょう。
別記事で「営業職におすすめの転職サイト&エージェント16選」もあるので、あわせて参考にしてみてください。
企業の経理部や管理部門などで、経理の事務業務を主に行います。
具体的な業務内容は「小口現金や銀行口座の入出金管理」「仕訳入力」「伝票処理」「帳簿管理」などです。
事務職のキャリアアップとして経理事務を目指す人も多いです。
経理事務は、実務経験のある人が優遇されやすい傾向にあります。
もちろん未経験者向けの求人もありますが、簿記資格の保有を条件にしている企業も存在するため、簿記の資格を取得しておくといいでしょう。
別記事で経理に強い転職サイトも紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
企業全体の事務全般を担うお仕事で、さまざまな業務に携わります。
「設備や備品の管理」「各種文書(稟議書や契約書など)の管理」「株主総会の運営サポート」「社内イベントの企画・運営」「会社の窓口対応」など、業務範囲が広いため、向学心や柔軟性のある人に向いています。
社内外の人と関わる機会も多いため、コミュニケーションスキルも欠かせません。
人事部や労務部などで、人事や労務に関連する事務作業を行います。
人事事務の主な仕事は、「従業員の雇用に関する事務手続き」「社員情報の管理」「研修用資料の作成」などです。
労務事務では「給与計算」「各種保険(社会保険や労働保険)の手続き」「就業規則の作成・変更業務」「安全衛生担当者業務」などを担当します。
人事部と労務部が一緒の企業も多く、両方の業務を担当する場合もあります。
労務事務の仕事内容に関しては、法律や規則などの理解が求められることもあるため、学習意欲のある人に向いているでしょう。
比較的企業規模の大きな会社で募集が多い傾向にあります。
上記とあわせて「人事・総務・労務に強い転職サイト&エージェント11選」の記事もぜひ参考にしてみてください。
学校や教育機関などで事務業務を担当する、教育現場を支えるお仕事です。
一般事務の仕事内容に加え、「教職員の事務管理」「学校窓口業務(電話対応や来客対応)」なども行います。
「施設管理」「備品管理」「教職員の給与計算や経費精算」など総務や経理の業務を担当することも。
幅広い業務を少数精鋭で行うため、やりがいも大きいでしょう。
公立学校の学校事務は、地方公務員の採用試験に合格する必要があります。
輸出や輸入など貿易に関する事務手続きを担当するお仕事です。
輸出業務として、「輸出通関書類の作成」「輸出通関手配」「運送便手配」などを行います。
一方の輸入業務では、「輸入通関手配」「商品の納入管理」「関税や消費税の納付」などがあります。
英文書類の作成やチェック、社外との連絡・調整なども必要なため、英語が得意な人に向いているでしょう。
企業によっては中国語や韓国語などが活かせることもあります。
専門性の高いお仕事で専門知識が求められるため、転職では経験者が有利です。
未経験者でもメーカー・商社での営業事務経験や、英語力の高さをアピールできればチャンスはあるでしょう。
医療機関において、医療費の計算やレセプト作成などの業務を行います。
資格は不要ですが、医療保険制度に関する専門知識が必要で、診療報酬改定にも対応しなければならないため、勉強熱心な人に向いています。
受付や会計、患者対応もあるため、接客スキルも必要です。
未経験からの転職を希望するなら、「医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)」などの資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
長く安定して働けることから人気も高いため、資格があると転職活動も有利に進められるでしょう。
介護施設や事業所などで、介護報酬の請求業務などを行います。
資格も必要なく未経験でも採用されますが、介護保険制度の知識が必要なため、勉強したり理解したりする努力が必要です。
また、「ケアマネージャーの書類作成の補佐」「介護職のサポート」「窓口・電話対応」「職員のシフト管理や給与計算」などを担当することも。
施設によっては、イベント準備や利用者の送迎業務が含まれることもあるため、事前に仕事内容を確認するようにしましょう。
別途、「介護士向け転職サイト」や「介護士におすすめの派遣会社」の特集記事も用意してあるので、あわせて参考にしてみてください。
株式会社myBackOffice代表の池森美緒氏から事務職希望者への転職支援メッセージ
最後に当記事の監修者、株式会社myBackOffice代表取締役の池森美緒氏から、事務職希望者向けに転職支援メッセージをいただきましたので紹介します。
事務職を目指して転職活動をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
大人気の事務職ですが、募集求人も多く、スキルを問うものから未経験OKなど内容は様々です。
多くの求人から自分に合った求人を選ぶのはチャレンジングであり、大変なこともあるかもしれません。
そんなときは転職エージェントを使用し、キャリアアドバイザーからアドバイスをもらったり、求人サイトを使用して自分の求める条件を探すなど、ご自身が進めやすい方法で転職活動を行うことをおすすめします。
また、求人数が多いので迷ってしまうこともあるかもしれません。
これまでのご自身の経験がどう活かせるのかを整理し、行きたい業界ややりたい仕事を明確にしてから転職活動をスタートするとよいでしょう。
皆さまが素敵なお仕事と巡り合い、キャリア形成できることをお祈りしております。