
30代で転職をするなら、転職エージェントを活用するのがおすすめ。
ただ転職エージェントはたくさんあるため、「どこに登録したらいいかわからない」という人も多いでしょう。
また転職エージェントはそれぞれ得意な年齢層が異なるため、「20代と30代では利用すべきエージェントが変わる」という声もあります。
そこで当記事では、30代向けのおすすめ転職エージェントを厳選して9社紹介します。
実際に利用した30代の方のリアルな口コミも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
30代向け転職エージェントおすすめ9選!利用者の口コミからわかる特徴
30代におすすめの転職エージェント9社、次の条件を基準に編集部が独自に選出したものを紹介していきます。
各転職エージェントの特徴や、おすすめポイント、実際に転職エージェントを利用した人の口コミ(※)なども紹介しているので、選ぶ際の参考にしてみてください。
【1.マイナビAGENT】30代前半におすすめ!面接対策などのサポート力が強み
- 厳選された求人を紹介
- 面接対策などのサポートが充実
- 30代前半までの転職支援に強い
マイナビAGENTはサポート力に定評がある転職エージェントです。
とくに若手の転職支援に定評があり、30代前半の転職者が悩みやすい「応募書類の書き方」「面接対策」へのアドバイスを丁寧に行ってくれます。
「希望条件を絞り込んでも、粘り強く求人を探して提案してくれた」という口コミもあり、親身なアドバイザーが多い印象です。
また、30代前半までの若手に強い一方で、管理職やマネージャーなどの求人も保有。
「これまでの経験を活かしたい」「キャリアアップを目指したい」といった30代の転職にも使えます。
ただ大手転職エージェントの中では求人数がやや少ないので、紹介してもらえる求人の幅を広げたいならリクルートエージェントかdodaと併用しましょう。
- 業界・職種が幅広いので、新しいステージで活躍する事が出来ます。非公開求人が充実しているので、マイナビAGENTならではの貴重な求人を見られるのは嬉しいですね。
- 求人の数が多く、転職への可能性が広がって良い。一番のメリットは、ここにしかない非公開求人があることです。自分の希望にあった外には開示されていないベストな求人が得られ、良い仕事先が見つかることがありがたいものでした。
- 未経験でも募集している企業から、キャリアを重ねてきた即戦力タイプを欲しがっている企業まで、幅広く揃っています。そのため、どの年代でも転職しやすいと思います。
- メールマガジンが来ますが、正直言うと余計な内容で邪魔なものも多い。
- 30代以降やハイクラス求人は件数が比較的少なく、選択肢が限られてしまう。
取扱業種 | SE、医療系専門職、不動産専門職、販売・サービス、機械設計、コンサルタント、士業関連、クリエイティブ、建築設計・土木・プラント、営業、金融専門職、経営、事務など |
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運営会社 | 株式会社マイナビ |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
【2.リクルートエージェント】求人数が多い!30代全般におすすめできる転職エージェント
- 業界大手で求人数が多い
- カバーしている業種・職種が多い
- 30代の転職市場を熟知している
リクルートエージェントは求人数が多く、30代全般におすすめできる転職エージェント。
カバーしている業種・職種も幅広いので、「年齢的に最後のチャンスとして異業種転職がしたい」など、30代ならではの希望に合った求人も見つかりやすいです。
また転職支援実績が多いため「書類添削」や「面接対策」のノウハウが豊富で、質の高いサポートが受けられるのも特徴。
30代の転職成功事例も豊富で、30代が転職で陥りがちな不安や悩みなどのアドバイスももらえます。
一方で登録者数や求人数が多いので、「やや事務的」「機械的に多くの求人を紹介されるので、自分で絞り込まないといけない」と感じた人も。
ただ、リクルートエージェントにはさまざまな業界専任のキャリアアドバイザーが多数在籍しており、「熱心なアドバイザーに担当してもらえた」という声もあります。
担当者の変更にも対応してもらえるので、「合わない」と感じたときは変えてもらうといいでしょう。
- 大手ということもあり案件が豊富。キャリアアドバイザーがしっかりしており教育体制が整っているのが伝わってくる。面談対策や経歴書の添削などサービスが行き届いている。3人くらいの方(アドバイス、アポイント調整、フォロー担当など)が役割を分担しており、連絡がつかなくなることがなくレスポンスが早い。
- 非公開の求人を紹介してくれるだけでなく、応募書類についても客観的にチェックしてくれる。
- 他にもエージェント登録をしていましたが、地方でも求人件数が多かったのと、面談のフォローや面接に向けてのフォローなどが手厚かった印象です。
- 求人件数が多いので、的外れな求人を紹介してくることも何度かありました。
- 疑問や質問をメールなどで送っても返信が遅いことが何回かありました。
取扱職種 | 営業、販売、企画、マーケティング、事務、貿易、コンサル、金融専門職、クリエイティブ、SE、エンジニア、建築・土木、医療・医薬・化粧品など |
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運営会社 | 株式会社リクルート |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
【3.ランスタッド】スキルの高い30代におすすめ!外資系企業に強い
- 「外資系企業」や「グローバル企業」に強い
- 業界・職種に精通したコンサルタントが多数在籍
- 非公開求人や独占求人を保有
ランスタッドは、外資系企業を志望するスキルの高い30代におすすめの転職エージェントです。
世界39の国と地域に4,700以上の拠点(※)をもっているため、外資系企業とも太いパイプがあります。(※2023年8月30日時点)
さまざまな業界・職種に精通したコンサルタントが在籍しており、5年後、10年後を見据えたキャリアプランの提案を受けられます。
30代はキャリアの分岐点でもあるので、専門性の高い優秀なコンサルタントが揃っているランスタッドに相談して損はないでしょう。
全体求人の約8割が非公開求人で(公式サイトより)、ランスタッドだけの独占求人も保有。
英語力や専門性などを身につけた30代の転職希望者は、ぜひランスタッドでキャリアアップ転職を目指してみてはいかがでしょうか。
取扱業種 | メーカー、メディカル・医療、IT・インターネット・ゲーム、流通・小売・フード、広告・出版・マスコミ、商社、サービス・レジャー、運輸・交通・物流・倉庫、金融・保険、不動産・建設・設備、コンサルティング、その他環境など |
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運営会社 | ランスタッド株式会社 |
公式サイト | https://www.randstad.co.jp/ |
【4.doda】転職サイトとエージェントを両方使いたい30代におすすめ
- 転職サイトと転職エージェントを両方使える
- 求人数が多い
- スピード感のある対応
dodaの特徴は転職サイトと転職エージェントが一体化していて、両方使えるところです。
「転職サイトにしかない求人」「転職エージェントにしかない求人」のどちらも探せるので、求人の選択肢やサポートの幅を広げたい30代の人におすすめ。
「社員の平均年齢」で求人を絞り込めるので、30代の給与相場などをチェックするのにも使えますよ。
またエージェントサービスについては「スピード感のある対応」「希望業種に精通したアドバイザーがついてくれる」という口コミがあり、対応力にも期待できます。
「自分でも求人を探したり応募したりしつつ、キャリアドバイザーから質の高いサポートも受けたい」という人におすすめです。
- 希望の求人をしっかりと紹介してくれたこと。また最初から最終面接まで対策などのサポートが良かった。
- スピード感をもって対応してくれました。担当アドバイザー以外のサポート担当者にも自分の情報が共有されているため、必要な情報を速やかに提供してもらえました。チーム力が高いエージェントで使い勝手が良いです。
- 登録するとすぐに連絡があり、エージェントと面談できた。自分の希望条件にマッチする求人を紹介していただけたので良かった。
- 詳細すぎるところまで情報が提供されます。マイナスなところまで赤裸々に記載されていて、不安に思うことがありました。
- 強いてあげるなら、がつがつした印象を受けた。相談者を誘導しようとする傾向があったので、ミスマッチする可能性もあると思った。
取扱業種 | 営業、金融専門職、マーケティング、広告宣伝、人事、経理、SE、アプリ開発、電気・機会系技術職、製品開発、建設・建築・不動産・工場系技術職、コンサル、クリエイティブ職、販売・サービス、公務員、事務、医療系専門職など |
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運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
【5.ビズリーチ】ハイクラス転職に特化!高収入求人を探している30代におすすめ
- 30代のハイクラス転職に強い
- 年収1,000万円以上の求人が豊富(※)
- 自分にあうエージェントを選べる
ビズリーチはハイクラス転職に特化した、高収入求人を希望する方におすすめのスカウト型の転職サイトです。
とくに、マネジメントや管理職経験がある30代の方におすすめできます。
ビズリーチに登録すると提携しているエージェント(ヘッドハンター)からスカウトが届くので、複数の転職エージェントの中から自分にあうエージェントを選べるのもメリットですね。
スカウトの有無や質で「自身の市場価値」がはかれるので、「すぐに転職するつもりはないけれど登録する」という人も多くなっています。
また、高年収の求人が多いので、30代で大幅な年収アップを叶えたいという人にも使えるでしょう。
ただし登録にあたって審査があるので、必ず利用できるとは限らない点には注意してください。
※2021年1月現在
- 学歴や勤務期間よりも経験スキルでの評価が多く、いろんな業種の会社からスカウトが来るため嬉しかった。返事の反応が早く会社の反応もよく、人柄や内面を見てくださっていて「こんな企業に勤めたいな」と思うところも見つかった。
- 若さがなくとも、スキルやキャリア次第で年収が上がります。
- さまざまな会社のヘッドハンターが登録しているため、転職の機会が広がった。
- 強いて言うなら、地方求人が多くなって欲しいと感じた。
- さまざまな会社のヘッドハンターが登録しているためサービスの質がピンキリで、自分自身で信頼できる案件かどうかを見極めなければならない。
取扱業種 | 経営、管理、マーケティング、営業、コンサル、広告、新聞、出版、IT・技術職、電気・電子・機械系技術職、金融専門職、研究・臨床開発、建築・土木系技術職、医療、看護、薬剤など |
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運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
公式サイト | https://www.bizreach.jp |
【6.エンエージェント】30代で初めて転職する人も安心!的確なアドバイスが魅力
- サポートが丁寧なので初めての転職でも安心
- 診断テストを踏まえたアドバイスで納得感がある
- 応募書類添削・面接対策が的確
エンエージェントは丁寧なサポートに定評があり、30代で初めて転職する人も安心して利用できる転職エージェントです。
エンエージェントのキャリアプランナーは企業と直接やりとりしているので、書類添削や面接対策のアドバイスも的確です。
性格・価値観診断テストの結果を踏まえてアドバイスしてくれるので、納得感がある提案を受けられます。
さらに「自分でも気づいていなかったキャリアプラン」が見つかる可能性もあるので、ぜひ面談を受けてみてください。
年齢で諦めていた業界・職種などに転職できるキッカケとなるかもしれません。
一方で求人数はやや少なめなので、希望の求人を見つけにくいと感じる人も。
「リクルートエージェント」や「doda」、あるいは希望業種・職種に特化した転職エージェントと併用することをおすすめします。
- 要望に沿った求人を何社も提案して下さったので助かりました。転職後も定期的にメルマガやアプリのコラムで仕事に役立つ考え方や情報を発信いただけるので、勉強になっています。
- 在職中に転職活動をしていたので、希望に合った求人を探して紹介してくれる点と、応募先との面接日時の調整をしてもらえる点が助かった。
- 土日や夜間帯は担当の方と連絡が取れないので、急遽相談したいことができても週明けまで待つのが残念でした。
取扱職種 | 経営、管理部門、営業、物流・購買、マーケティング、コンサル、金融系専門職、不動産系専門職、IT・WEB系技術職、電気・電子・半導体技術職、機械・メカトロ技術職、建築・設備・土木・プラント技術職、サービス・流通、クリエイティブなど |
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運営会社 | エン・ジャパン株式会社 |
公式サイト | https://enagent.com/ |
【7.パソナキャリア】年収アップを実現したい30代におすすめ!独占求人も多い
- 年収アップを実現した人が67.1%(※)
- 独占案件が多い
- 親身なアドバイザーが多い
パソナキャリアは年収をアップさせたい30代の人におすすめの転職エージェントです。
パソナキャリア利用者67.1%が年収アップ(※)を実現しているからですね。
30代になると任される仕事量や責任も増えますが、お給料に見合っておらず転職を考える人もいるでしょう。
人材派遣大手のパソナが運営しているパソナキャリアは、派遣事業で築いた企業とのネットワークがあり、他の転職エージェントでは見られない独占求人も豊富にあります。
そのため、これまでの経歴やスキルなどを評価してもらった上で、条件面でも満足できる転職先の紹介を受けることが可能です。
アドバイザーも丁寧で親身だと定評があるので、「しっかり相談にのってほしい」「アドバイザーが強引だと怖い」という方にもおすすめできます。
※「パソナキャリア」公式サイトより(2023年9月時点)
- 担当の方に非常に親身な対応をしてもらえましたし、業界の知識も豊富だったので話もスムーズで助かりました。30代で転職は不安も多かったが、細かなサポートやこれからのキャリアプランなども相談でき安心でした。
- 求人の質が高いです。高年収や大手企業も多く扱っているので、年収アップに繋がりやすいです。
- 連絡に対するレスポンスが遅いことが多くあったので、その点は気になりました。
- 地方まではカバーしきれていなく、都会の就職でない場合にはあまり使えない。
取扱業種 | 営業、管理・事務、IT・WEBエンジニア、技術職(電気・電子・機械・化学)、クリエイティブ、マーケティング、コンサル、販売、研究・開発、金融専門職、不動産専門職など |
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運営会社 | 株式会社パソナ |
公式サイト | https://pasonacareer.jp/ |
【8.JACリクルートメント】外資系・グローバル企業へのハイクラス転職を狙う30代におすすめ
- 30代以上のハイクラス求人が豊富
- グローバル企業・外資系に強い
- アドバイスや求人提案が的確
JACリクルートメントは、大手グローバル企業や外資系企業を狙う30代におすすめの転職エージェントです。
世界11カ国に拠点があり、独自のネットワークで海外転職にも対応できるからです。
2022年度の「JAC Recruitment年代別転職成功者割合」を見てみると、30代前半が23%、30代後半が19%となっており、30代の転職支援実績が十分あることもわかります。
さらにJACリクルートメントのアドバイザーは業界専任制なので、アドバイスの質が高いのも魅力。
今後のキャリアプランを見据えたアドバイスもしてもらえるので、ぜひ不安や悩みなど包み隠さず相談してみてください。
ピンポイントで外資系や海外転職を狙うなら「JAC International」も利用するといいでしょう。
- 今まで利用したエージェントの中で、ダントツに良いです。エージェントの知識や面接対策が素晴らしいと思います。
- キャリア面談で転職の相談が出来て良かったです。外資系の企業が豊富なので、英語力が高い方にオススメ。経験値を積んでいる方が優遇されるので、30代以降の転職に適していると思います。
- ハイクラス向けだと思います。それだけにビギナーに向く案件は少ない。
- 能力のある方には、何歳になっても力になってくれます。しかし、例えば工場勤務で下働き20年とかだと厳しいです。
取扱業種 | サービス、商社、流通、消費財、マスコミ、建設・不動産、金融、コンサル、IT・通信、WEB、EMC、メディカル・バイオ、医療・介護・福祉など |
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運営会社 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント |
公式サイト | https://jac-recruitment.jp |
【9.ギークリー(Geekly)】IT・Web業界へ転職を希望する30代におすすめ
- IT・ゲーム業界の求人に特化
- 書類選考通過率が高い
- 年収アップを実現した人が76%(※)
GeeklyはIT・Web業界への転職を希望する30代の方は登録しておきたいエージェントです。
IT・Web業界に特化しているため、業界・職種についての知識が豊富で、マッチング力が高いからです。
人手不足と言われているIT業界は求人も豊富で、とくに実務経験のある30代だと選択肢が多数あり、どの転職先を選べばいいのか迷ってしまうことも。
マッチング力が高いギークリーなら、適性に合った求人を紹介してもらえるのはもちろん、書類選考通過率もアップし、スピーディーに転職活動がすすめられます。
よって「コンサルタントがスキルや経験を的確に把握してくれる」という納得感も得られるでしょう。
また、30代未経験からIT業界を目指すのは厳しいと言われていますが、異業種・異職種転職の実績もあるので、経験がない人も一度相談してみるといいでしょう。
※2023年1月時点
- 書類選考の通過率が他に登録していた転職エージェントより2倍以上高かった。また「面接のポイント」「企業がどういった思考の応募者を求めているか」をアドバイスしてくれた。
- 面接後の企業からのフィードバックなどがメールで転送されてくるだけだった。アドバイスや先方の温度感なども伝えてほしかった。
取扱職種 | 各種SE(自社製品・受託)、各種エンジニア、PM、社内SE、テクニカルサポート、WEB系、ゲーム系、営業関連、ネットマーケティング、制御・組み込みなど |
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運営会社 | 株式会社GEEKLY(ギークリー) |
公式サイト | https://www.geekly.co.jp |

転職エージェントは一社に絞らず、複数登録するのがおすすめです。
なぜなら、一社だけでは比較対象がないため、登録した転職エージェントが良いのか悪いのか判断できないからです。
最初から良い転職エージェントや担当者に出会うことができ、スムーズに転職できれば良いですが、いまいちな転職エージェントに当たる可能性もあります。
そんなとき比較対象がないと、「転職エージェントってこんなもの」と思ってサポートや転職先を妥協してしまうことになりかねません。
年齢的にも妥協しない姿勢で臨みたいのが30代の転職です。
まずは2~3社は登録して実際に使ってみましょう。
そして最終的に、担当者の対応やサポート内容、求人の質などに納得できる転職エージェントに絞りましょう。
【タイプ別で選ぶ】30代向けおすすめ転職エージェント
30代におすすめの転職エージェントを3つのタイプ別に紹介していきます。
全ての30代転職者 |
・リクルートエージェント ・doda |
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年収アップ・キャリアアップを目指す |
・JACリクルートメント ・パソナキャリア ・ビズリーチ |
スキル・経験に自信がない | ・マイナビAGENT |
30代の人全般向けにおすすめの転職エージェント
転職を考えている30代全般におすすめなのが、リクルートエージェントとdodaです。
上記2社は、求人数・取り扱い職種とも最大級を誇る『業界大手』の転職エージェント。
選択肢が多いため、「やりたいことがわからない」「キャリアプランが決まっていない」という方でも、コンサルタントと相談しながら転職活動を進められますよ。
また、応募書類の添削や面接対策など、転職サポートも非常に充実しています。
リクルートエージェントは、「未経験でも可」の求人もあれば、キャリアアップや年収アップを目指せる求人もあるので、30代が幅広く利用できる転職エージェントだと言えるでしょう。
一方のdodaは転職支援もさることながら、転職に関するコンテンツやイベントなどが充実。
30代の転職に役立つ転職イベント・セミナーなどもあるので、ぜひチェックしてみてください。
業界・職種に特化した専門コンサルタントがサポート。
【公式】https://www.r-agent.com/
提案の質が高く転職者満足度No.1。
【公式】https://doda.jp/
年収アップ・キャリアアップを目指す30代向け転職エージェント
年収アップやキャリアアップを目指す30代におすすめなのは、「JACリクルートメント」「パソナキャリア」「ビズリーチ」です。
上記3社は「ハイクラス転職」に特化した転職エージェント。
「マネジメント職」「金融系専門職」「IT技術職」「大手グローバル企業」「外資系企業」といった、高年収求人を多く取り扱っています。
経験やスキルが活かせる求人も豊富なため、『年齢のハンデ』が気になり始める30代後半のビジネスパーソンにこそ、利用価値のある転職エージェントです。
30代の転職支援実績が豊富なJACリクルートメントは、専門性の高いコンサルタントが多数在籍しており、質の高いサービスを提供しています。
高年収の求人紹介はもちろん、条件交渉にも強いため期待以上の待遇決定となることも。
パソナキャリアは女性の転職にも力を入れている転職エージェント。
「リーダー候補」や「マネージャー職」など、キャリアアップ転職を実現できるポジションの求人も多数保有しているので、30代女性は登録して損はないでしょう。
ビズリーチは「企業やヘッドハンターのスカウトを待つ」という受け身の転職活動ができるスカウト型の転職サイトです。
「良い条件で声がかかれば転職を検討したい」という、転職を慎重に考えている30代にもおすすめですよ。
外資系・グローバル企業へのハイクラス転職に強い。
【公式】https://jac-recruitment.jp/
30代女性管理職の求人充実。求人の半数が「年収800万円以上」。
【公式】https://www.pasonacareer.jp/
ハイクラスに特化!高収入求人を探すなら登録必須。
【公式】https://www.bizreach.jp/
スキル・経験に自信がない30代向け転職エージェント
「アピールできるスキルや経験がない」という30代におすすめなのは「マイナビAGENT」です。
一般的に30代の転職では、即戦力やマネジメント能力、これまでの実績や経歴などを問われるようになります。
その点マイナビAGENTは、社会人経験が少ない若年層の転職支援に特化していることから、応募のハードルが低い「未経験求人」も豊富に扱っています。
スキルや経験に自信がない30代は、マイナビAGENTに登録してみてください。
応募のハードルが低い「未経験求人」が豊富。
【公式】https://mynavi-agent.jp/
30代の口コミ評価から選びたい方におすすめの転職エージェント
転職エージェントを利用した経験がある30代の103人に口コミアンケート調査をしたところ、おすすめできるという声が最も多かったのは「リクルートエージェント」でした。
次ぐ2位は「マイナビAGENT」、3位は僅差で「doda」となっています。
- 調査対象:30代の時に転職エージェントを利用した経験がある方
- 調査期間:2022年6月22日~7月9日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:103人
「どの転職エージェントを選べばいいか分からない」という方は、下記の人気転職エージェント3社から選びましょう。
多くの30代が「良い」と感じている転職エージェントなら、失敗する可能性が少ないからです。
転職エージェント名 | 特徴 |
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1位 リクルートエージェント | 登録必須の鉄板エージェント |
2位 doda | 求人数は業界最大級 |
3位 マイナビAGENT | 30代前半におすすめ |
30代が転職サイトや転職エージェントを利用するメリット・デメリット・選ぶポイント|118人アンケート調査
転職を考えている30代の中には、「転職サイトでマイペースに転職活動したほうがいいのか、転職エージェントの力を借りたほうがいいのか」と悩んでいる人もいるかもしれません。
転職サイトや転職エージェントのメリット・デメリットがわかれば、利用するかの判断もしやすいのではないでしょうか。
そこで、30代で転職サイトや転職エージェントを利用した118人にアンケートを実施。
「30代が転職サイトや転職エージェントを使うメリット・デメリット」や「転職サイト・転職エージェントを選ぶときの決め手」について聞きました。
- 調査対象:30代で転職サイトや転職エージェントを利用した方
- 調査期間:2024年3月21日~4月5日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:118人(男性63人/女性55人)
30代が転職サイトや転職エージェントを使うメリット
30代で転職サイトや転職エージェントを利用した118人に「30代が転職サイトや転職エージェントを使うメリット」を聞いたところ、最も多かった回答は「求人を探しやすい(50人)」でした。
求人を探しやすいのは、転職サイトと転職エージェントに共通のメリットですね。
かなり差が開いて、2位「第三者に相談できる(13人)」、3位「自分の市場価値がわかる(12人)」、4位「応募書類を添削してもらえる(10人)」、5位「情報を得られる(9人)」の結果でした。
「求人を探しやすい」「書類を添削してもらえる」などのメリットは、転職活動の効率化につながります。
在職中で忙しい30代にとっては、転職活動を時短で効率的に行えるのは大きなメリットです。
1位 求人を探しやすい
- 転職サイトは求人を見つけやすい(女性)
- 転職エージェントなら自身に合う求人を紹介してくれる(女性)
- 自分で求人を探す手間が省けるため、効率的に多くの求人情報にアクセスできます(男性)
1位は「求人を探しやすい」でした。
企業のWebサイトやSNSなどで求人を探すよりも効率的なのが、転職サイトや転職エージェントのメリットです。
転職サイトには多くの求人が集まっており、絞り込み機能も充実しているので、効率的に求人を探せます。
また転職エージェントの場合は、希望を伝えると担当者が求人を紹介してくれるので、自分で求人を探す手間がありません。
担当者が求人を探すため、自分では思いつかなかった企業が選択肢に入ってくることもあり、視野が広がります。
2位 第三者に相談できる
- 相談に乗ってくれる(男性)
- 転職エージェントからの助言をもらえるのはメリット(男性)
2位は「第三者に相談できる」です。
相談に乗ってもらえるのは、転職エージェントならではのメリット。
30代の転職理由は「ライフステージの変化」「キャリアに漠然として不安がある」などさまざま。
知人の転職体験などを丸ごと参考にするのが難しいため、転職のプロであるキャリアアドバイザーやコンサルタントにアドバイスが助けになります。
相談を通じて、20代~30代の仕事を通じて形成されてきた「自身が仕事するうえで大切にしている価値観」が見えてくる可能性もあります。
3位 自分の市場価値がわかる
- 自分を客観的に評価してもらえる機会になる(男性)
- スカウト機能が充実しており、自分の市場価値がわかる(女性)
- 転職エージェントは市場における自分の価値を判断してくれるので有効だと思っています(女性)
3位は「自分の市場価値がわかる」でした。
30代までひとつの企業で働いている場合、「自分の経験やスキルが他の会社で通用するのか」や「能力・スキルに対する現在の社内評価が適正なのか」が見えにくくなりがちです。
しかし転職サイトや転職エージェントに登録することで、市場価値をはかるきっかけになるでしょう。
スカウトタイプの転職サイトならスカウトの数や質で自分の価値がわかりますし、「適正年収診断」ができる転職サイトもあります。
転職エージェントでも、提案される求人によって市場価値を判断できます。
すぐに転職するつもりがなくても、市場価値をはかるために転職サイトや転職エージェントに登録する人もいますよ。
4位 応募書類を添削してもらえる
- 履歴書などの添削をしてくれる(男性)
- エントリーシート作成などのアドバイスがもらえる(女性)
4位は「応募書類を添削してもらえる」でした。
経験豊富な30代だからこそ、応募書類にはアピールしたいポイントを絞って書く工夫が必要になってきます。
ただ「テンプレートを参考に自力で作成しても、なかなか書類選考を通過しない」「自分の書き方が正解なのかわからない」という人も多いのではないでしょうか。
転職エージェントを利用すると、職務経歴書や履歴書などの応募書類を添削してもらえて、応募先企業に合わせたアドバイスももらえます。
また外資系企業への転職を考えている場合には、英文履歴書を添削してくれる転職エージェントが心強い存在になります。
転職エージェントの助けを借りることで、応募書類に自信がもてるのはメリットです。
5位 情報を得られる
- 転職エージェントの情報はリアルなので有益だと思います(男性)
- 自分では調べきれない「会社の様子」や「取り組み」などまでデータで見られる(女性)
「情報を得られる」が5位でした。
30代で転職するとき、「最後の転職にしたい」「長く働ける職場に転職したい」と考える人も多いでしょう。
悔いのない職場選びのために、転職サイトや転職エージェントから得られる「職場に関する情報」は重要な意味をもちます。
転職エージェントであれば、担当者が応募先企業の採用担当者や配属先の責任者に直接会って話を聞いていることも多く、リアルな情報を得られます。
メリットだけではなくデメリットや注意点も伝えてくれる転職エージェントなら安心です。
たくさんの求人を掲載・保有しているのはもちろん、転職エージェントなら相談や転職活動のサポートも行ってくれます。
自分で求人を探したり情報収集したりと、主体的に転職活動を進めたいなら「転職サイト」を、第三者のサポートを受けながら効率的に内定獲得を目指したいなら「転職エージェント」の利用がおすすめです。
転職サイトと転職エージェント、両方を活用するのも30代の転職活動には有効でしょう。
30代が転職サイトや転職エージェントを使うデメリット
反対に「30代が転職サイトや転職エージェントを使うデメリット」も聞いてみました。
その結果、1位は「希望に合わない求人も多い(17人)」でした。
2位「やりとりが面倒(14人)」、同率3位「マイペースに転職活動できない(10人)」「当たりはずれがある(10人)」、5位「経験・スキルが求められる(8人)」の結果でした。
「希望に合わない求人が多い」「当たりはずれがある」などは、自分に合わない転職サイトや転職エージェントを選んだために生まれたデメリットと言えます。
転職サイトや転職エージェントを活用するためには、選び方が重要だとわかります。
なお「デメリットはない」と答えた人は、全体の約2割にあたる22人でした。
1位 希望に合わない求人も多い
- 自分が希望していない仕事をしつこくすすめられる(女性)
- しっかり話さないと、希望とは別の提案をされてしまう(男性)
- 情報が多すぎるので、マッチしない仕事も多く引っかかってしまうこと(女性)
1位は「希望に合わない求人も多い」でした。
例えば大規模な転職サイトの場合、求人が多すぎて、絞り込んでも希望に合わないものがヒットしてしまうことも。
また転職エージェントでも、希望に合わない求人を紹介される可能性はあります。
転職エージェントから見当違いな求人を紹介される理由としては、「担当者がきちんとヒアリングしていない」「転職エージェントが希望条件に合う求人をもっていない」などが考えられます。
応募者側の問題として「高望みしている」というケースもあるでしょう。
ミスマッチを防ぐためには、「希望業界や職種の求人に強い転職サイト・転職エージェント」「30代に強い転職サイト・転職エージェント」を選ぶのがおすすめです。

希望に合わない求人が多いと感じたら、改めて自分の希望条件を見直してみましょう。
30代はスキルの中間地点を迎えるとも言われており、意外と条件が明確でなかったり、希望を絞り切れていなかったりすることもあるからです。
自己分析や転職エージェントの担当者ともう一度希望条件のすり合わせをするなどしてみてください。
転職サイトを利用する際は、設定できる条件項目の選択肢が豊富なサイトを選ぶのもいいでしょう。
2位 やりとりが面倒
- メールなどの連絡が多くて困る(男性)
- 働きながらエージェントと連絡を取るのは時間を要する(男性)
- 複数のサイトに登録すると、企業の案内メールがたくさん来すぎて、すべてに対応するのが困難(女性)
2位は「やりとりが面倒」です。
とくに転職エージェントを利用する場合には、「面談」「応募書類や面接のフィードバック」などの連絡が発生します。
最初の面談は電話やオンラインで行う転職エージェントもあります。
メールやLINEで連絡をくれる転職エージェントもありますが、対応が面倒だと感じてしまう人は多いようです。
在職中の30代だと仕事が忙しい人も多いでしょうから、メールやメッセージをなかなかチェックできないこともありそうですね。
電話に出られる時間帯を伝えていないと、勤務時間中に転職エージェントからの電話がかかってきて困ることもあるでしょう。
転職サイト利用の場合も、「おすすめ求人メール」が多すぎて、読むのが面倒になってしまうことがあるようです。

やりとりが面倒だからと転職エージェントを使わないのはもったいないので避けてください。
30代の転職活動にメリットがある転職エージェントを使わない手はありません。
転職エージェントを使う際は「やりとりがある」ことを理解した上で利用しましょう。
ただ、転職エージェントからの連絡に困ることがあれば、やりとりのルールを担当者との間で決めておくのがおすすめ。
メルマガや案内メールが多いと感じる場合は、設定を変更や配信の解除・一時休止を行って様子を見てみてください。
3位 マイペースに転職活動できない
- エージェントのペースに飲まれがち(男性)
- 自分の活動ペースと合わないことがある(女性)
3位は「マイペースに転職活動できない」でした。
主に転職エージェントに関するデメリットですね。
エージェントから紹介された求人に応募期限が設定されていれば、「◯月◯日までに返事しなくてはいけない」「◯日後までに書類を作成しなくてはいけない」とスケジュールが組まれてしまいます。
そのためマイペースに転職活動するのは難しくなり、仕事が忙しいと時間の確保に苦労することもあるでしょう。
転職先が思ったより早く決まると、現職の引継ぎや退職日との兼ね合いも難しくなってしまいます。
また転職エージェントは「転職希望者が実際に入社したら、採用した企業から報酬を得られる」というビジネスモデルです。
そのため強引な転職エージェントですと、応募者を半ば無理やり応募させたり、内定受諾を急かしたりすることもあります。

「ペースを乱される」と感じる場合は、自分自身の転職の軸を持って、担当者に流されないようにすることがポイントです。
担当者からの猛プッシュや催促に対しても意志が固ければ、無理強いできないと判断して求職者のペースに合わせてくれるでしょう。
30代は、「最後のキャリアチェンジのチャンス」「子どもが生まれたから年収ダウンは避けたい」などの理由で、転職に失敗したくない気持ちも強いです。
そのため、転職エージェントに期待を寄せてしまうあまり、担当者のペースに巻き込まれてしまうことも。
他力本願にならず、自己分析の徹底と目標設定を行い、自分の意見や意志をしっかりと持ってくださいね。
4位 当たりはずれがある
- カウンセラーによって当たりはずれがある(男性)
- 転職エージェントの場合、担当コンサルタントの質によって、結果が大きく変わることもある(女性)
- グイグイ来るエージェントだと「とにかく受けまくりましょう」と圧が強くて、ストレスと疲れが溜まる(男性)
4位は「当たりはずれがある」でした。
転職エージェントを利用する場合、担当者との相性も重要になります。
引っ張ってくれるアドバイザーがいいのか、寄り添ってくれるアドバイザーがいいのかは、人によって違うからですね。
また性格面でどうこうではなく、「レスポンスが遅い」「きっちりヒアリングしてくれず、希望に合わない求人ばかり出してくる」など、転職希望者に対する対応がずさんな担当者もいます。
30代になれば応募者本人にもビジネスマナーが身についており、社会人とも数多く接しているため、担当者のずさんな対応に違和感を覚えることも多いかもしれません。
複数の担当者を比較できるように、転職エージェントは2~3社程度登録し、面談を受けてみましょう。

「はずれだな」と思ったら担当者の変更を申し出るか、他の転職エージェントの利用をおすすめします。
妥協しながらはずれの担当者と転職活動をすすめても非効率的で、30代の貴重な時間を無駄にしてしまうからです。
キャリアアドバイザーや転職エージェントの変更を行う際は、同年代や年上のキャリアアドバイザーをリクエストしてみるのもいいでしょう。
30代ならではの転職の悩みを深く理解してくれたり、経験者からのアドバイスがもらえたりする場合もあります。
簡単には見つからないかもしれませんが、比較しながら自分に合った当たりの担当者を探してください。
5位 経験・スキルが求められる
- 未経験や浅い経験では良い求人に恵まれない(男性)
- 転職の際にアピールできるキャリアがない人にとっては、利用してもメリットは少ない(男性)
- 高いスキルを求める企業が多すぎる。「そんな人材、本当にいるのかよ」と思うくらい欲張りな企業が多い印象(女性)
「経験・スキルが求められる」が5位でした。
30代での転職は20代とは違い、ポテンシャルよりも経験やスキルが求められる傾向にあります。
そのため転職サイト・転職エージェントに登録しても、経験やスキルが少ないと、なかなか転職につながらない可能性も。
転職できたとしても、年収が下がってしまうこともあるでしょう。
30代でスキルに不安がある場合は、転職エージェントに登録して「スキルの棚卸し」を行ったり、未経験歓迎の求人を紹介してもらったりするのがおすすめです。
また30代でフリーターから正社員になりたい人は、フリーター支援・正社員化支援に特化している転職エージェントを選びましょう。

経験やスキルがなくても転職サイトや転職エージェントの利用を諦めないでください。
転職サイトや転職エージェントによって、求職者のターゲットは異なるからです。
未経験者向けの求人が多い転職サイトや、経験やスキルの浅い人のサポートを得意としている転職エージェントもあります。
とくに30代前半なら、『就職カレッジ』や『DYM就職』などの若手向け転職エージェントが使える可能性も。
上記2社は、未経験者やフリーターなどの転職支援に強く、30代で求められやすい専門性やマネジメント能力などはなくてもサポートしてもらえるので、ぜひ活用してください。
30代が転職サイトや転職エージェントを選ぶポイント
30代で転職サイトや転職エージェントを利用した経験をもとに、「30代が転職サイトや転職エージェントを選ぶポイント」を聞いたところ、圧倒的1位は「担当者の対応が良い(52人)」でした。
転職エージェントを選ぶ際には、「求人数」「大手」といった転職エージェント全体の特徴よりも、担当者の質や担当者との相性を重視する人が多いとわかります。
担当者の対応によって、提供されるサービスの質やマッチング精度が変わり、転職活動に影響するからでしょう。
「転職エージェント選びは担当者選び」と言えそうです。
1位 担当者の対応が良い
- エージェントの対応が自分に合っていたから(男性)
- 担当者がしっかりと話を聞いてくれて、転職活動を前向きに進められそうだったからです(男性)
- 返信が早くて、自分とのバックグラウンドも近しい人を選んだ。数名話してみて、定型文で話してくる人以外にした(女性)
1位は「担当者の対応が良い」でした。
具体的には「話をしっかり聞いてくれる」「返信が早い」「嫌な質問でも答えてくれる」「人柄が信頼できる」などです。
転職エージェントからのスカウトを待つタイプの転職サービスを利用し、担当者からのスカウトメールを読んでふるいにかけている人もいました。
担当者との相性がいいと、転職活動に前向きになれます。
2位 希望する業界・職種に強い
- 希望する会社とのパイプが強かった(男性)
- 自分が希望していた外資企業への転職に強かったから(女性)
- 「不動産関連の事務」と希望が決まっていたため、不動産業界専門のエージェントを選びました(女性)
2位は「希望する業界・職種に強い」です。
希望する業界や職種に強いと、希望に合う求人が豊富なほか、業界に関する情報を共有してもらいやすくなります。
応募書類の添削や面接対策も応募先企業に合わせてしてもらえるので、選考通過の可能性も高まるでしょう。
希望業界の企業と深いつながりがある場合は、書類選考の免除や面接の確約などができることも。
また職種に関する知識が豊富だと、話が通じやすく、職種独特の悩みなども相談しやすくなります。
なお業種や職種のほか、ターゲットとしている年代も転職サイト・転職エージェントによって異なります。
3位 大手・有名で求人数が多い
- 大手であり安心した(女性)
- 選べる職業が豊富だった(男性)
- 案件の多さがポイントでした。多くの有名企業の案件を紹介いただき、情報量の多さを感じました(男性)
3位は「大手・有名で求人数が多い」でした。
安心感があり求人数も多いことから、大手の転職サイト・転職エージェントを選んだ人もいます。
大手であれば幅広い年齢層に対応しているので、もちろん30代の転職サポートも可能です。
求人数が多ければ「紹介してもらえる求人」「検索で見つかる求人」が多くなり、転職活動の幅も広がります。
対応している業界や職種が限られている転職サイト・転職エージェントの場合、情報の質が高くなったり業界・職種に合わせたサポートが受けられたりするものの、求人数は少なくなります。
4位 口コミで高評価
- 知り合いがすすめてくれたため(男性)
- YouTubeでおすすめされていたから(男性)
- ネットで口コミが良かったから。実際は担当者の当たりはずれがあるので、口コミを鵜呑みにするのはやめようとも思った(女性)
「口コミで高評価」が4位でした。
ネットの口コミのほか、知人や元同僚のおすすめを参考にした人も目立ちました。
同じ業界や職種から、あるいは同じような経歴で転職した人の口コミは参考になりそうですね。
ただし口コミが高評価でも、転職エージェントで口コミと同じ担当者に当たるかどうかはわかりません。
同じ転職エージェントでも担当者との相性によって感じ方は変わる点には注意しましょう。
5位 マッチングの質が高い
- 紹介いただく企業の特色や条件面が、自分の希望と一致していた(女性)
- 転職ありきではなく現職に残る選択肢もある中で、「本当におすすめの求人」を紹介してくれた(男性)
- 何社か登録してみて、紹介された会社の雰囲気が一番好みで、自分の感覚と合っていると感じたところにした(女性)
「マッチングの質が高い」が5位でした。
面談後に求人紹介を受けてみて、希望に合う求人を紹介してくれると感じた転職エージェントを選んだ人もいました。
希望に合う求人を手間なく探せるのが転職エージェントのメリットだからでしょう。
紹介される求人が希望に合わないものばかりで、「◯◯という点で希望に合わない」と伝えても改善されないようなら、担当者やエージェントを変更することも検討してください。
アンケート調査の回答をまとめると、転職サイトや転職エージェント選びで押さえておきたいのは次の4点です。
- 希望する業界・職種に強いか確認する
- 担当者の対応は良いかチェックする
- 大手の総合型転職サイト・エージェントも押さえる
- 30代利用者からの口コミ評価を調べる
まずは、希望する業界・職種に強い転職サイトや転職エージェントを押さえることが大前提です。
希望条件に合った求人も見つかりやすく、専門性の高い担当者からのサポートも受けられます。
次に、対応の良い担当者を探しましょう。
担当者との相性や質は転職活動を大きく左右すると言えます。
さらに大手で知名度の高い総合型転職サイト・転職エージェントも併せて登録するのがおすすめです。
求人数が多いので選択肢も広がりますし、希望業界・職種の採用動向や給与相場などを求人から読み取ることもできます。
そして30代からの口コミ評価の高さも要チェックです。
以上、4点を押さえた上で転職サイト・転職エージェントを活用すれば、30代の転職活動も順調に進められるでしょう。
【30代の転職事情】経験者267人アンケート調査
転職を考えている30代の方の中には、「30代からの転職は厳しいのでは」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
しかし実際には30代で転職している方もたくさんいます。
今回は転職経験のある267人にアンケートを行うことで、30代の転職事情を徹底調査。
「具体的な転職理由」「異業種・異職種への転職割合」「転職活動の進行度」「30代で転職してよかったこと」などについて質問、回答いただいております。
- 調査対象:30代で転職経験のある人
- 調査期間:2023年12月4日~11日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:267人(男性139人/女性128人)
※アンケート中の年齢は、転職当時のものです。
回答数の多い順にランキング形式なども含めながら紹介しています。
30代で転職経験のある267人に「30代の転職理由」を聞いたところ、「人間関係が悪い(20.6%)」がランキング1位でした。
2位と3位はあまり差がなく、2位「収入をあげたい(16.9%)」、3位「仕事内容を変えたい(16.1%)」となりました。
以下、4位「プライベートと両立したい(8.2%)」、5位「キャリアアップ・スキルアップしたい(7.5%)」、6位「将来への不安があった(7.1%)」、7位「残業・休日出勤が多く休日が少ない(6.4%)」と続きます。
収入や仕事内容よりも、人間関係が原因で転職を決意した人が多いとわかりました。
「上昇志向」で転職する人もいましたが、「辛い状況を変えたい」という思いがにじむ回答も目立ちました。
では具体的な回答とあわせて解説してくので参考にしてみてください。
- 会社の人間関係が辛く、「手が痺れる」など体に異常が出た(30歳 女性)
- 上司や同僚とそりが合わなくなったため(34歳 男性)
- 担当した仕事に成功しても、同僚から認められるのではなく「私より仕事ができるなんて生意気」ととられることのほうが多かったから(37歳 男性)
1位は「人間関係が悪い」でした。
30代だけはなく、幅広い世代で転職理由の上位に入ってくるのが「職場の人間関係」です。
人間関係についての悩みが深くなると、体調不良に陥ってしまう人もいます。
また人間関係が悪く、「意見もいっても無視される」「何をしても悪く言われる」といった状況になってしまうと、業務もうまく進みません。
人間関係をリセットしたくて転職を選んだ人が多いとわかりました。
- 収入が少ないからです(30歳 女性)
- 住宅を購入しましたし、30代で子どもをつくりたいと考えていましたので、給料・年収があがる会社を探しました(31歳 男性)
- 「給料」と「仕事の拘束時間」のバランスがとても悪かったため(37歳 男性)
2位は「収入をあげたい」となりました。
仕事内容が気に入っていても、収入が少なすぎると、仕事への意欲が失われてしまう人も多いでしょう。
「仕事内容・量と給料が見合っていない」と感じている人もいました。
また30代は「住宅購入」「結婚・出産」といったライフイベントを経験する人も多くなります。
住宅ローンや養育費の支出が現実味を帯び、転職による年収アップを考える人もいるようです。
- 仕事内容が自分に合っていないと感じたため(30歳 女性)
- 大学で勉強し、興味もあった有機化学の知識と技術を十分に発揮できる会社に転職したかったため(34歳 女性)
- 身体に無理のかからない職種になりたかったから(36歳 男性)
3位は「仕事内容を変えたい」でした。
「今の仕事内容が自分に合っていない」という人もいれば、「もっと資格や経験を活かせる仕事に変わりたい」という人もいました。
「同じ仕事を長年続けたので、思い切って違う仕事を経験したい」という動機もあるでしょう。
「思い切ってキャリアチェンジをするなら、30代のうちに」と考える人もいるかもしれません。
また30代になって体力面での衰えを感じ、「現場仕事や立ち仕事を続けるのは辛い」と転職を決意する人もいます。
- 妻が第2子を妊娠しているとわかったとき、前職の業務形態では時間の融通が利かず、妻の負担が大きくなってしまうと思い転職しました(31歳 男性)
- 難易度が高くストレスも大きい仕事をしていましたが、「今後はプライベートを大事にして働きたい」と思ったため(38歳 女性)
- 子育てと両立して働くため(39歳 女性)
4位は「プライベートと両立したい」でした。
結婚・出産を機に、仕事とプライベートの両立を考え直した人が目立ちました。
例えば「配偶者や子どもと休日を合わせたい」「子ども・家庭を優先し、時短勤務で働きたい」などです。
「勤務地を自宅近くにしたい」といった例もありそうですね。
- 前職では決まった作業をするだけで、スキルアップに向いていませんでした。大きなスキルアップを望んでいるわけではなかったのですが、何も得られず30代を突き進むことが恐ろしくなって転職しました(31歳 女性)
- 事務職のスキルがほしかった(32歳 女性)
- 将来独立して働くための実務経験を得るため(37歳 男性)
「キャリアアップ・スキルアップしたい」が5位でした。
「30代なのに、あまりスキル・経験に自信がもてない」と思い、転職を決意する人もいます。
一方で、起業・独立やなりたい職種へのステップアップとして転職する人もいました。
転職で得たいスキルや経験が明確になっていれば、仕事選びに迷わなさそうです。
- 先輩たちがリストラされる姿を見て、将来を悲観したため(31歳 男性)
- 会社と自分の将来に不安を感じたため(33歳 女性)
- 会社が赤字続きで将来性が見込めなかったから(39歳 男性)
「将来への不安があった」が6位でした。
会社や業界の将来に不安を感じ、転職した人もいました。
会社・業界の不振を感じると、「働き続けて大丈夫だろうか」と不安になりますよね。
また業績不振の企業では、社内の雰囲気が暗くなって働きにくくなることもあります。
「業績不振の会社では、優秀な社員から転職・退職し始める」という人もいます。
- 休日が少なかったから(30歳 女性)
- 表向きの年間休日数はよかったのですが、実際には「休日出勤・残業が当たり前」という風潮があった(35歳 男性)
- 残業が多くて、ほとんど定時で帰れなかったからです(38歳 女性)
7位は「残業・休日出勤が多く休日が少ない」です。
勤務時間や勤務日数に不満があり、転職を決めた人もいました。
残業や休日出勤が多かったり、年間休日数が少なかったりすると、プライベートの時間がとりにくくなります。
またリフレッシュできず体調管理をしにくくなり、心身に不調が出てしまう人もいると考えられます。
「繁忙期はちょっと残業が多い」という程度なら我慢できるかもしれませんが、慢性的に残業が多いと、疲弊してしまいますよね。
転職の際に「業種や職種を変えたか」を聞いたところ、「業種・職種とも変えた(33.7%)」が多くなっています。
「第二新卒などと違い、30代になると異業種・異職種への転職は難しいのでは」と考える人もいます。
しかし実際には、異業種・異職種への転職を実現した人も多いとわかりました。
一方で「業種・職種とも前職と同じ」と答えた人も多く、実務経験を活かして転職した人も。
経験・スキルを活かしての転職であれば、収入を落とさずキャリアアップも叶えられそうですね。
続いて、「30代での転職活動が順調だったか」を聞きました。
その結果、「順調だった」「まあ順調だった」が合わせて63.6%でした。
過半数の人が30代での転職活動を順調に終えたとわかります。
「自分が目指す方向性」がはっきりしていれば、仕事探しで迷うことは少なくなるでしょう。
またスキルや経験を活かせる仕事に応募する場合には、高く評価されることも期待できます。
もし自力での転職活動がうまくいかないようなら、転職エージェントなどに相談してみる方法があります。
「30代で転職してよかったか」という質問には、「とてもよかった」「まあよかった」が合わせて85.0%という結果に。
「30代で転職してよかった」と感じている人が多いとわかります。
30代での転職に不安を抱える人も多いですが、思い切って転職してみると「よかった」と思えるかもしれません。
最後に「30代で転職してよかった」と答えた227人に、よかったと思う理由を聞いたところ、「収入があがった(26.6%)」が多くの票を集めてランキング1位となりました。
2位「仕事内容・進め方が合っている(18.4%)」、3位「人間関係がよくなった(15.0%)」、4位「残業が減った・休日が増えた(13.9%)」と続きます。
5位から7位まではあまり差がありません。
同率5位「キャリアアップ・スキルアップできた(10.1%)「ワークライフバランスがよくなった(10.1%)」、7位「心身のストレスが軽減した(8.6%)」となっています。
「転職した理由」の1位は「人間関係が悪い」でしたが、転職してよかったことの1位は「収入アップ」となりました。
では具体的な回答を紹介します。
- 給料が前職よりアップした。ただし人間関係はギスギスしている(30歳 女性)
- 給料が30%ほどアップしたので(33歳 男性)
- 給与があがりました。転職先の会社は2年に一度昇給するシステムなので、仕事に対するモチベーションも向上しました(38歳 男性)
1位は「収入があがった」でした。
「30%くらいあがった」「年収が100万円くらいアップした」などの回答が寄せられています。
「転職してすぐは一時的に収入が下がったものの、今は前職を超えている」という声もありました。
- 希望していた編集職に就いたからです。覚えることが多く大変だったものの、日々充実しています(30歳 男性)
- 資格が活かせて、かつ自分に合った仕事ができているので(31歳 女性)
- ずっと憧れていた業界だったので、転職してよかった(36歳 女性)
2位は「仕事内容・進め方が合っている」となりました。
「30代で憧れの職種・業種に転職できた」という人も多いようです。
好きな仕事や適性に合った仕事に転職することで、毎日が充実した人もいます。
一方「外資系企業から日系企業に転職し、英語を使わなくなってよかった」というコメントもありました。
「好きな仕事をする」のではなく、「苦手な仕事をしない」という選び方もできるとわかります。
- 自由な社風で、勤めてる人もまともだった(30歳 女性)
- 尊敬できる人が多い(32歳 女性)
- 業種の特徴なのか、働いている人たちの人柄がとても気さく。引継ぎなどでも親身になって教えてくれ、アットホームなので(38歳 男性)
3位は「人間関係がよくなった」でした。
「人間関係がよい」あるいは「厳しい人や合わない人はいるものの、前職よりはマシ」な職場に転職できた人も多いようです。
社風や人間関係は職場によってかなり違います。
そのため転職して「人間関係が変わるだけで、こんなに働きやすくなるなんて!」と感動する人もいます。
同時に「いじめ・嫌がらせが横行していた前職の異常さ」を再認識する人もいるのではないでしょうか。
- 転職理由だった「休日の少なさ」が解消された(30歳 女性)
- 以前より残業が減って、有給休暇もとりやすくなったから(32歳 男性)
- 残業がほとんどなく、上司・同僚も積極的に有給休暇をしている環境だから(38歳 女性)
4位は「残業が減った・休日が増えた」でした。
残業が減ったり休日が増えたりすることで、心や時間にゆとりができ、家族や趣味に目を向けやすくなる効果がありそうです。
なお休日数については募集要項の年間休日だけではなく、「有給休暇を取得しやすい雰囲気かどうか」や「有給消化率」もチェックしておきましょう。
- スキルが身につく仕事内容のため、今後もし転職する場合も転職しやすそう(30歳 女性)
- 新しいスキルを身につけられた(32歳 男性)
- IT系の会社に就職して、技術的なことをたくさん学び、手に職がついたと思う(32歳 女性)
「キャリアアップ・スキルアップできた」が5位でした。
転職してスキルが身についたり、「社内で重要な仕事を任される」などのキャリアアップにつながったりした人もいました。
重宝されるスキルが身につけば、「さらなるキャリアアップ」や「よりよい条件」を求めて、再度転職することも可能でしょう。
自信をつけて起業する人もいるかもしれませんね。
- 希望通り土日休みになり、前職より子どもとの時間を多く取れるようになったため(37歳 男性)
- 育児とのバランスが取れるようになったため(38歳 女性)
「ワークライフバランスがよくなった」が同率5位でした。
家庭・育児やプライベートとのバランスがよくなったという人もいました。
「残業・休日出勤が少ない」「勤務地が近い・在宅勤務できる」「急な休みに理解がある」「時短勤務ができる」といった職場だと、ワークライフバランスがとりやすそうです。
- 前職に比べたら収入は3分の1になったが、ストレスは1000分の1になったくらいの感覚(31歳 男性)
- 体調を考慮した働き方ができるようになったため(31歳 女性)
- 事務職になり、体はかなり楽になりました(35歳 男性)
7位は「心身のストレスが軽減した」です。
「デスクワーク」や「夜勤のない仕事」に転職して体が楽になることもあるでしょうし、ノルマのない仕事に転職してプレッシャーから解放されることもあるでしょう。
現職で身体を壊しそうなくらいのストレスや業務負荷に悩んでいるなら、転職もひとつの解決策になりえます。
- 転職前は週休3日で賞与5ヵ月だったのが、週休2日の賞与2ヵ月になったから(32歳 男性)
- 自宅から近くて通いやすいのはよかったが、会社の雰囲気や仕事内容は楽しいと思えなかったため(33歳 女性)
- ハラスメントはないものの、以前より拘束時間が長くなり、給料も安すぎた(33歳 男性)
- 新たな人間関係の悩みができてしまった。職場が変わったとしても「キツイ人がいる」「威圧的な人がいる」といった悩みは消えないと実感しました(37歳 女性)
- 入社1年程は順風満帆で、成果を出しつつ楽しく仕事ができた。しかし突如別会社にM&Aされてから会社の雰囲気が一変し、やるべき仕事を取り上げられるなど理不尽さを感じた(38歳 男性)
「転職してよくなかった」と答えた人からは、「給料が下がった」「人間関係がうまくいかなかった」などの回答が寄せられました。
スキル・経験を活かしたキャリアアップ転職でない場合、転職当初は収入が下がってしまうことも多いです。
また中途入社すると「年下の上司」「年上の部下」ができる可能性も高く、接し方に悩むケースもあります。
「とにかく自宅から近いこと」「収入がアップすればどんな仕事でもいい」など、最優先条件以外を無視して選んでしまうと、後悔することも多そうですね。
また「家族を助けるために転職したが、自分の思いを優先したほうがよかった」というコメントもありました。

30代の転職理由は「人間関係」が多くなりました。
実際に、転職後に人間関係のよい職場に恵まれた方もいます。
また30代の転職では「収入が下がりそう」と心配する方も多いですが、アンケートでは「収入があがってよかった」と回答した人も目立ちました。
未経験でのキャリアチェンジであっても、成長の見込める業種・職種で経験を積むことで、将来的に収入が高くなる可能性はあります。
「今の職場は給料が安すぎる」「自分のスキルや仕事量と、給料が見合っていない」と感じたら、転職サイト・転職エージェントの適正年収診断を受けたうえで、転職を検討してみてはいかがでしょうか。
30代の転職で年収アップを叶えるためのポイント
前章のアンケート調査でもわかるように、「収入を上げたい」という転職理由や、転職後に「収入が上がった」といった回答が多かったことから、30代には年収アップ転職を実現するチャンスがあります。
実際に厚生労働省発表の「令和2年転職者実態調査の概況」でも、30代は転職による収入増加割合が高くなっており、30代前半だと「48.6%」と全年代で最も高いです。
しかし、30代で転職すれば誰でも年収アップを実現できるわけではありません。
そこで30代の転職で年収アップを叶えるためのポイントを紹介します。
年収アップ転職を実現したい30代の方は、ぜひ押さえておいてください。
これまでの経験やスキルが活かせる業種・職種に転職すれば、年収アップのチャンスも広がります。
30代になると社会人経験も長くなり、多くの人がさまざまな経験やスキルを積んでいるため、評価が得られやすいです。
あなたのスキルを必要としている企業もあるでしょう。
これまでの経験やスキルが活かしやすいのは、同業種・同職種です。
業界への理解と職種で培ったらスキルがあるため、適応しやすく即戦力として働けるでしょう。
保有するスキルや知識の専門性をさらに高めておきましょう。
30代は仕事に慣れてくる時期ですが、常にスキルを磨いたり、新たな知識や技術を習得したりしておくことが大切です。
専門的な資格を取得するのも、市場価値が高まり年収アップにつながるのでおすすめです。
30代になると役職につく人も多くなりますが、役職がなくても人材育成やマネジメントに関わり、経験を積んでおきましょう。
高収入の求人の多くは、リーダーシップやマネジメント経験を重要視しているため、年収アップ転職には欠かせません。
「管理職になりたくない」という30代も増えていると耳にしますが、機会があれば管理職ポジションについて、ぜひマネジメントの経験を積んでください。
年収アップしたいなら年収交渉を行いましょう。
交渉によって年収が増えることもあるからです。
とくに30代はアピールできる経験やスキルが豊富なため、アプローチ次第で提示額も変わってきます。
ただし、年収交渉にはテクニックが必要で、タイミングを間違えると内定がもらえなくなることも。
年収交渉は転職のプロである転職エージェントにお願いするのがおすすめです。
転職先企業の評価制度や昇給システムも把握しておきましょう。
入社時に年収アップすることはもちろん大切ですが、まだまだ先の長い30代の転職では、将来的にも収入が右肩上がりになるかが重要です。
また、転職で一時的に年収が下がっても、評価制度や昇給システムが充実していれば、短期間で前職の収入を超えることもあり得ます。
もし把握できない場合は、転職エージェントを通じて情報収集するといいでしょう。
年代的に家族を養っていたり、ローンを組んでいたりするため、「早く年収アップ転職を叶えたい」と焦る人もいるかもしれませんが、30代の転職活動は余裕をもって行ってください。
焦って転職活動を行うと、好条件の求人を見逃してしまいます。
希望の年収と合った求人に出会えたら転職するようにし、年収アップが叶わなければ無理に転職しないようにしてください。

30代の年収アップ転職は決して簡単でなく、叶えるためには押さえておくことも多いです。
現状の年収やスキル・経験などによっては、上記ポイントを実践しても年収アップが厳しいケースもあります。
年収アップのためには日々の研鑽が重要です。
しっかりとキャリアプランを立てて、いつでも年収アップ転職のチャンスがつかめるように、市場価値を高めて準備しておきましょう。
30代後半の転職は厳しいのか?「35歳の壁」を解説
30代で転職を考えたとき、「35歳の壁」という言葉を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
転職の難易度が上がると、転職活動に二の足を踏みがちになりますが、最近では35歳の壁は崩れているとも言われており、30代後半でも転職ができないわけではありません。
総務省統計局が発表した労働力調査(※2023年1~3月期平均の結果)によると、転職者の半数以上は35歳以上という結果も出ています。(参照:独立行政法人 労働政策研究・研修機構)
35歳以上の転職市場が活発な理由として、「2025年問題」や「2035年問題」など、日本の超高齢化社会による労働力不足の問題があります。
企業も人材を確保するために、採用年齢の幅を広げているわけです。
ただ、転職のハードルは下がっていても、難易度はどうなのでしょうか。
前の章で紹介した、30代の転職事情調査の「転職活動が順調だったか」の回答を30代前半と後半にわけて集計してみたところ、以下のような結果となりました。
30代前半(30~34歳)/178人 | 30代後半(35~39歳)/89人 | |
順調だった | 28.1% | 31.5% |
まあ順調だった | 33.2% | 37.1% |
やや大変だった | 30.3% | 24.7% |
とても大変だった | 8.4% | 6.7% |
30代後半のほうが「順調だった」「まあ順調だった」と回答している人が多く、決して35歳以上の転職が厳しくなるわけではないようです。
ただ、若手のようなポテンシャル採用は期待できませんし、引く手あまたというわけでもありません。
順調に転職活動を進めるためには、転職活動の準備を徹底して行うことが重要です。
- 30代後半に求められる経験や人材像を把握する
- 30代後半の転職市場を理解する
- 30代後半で転職する理由や自身の強みなどを明らかにする
- 自身の市場価値を知る
転職エージェントなら、転職活動の準備や情報提供のサポートも行ってくれます。
30代後半で転職を希望する人は、転職エージェントを活用しながら、転職活動を順調に進めていきましょう。
転職エージェントの利用に関するよくある質問まとめ
転職エージェントを利用する際のよくある質問をまとめて紹介します。
疑問点や気になることがある方は、参考にしてください。
登録はもちろん、求人紹介や転職セミナーへの出席、応募書類の添削、模擬面接など全てのサービスを無料で受けられるのでぜひ活用してください。
ただし、ビズリーチには有料プランが用意されており、料金を支払うことで閲覧・コンタクトが可能な求人やスカウトがあります。
転職エージェントは、「人材を探してほしい」という企業に対してニーズに合う人材を紹介し、紹介した人材が企業に採用された際に「成功報酬」として手数料を受け取っています。
企業から報酬を受け取っているため、転職希望者からサービス料を受けとることはありません。
転職エージェントでは、転職の意思が固まっていない方の相談も受けています。
転職すべきか今の職場にとどまるべきかも含め、コンサルタントと一緒に考えていきましょう。
また、ビーズリーチのような「スカウト型」の転職サービスは、基本的にスカウトを待ち、魅力的な企業から声がかかれば応募するというスタイルです。
「今すぐ転職したいわけではないが、良い条件の求人があれば転職したい」という方は、スカウト型の転職サービスを利用するのもいいでしょう。
「非公開求人」とは、転職エージェントに登録後、応募可能な人(企業が求める能力をもっている人)にのみ個別で紹介してもらえる求人のことです。
企業が求人を非公開にするのには、下記のような理由があります。
- 急な異動や退職による欠員募集に対応するため、求人サイトに掲載して応募を待つ時間がない
- 企業が求めるスキルをもった人材にのみ応募してほしい
- 競合他社に人事について知られたくない
感染症予防の観点から、最近はZOOMやSkypeを利用したオンライン面談を行う転職エージェントが増えています。
また、電話面談に対応しているところもあります。
詳しくは各転職エージェントにお問い合わせください。
企業が求める経歴やスキルなどの条件を満たしていない場合は、「紹介できるお仕事がない」と言われることもあります。
とくに30代は前半と後半で求められる経歴やスキルも違います。
希望条件に合った求人紹介が難しい場合は、条件を緩めたり、職種や業種の幅を広げたりすると、お仕事を紹介してもらいやすくなります。
希望する業界・職種の求人動向や、転職時期によっても変わってきます。
できるだけ早く転職したい人は、希望時期について担当者に伝えておくといいでしょう。
30代の転職希望者の中には、譲れない条件があって長期戦になる人もいます。
転職期間はあくまでの目安として、納得できる転職を目指しましょう。
また、仕事と転職活動の両立が難しくても、金銭的な余裕やブランクが発生しないメリットのある、在籍しながらの転職活動がおすすめです。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
当サイトの情報が30代の方が転職エージェントを利用するうえで少しでも参考になりましたら幸いです。
もしまだ転職エージェント選びに迷っている場合、R&Gオリジナルの転職エージェント検索ツールをご用意したので、ぜひ利用してみてください。