未経験者からベテランまで、経理の転職活動に「転職サイト」や「転職エージェント」の利用を検討する人も多いのではないでしょうか。
しかし、さまざまなサービスがあるため、どの転職サイト&エージェントを選べばいいのかわからない人もいるでしょう。
当記事では、経理職に強いおすすめ転職サイト&エージェントを厳選して10社ピックアップしました。
さらに経理職におすすめの転職エージェントの選び方、使う際のメリット・デメリットやよくある質問と回答なども紹介しています。
BANZAI税理士事務所代表 伴洋太郎氏
税理士
1級ファイナンシャルプランニング技能士
大学卒業後、一般企業や税理士事務所での勤務を経て、2018年に開業。個人事業主や中小法人を対象とした業務の経験が豊富で、スモールビジネスの税務解説を得意とする。PythonやGoogle Apps Scriptなどのプログラム言語を用いた業務改善を積極的に行っている。
経理職に強いおすすめの転職サイト&エージェント10選!各社の特徴も紹介
それでは早速、経理職に強いおすすめの転職サイト&エージェントを紹介していきます。
なお、おすすめ10選は以下をもとに編集部が独自に選んでいます。
各転職サイト&転職エージェントの特徴や、おすすめポイントなども紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【MS-Japan】上場企業への転職を目指している人におすすめ
- 上場企業の求人多数
- 年収アップが目指せる
- 全求人の9割が非公開求人(※)
MS-Japanは、管理部門・士業の求人を専門に扱っている転職サイトです。
経理の求人を多数扱っており、全求人の3割以上が経理・財務の求人です。
上場企業への転職を目指している人は、MS-Japanがおすすめ。
上場企業や優良企業の求人を豊富に扱っているからです。
管理部門や士業求人の特化型の転職サービスとして30年以上の実績(※)があるため、企業との信頼関係もばっちり。
上場企業の70%以上にあたる約2600社(※)からの依頼実績がありますよ。
安定性の高い上場企業の求人が多いこともあり、扱っている求人の半数以上が年収500万円以上(※)。
年収交渉も行ってくれるため、年収アップも目指せます。
さらに、全求人の9割が非公開求人(※)なのもポイントの一つ。
ほかにはない求人の扱いも多いため、今まで「これ」といった経理職の求人が見つからなかった人でも、条件にあった求人が見つかるかもしれません。
転職エージェントとしての評価が高いため、自力での転職活動に行き詰まってしまった人は、ぜひ登録を検討してください。
※「MS-Japan」公式サイトより(2023年9月時点)
働き方 | 正社員 |
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取扱業界 | 経理・財務、人事・総務、法務・知的財産、経営企画・内部監査、広報・IR・マーケ・購買、秘書・オフィスワーク、会計事務所・監査法人、法律・特許事務所、社会保険労務士事務所、コンサルティング、役員、金融、その他 |
求人対応エリア | 全国、海外 |
運営会社 | 株式会社MS-Japan(エムエス ジャパン) |
公式サイト | https://www.jmsc.co.jp/ |
【ヒュープロ】とにかく早く転職したい人におすすめ
- 最速で転職が実現
- 書類添削・面接対策サービスあり
- 転職成功者の満足度93%(※)
ヒュープロは、士業・管理部門の専門の転職支援サービスです。
とにかく早く転職をしたい人は、ヒュープロがおすすめ。
早い転職を実現するために、独自で開発したアルゴリズムを用いた通過率の高い求人の抽出と、経理業界の知識を豊富にもつ専任エージェントとの面談があるからです。
ヒュープロの最短内定実績は、なんと12時間というからすごいですよね。
書類選考の通過率が上がるように、履歴書や職務経歴書の無料の添削サービスがあるほか、面接対策サービスの利用も可能。
これらのサービスはすべて無料で利用できますよ。
士業管理部門に特化した転職サイトですが、経理や財務の求人も多数扱っています。
検索で希望の求人が見つからなかったときは非公開求人からも紹介してくれますよ。
さらに、税理士や税務スタッフなどの求人も多く、経理職からのキャリアアップを目指している人にも利用しやすいサービスです。
転職成功者の満足度も93%(※)と高いので、経理職の転職を目指している人は登録して損はありませんよ。
※2021年1月〜2022年10月自社アンケート調査結果に基づく
働き方 | 正社員 |
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取扱業界 | 税理士・税務スタッフ、経理、財務、公認会計士、人事・労務、社会保険労務士、法務・知財、弁護士、総務 |
求人対応エリア | 税務スタッフ・税理士:全国、経理・法務:東京都・神奈川 |
運営会社 | 株式会社ヒュープロ |
公式サイト | https://hupro-job.com/ |
【WARCエージェント(ワークエージェント)】IPO準備企業への転職希望者におすすめ
- IPO準備企業との取引多数
- 管理部門のハイクラス転職に強い
- 経理のキャリアに深い理解あり
WARCエージェント(ワークエージェント)は、経営管理部門のハイクラス人材に特化した人材紹介サービスです。
IPO準備企業へのキャリアアップやチャレンジ転職の機会が欲しい人は、WARCエージェントがおすすめです。
WARCエージェントは人材紹介以外にも、経営管理部門のハンズオン支援事業を行っており、ベンチャー・スタートアップ業界とのネットワークを持っています。
「UZABASE」「SmartHR」「マネーフォワード」といった話題のベンチャー案件も多数保有。(※)
ハイクラス人材に特化しているため、CFOや経理財務部長といったポジションの転職支援に強く、未上場企業だけでなく、上場企業の求人紹介も可能です。
WARCエージェントには、経理職のキャリアに深い理解があるキャリアアドバイザーも在籍。
経理としてIPOに関わりたい人や、新たなステージへ挑戦したい人は、ぜひ一度相談してみてください。
※「WARCエージェント」公式サイトより(2023年9月時点)
働き方 | 非公開 |
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取扱業界 | 要相談 |
求人対応エリア | 要相談 |
運営会社 | 株式会社WARC |
公式サイト | https://agent.warc.jp/ |
【ジャスネットキャリア】ステージにあった転職を目指している人におすすめ
- 幅広いフィールドの求人を保有
- 業界最大級の求人数
- 「職業紹介優良事業者」にも認定
ジャスネットキャリアは、公認会計士が創業した経理・財務、会計、税務分野に特化した転職支援サービスです。
キャリアステージにあった転職を目指している人は、ジャストキャリアがおすすめ。
非公開求人を含め、幅広いフィールドの求人を多数保有しているからです。
取引実績企業は、国内上場企業や優良企業、大手会計事務所から外資系企業など幅広く、その数5000社超(※)。
20代若手層・30代中堅層・40代以上の管理職など、どの年代にも対応可能で、求職者のキャリアステージにあった仕事があります。
公式サイトに掲載されている求人数は業界最大級であり、非公開求人も多数保有。
2022年2月期に日本マーケティングリサーチ機構が行ったブランドのイメージ調査では、「真っ先に登録したいと思う転職サイトNO.1」にも選ばれています。
さらに、厚生労働省の「職業紹介優良事業者」にも認定されているのもポイントですよ。
直接応募のできる求人から、在宅ワーク可能の経理職求人・転職エージェントサービスが利用できる求人もあるので、興味のある人はぜひ登録を検討してくださいね。
※「ジャスネットキャリア公式サイトより(2023年9月時点)
働き方 | 正社員、契約社員、派遣、紹介予定派遣、パート・アルバイト、業務委託 |
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取扱業界 | 監査法人、コンサルティングファーム・シンクタンク、税理士法人、会計事務所、青色申告会、IT・情報通信、メーカー、商社、物流・運輸・インフラ、サービス、アウトソーシング・シェアード、金融、不動産・建設 |
求人対応エリア | 全国 |
運営会社 | ジャスネットコミュニケーションズ株式会社 |
公式サイト | https://career.jusnet.co.jp/ |
【KOTORA(コトラ)】利用するなら評価の高い転職支援サービスがいい人におすすめ
- キャリア転職実績評価では4部門でMVPを受賞(※1)
- 大手優良企業の求人あり
- 公式サイト内のコンテンツが充実
KOTORA(コトラ)は、金融・IT/WEB・コンサル・製造業・エグゼクティブの求人に特化した転職支援サービスです。
利用するなら評価の高い転職エージェントを利用したい人は、KOTORAがおすすめ。
キャリア転職実績評価の最高峰基準の「日経ヒューマンリソースエージェントアワード2019」でMVPを受賞しているからです。
総合MVPを含む「メーカー部門」「IT・インターネット部門」「ルーキー賞」など4部門でMVPを受賞。
2015年に賞が開催されて以来、5年連続で受賞していることからも、その実力は確かなことがわかりますよね。
経営幹部・管理系ビジネスの経理職求人が多く、「クボタ」「日本電気(NEC)」といった大手優良企業の求人も扱っています。(※2)
さらに、サイトには掲載されていない非公開求人も多数保有。
求職者の希望にあった仕事を紹介してくれますよ。
公式サイトでは、KOTORAが扱っている業界に関するオススメの記事を掲載しているほか、転職者の体験記が検索して読めるなどコンテンツも充実。
掲載されているコンテンツを読めば、転職活動の参考になると思いますよ。
厚生労働省の「職業紹介優良事業者」にも認定されているので、どこに登録しようか迷ったときには、ぜひ候補に入れてくださいね。
(※1)NIKKEI Human Resources Agent Awards 2019 総合MVP/メーカー部門MVP/IT・インターネット部門MVP/ルーキー賞 受賞
(※2)調査日9月13日
働き方 | 正社員 |
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取扱業界 | 金融、コンサルティング、経営幹部・管理系ビジネス、IT/WEB、製造業、営業・広告宣伝 |
求人対応エリア | 全国、海外 |
運営会社 | 株式会社コトラ |
公式サイト | https://www.kotora.jp/ |
【リクルートエージェント】利用するなら大手がいい人におすすめ
- 大手リクルートグループが運営
- 求人数・実績ともに業界トップクラス
- スカウトサービスあり
リクルートエージェントは、リクルートグループが運営している転職エージェントサービスです。
利用するならやっぱり大手がいいという人は、リクルートエージェントがおすすめ。
数ある人材紹介サービスの中でも、求人数や実績が業界トップクラスだからです。
扱っている全求人数は、非公開求人を含め60万件以上。(※1)
経理職専門ではないものの、経理・財務系の求人も豊富に扱っています。
2019年度の登録者実績は、約125万人と業界最大級であることからも、多くの転職希望者に選ばれているのがわかりますよね。
求人数・登録者ともに業界最大級なだけに転職支援実績もNO.1。(※2)
また、エージェントサービスだけでなくスカウトサービスの利用ができるのもうれしいポイントです。
キャリアシートを入力すれば、あなたに興味をもった企業からスカウトが届きますよ。
自分にはどれくらい市場価値があるのか知りたい人や、働きながら転職活動をしている人には便利なサービスです。
全国の経理職求人を扱っているので、転職を考えたなら忘れずに登録しておきたい転職支援サービスです。
(※1)調査日2023年9月13日
(※2)厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および 4ヶ月以上の有期雇用の合計人数(2021年度実績を自社集計)2022年6月時点
働き方 | 正社員、契約社員 |
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取扱業界 | IT・通信、Web・インターネット、機械・電気、化学・素材、商社、物流・運輸、小売・卸売・サービス、旅行・エンタメ、マスコミ・広告、人材、コンサルティング、金融・保険、不動産・建設、医療・医薬、インフラ・官公庁・その他 |
求人対応エリア | 全国、海外 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
【経理転職.com】ハイクラスの転職を目指している人におすすめ
- ハイクラスの経理職求人が多数
- 希少な経理職ポジションの求人あり
- 全求人の7割が非公開求人(※)
経理職でハイクラスの転職を目指している人は、経理転職.comがおすすめ。
ミドルマネジメントクラスや業界スペシャリストポジションの求人を中心に扱っているからです。
経理転職.comは、ハイクラス求人に特化したJAC Recruitmentが運営している経理職に特化した転職サイト。
グローバル企業からベンチャー企業までの経理職求人を扱っていることにくわえ、シニア、エグゼクティブクラスなど幅広い求人にも対応しています。
また、長年にわたる実績から大手企業との信頼関係もできており、特別な求人や希少な経理職ポジションの求人もありますよ。
すぐに転職を考えておらず、まずは自分だけで転職活動をしようと思っている人は、情報収集を経理転職.comにお願いするだけでもOK。
経理業界に精通したコンサルタントが経験やスキル、適性に合わせ、非公開求人も含めた求人の中から最適な仕事を紹介してくれます。
すぐに転職したい人はエージェントサービスの利用も可能なので、ハイクラスの経理職に転職を考えたなら、登録してしてみてはいかがですか。
※「経理転職.com」公式サイトより(2023年9月時点)
働き方 | 無期雇用 |
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取扱業界 | IT・通信、金融、商社・流通・外食、コンサルティング、シンクタンク、法律・会計 |
求人対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント |
公式サイト | http://www.finance-jac.com/ |
【女性の転職typeエージェント】経理職に転職を考えている女性におすすめ
- 女性の転職に特化している
- 女性の転職支援実績が豊富
- 女性ならではのサービスが充実
女性の転職typeエージェントは、アクセスNO.1の転職サイト「type」と同じキャリアデザインセンターが運営している女性の転職に特化した転職エージェントサービスです。
女性で経理職に転職を考えている人は、女性の転職typeエージェントがおすすめ。
女性の転職実績が豊富だからです。
サービス開始から18年以上の実績(※)をもつ女性の転職typeエージェントは、豊富な女性転職のノウハウを活かし、のべ数千名におよぶ転職サポート実績を保有。
年間5000名以上(※)のキャリアカウンセリングを行い、数百名の転職支援実績があります。
さらに、ここにしかない求人もあるので、ほかでは条件にあった仕事を見つけられなかった人にも自分に合った仕事にめぐり会えるチャンスも。
また、「女性のための面接メイクアップ」といった女性ならではの悩みや疑問を解決するサービスも充実していますよ。
事務職の中の「経理事務」としての仕事が中心なので、残念ながら経理職の求人数は多いとはいえません。
ほかのサービスとあわせて利用すると便利ですよ。
※「女性の転職typeエージェント」公式サイトより(2023年9月13日)
働き方 | 非公開 |
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取扱業界 | IT・通信、コンサルティング、Web・広告・メディア、メーカー(電気・電子・機械)、メーカー(化学・素材・食品)、医療・医薬、商社・流通、金融、不動産・建設、サービス・小売・外食、人材・アウトソーシング・コールセンター、その他 |
求人対応エリア | 全国、海外 |
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
公式サイト | https://type.woman-agent.jp/ |
【BEET AGENT】キャリアアップを目指す経理職経験者の人におすすめ
- 管理部門や希少性の高い求人を紹介
- 幅広い企業の求人を保有
- マッチング精度が高い
BEET AGENTは、管理部門・バックオフィス系職種に特化した転職エージェントです。
キャリアアップを目指す経理職経験者の人は、BEET AGENTがおすすめ。
管理部門や企業の事業戦略に直結する重要なポジションなど、希少性の高い求人を紹介してくれるからです。
紹介するのは管理部門やバックオフィスに関連する求人だけであり、転職支援サービスの対象はキャリアアップを目指している人。
そのため、未経験者や経験が1年未満の人は対象外となっています。
扱っている経理・財務の求人は、上場企業からベンチャー企業まで幅広く、リモートワークやCFO候補の非公開求人もありますよ。
ほかの転職サイトと比べると求人数は多いとはいえませんが、丁寧な面談を行っているため、マッチング精度の高さがBEET AGENTの強み。
今までのキャリアを活かし、さらにキャリアアップした転職も夢ではありません。
個別の面接対策も行っているので、面接が通らない人や苦手な人はぜひ登録を検討してくださいね。
働き方 | 非公開 |
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取扱業界 | 非公開 |
求人対応エリア | 非公開 |
運営会社 | 株式会社アシロ |
公式サイト | https://beet-agent.com/ |
【経理エージェント】資格よりも実務経験を活かした転職がしたい人におすすめ
- 90%以上が経理実務者を求める求人(※)
- 経理専門のエージェントがサポート
- Web・電話面談に対応
経理エージェントは、経理人材に特化した転職エージェントです。
資格よりも実務経験を活かした経理職の転職をしたい人は、経理エージェントがおすすめ。
扱っている求人の90%以上が経理実務者を求める求人だからです。(※)
経理職の中には、「税理士」や「公認会計士」といった国家資格必須としている求人もあり、資格がないと仕事を紹介してもらえないこともあります。
その点、経理エージェントは資格よりもスキル重視の求人を中心に扱っているため、資格がないからと応募を諦めなくてすみます。
さらに「ベンチャーから大手企業」「会計事務所から事業会社」など、実務経験を活かした異業種転職の成功者が多いのも特徴です。
サポートしてくれるエージェントは、10年以上経理専門の転職サポートをしているベテランばかり。
経験を活かした独自のアドバイスにより転職成功へと導いてくれますよ。
面談はWebか電話で対応しているので、近くに拠点がない人にも利用しやすいサービスです。
ただし求人数は少なめなので、ほかのサービスとあわせて利用するのがおすすめです。
※「経理エージェント」公式サイトより(2023年9月時点)
働き方 | 正社員、契約社員、紹介予定派遣 |
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取扱業界 | 非公開 |
求人対応エリア | 全国、海外 |
運営会社 | 株式会社ビジネスビジョン |
公式サイト | https://keiri-agent.com/ |
経理職に強いおすすめの転職サイト&エージェント10社を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
それぞれに強みや特徴があり、候補先を絞りきれずに迷ってしまう人もいるかもしれません。
もし、まだどのサービスを利用すべきか迷っているなら、希望条件別におすすめの転職サイト&エージェントを厳選ピックアップしてみたので、次の章もあわせて参考にしてみてください。
経理職に強いおすすめの転職サイト&エージェントを希望条件から選べる
続いて、以下の条件別に経理職に強いおすすめの転職サイト&エージェントを紹介します。
該当する希望条件がある人は、ぜひチェックしてみてください。
1.未経験から経理職に転職したい人向け転職サイト&エージェント2選
未経験から経理職へ転職したい人は、『ジャスネットキャリア』『リクルートエージェント』を活用するといいでしょう。
上記2社は経理職の求人が豊富で、未経験者向けの求人も見つかりやすいからですね。
経理職へのキャリアチェンジ転職に強いのはジャスネットキャリアです。
経理未経験者の転職ノウハウをもっており、「正社員」はもちろん「派遣社員」「パート・アルバイト」など、いろんな雇用形態の求人があるのも特徴です。
約150のWeb動画講座を受講できる「無料教育サポート」も行っており、経理が初めての人は実務をイメージしながら学べるメリットがあります。
大手転職エージェントのリクルートエージェントは、業界トップクラスの求人数を誇るだけに、経理未経験者向けの求人も豊富です。
とくに未経験でも応募できる経理求人は人気なため、非公開求人として紹介してもらえることも。
どちらも未経験者が登録して損はない転職エージェントなので、すべて押さえておくのもおすすめです。
無料教育サポートあり。
【公式】https://career.jusnet.co.jp/
「未経験でも可」の経理求人を紹介してもらえる。
【公式】https://www.r-agent.com/
2.大手企業の経理職を目指したい人向け転職サイト&エージェント3選
大手企業の経理職を目指したい人は、『経理転職.com』『KOTORA(コトラ)』『リクルートエージェント』を押さえておくといいでしょう。
上記3社は大手企業との取引が多数あり、幅広い業種の求人を保有しています。
ハイクラス専門の転職エージェントとして有名なJACリクルートメントが運営する経理転職.comは、外資系からグローバル企業まであらゆる大手・優良企業の経理職求人を保有しています。
保有求人の70%(※)は非公開求人となっており、他の転職サイトではお目にかかれないような大手企業の案件を紹介してもらえることも。
これまでの経理経験を活かして大手への転職を希望している人は、KOTORA(コトラ)をチェックしてみてください。
20代~50代と幅広い世代の求人があり、スタッフからCFO候補まで、経験やスキルに合ったポジションの求人も揃っています。
リクルートエージェントは業界トップクラスの転職エージェントで、取引している大手企業も多数です。
公式サイトから公開求人の掲載企業一覧もチェックできるので、転職希望の企業がある人はぜひチェックしてみてください。
※「経理転職.com」公式サイトより(2023年9月時点)
簿記資格保有の未経験者に使える。
【公式】http://www.finance-jac.com/
大手・優良企業の求人を保有。外資系企業にも強い。
【公式】https://www.kotora.jp/
大手企業との取引数は業界トップクラス。
【公式】https://www.r-agent.com/
3.経理職でハイクラス転職を目指したい人向け転職サイト&エージェント3選
「部長クラス以上のポジション希望」「年収1000万円以上を目指したい」という人は、『ビズリーチ』『経理転職.com』『BEET AGENT』を押さえておくといいでしょう。
上記3社は、経験値の豊富な経営者視点をもつ人材向けの求人や、経理職の中でも専門性の高いスキルを必要とする求人が充実しています。
経理職特化の転職サイトではありませんが、ハイクラス転職を目指すなら押さえておきたいビズリーチ。
求人の3分の1が年収1000万円以上(※)という高年収の案件を多数掲載しており、経理職の求人も年収800万円~1200万円の求人が揃っています。
スカウト型のサービスなので、「希望に合った案件があれば転職を検討したい」という人や、自分の市場価値を調べる際におすすめ。
経理転職.comは各業界・職種に特化した専門性の高いコンサルタントが多数在籍しており、ハイクラス人材の転職支援実績も豊富です。
「マネジメントクラス」や「スペシャリストポジション」を目指す人向けに、キャリアプランの提案なども行ってくれます。
経験者のみの案件を扱うBEET AGENTは、質の高い求人が揃う転職エージェントです。
事業戦略に直結する重要ポジションや、希少性の高い企業のハイクラスポジションを狙っている方におすすめです。
難易度の高い転職も管理部門専門のプロが徹底サポートしてくれるため、希望者は公式サイトをチェックしてみてください。
※2021年1月現在
ハイクラスに特化。年収800~1200万円の経理案件多数。
【公式】https://www.bizreach.jp/
ハイクラスの転職支援実績が豊富。
【公式】http://www.finance-jac.com/
経験者限定の管理部門専門の転職エージェント。
【公式】https://beet-agent.com/
4.第二新卒や20代若手向け転職サイト&エージェント3選
第二新卒や20代など、経験の浅い若手の経理転職には、『ヒュープロ』『ジャスネットキャリア』『type女性の転職エージェント』が使えるでしょう。
上記3社は「第二新卒歓迎」「20代活躍」といった経理求人が豊富で、20代若手の転職支援も行っています。
ヒュープロは「若手活躍(20代活躍)」の求人特集を行うなど、若手の転職支援にも力を入れています。
応募書類の添削や面接対策なども行っており、転職が初めての第二新卒や20代若手にも頼りになる転職エージェントだと言えるでしょう。
経験豊富なエージェントが在籍しているジャスネットキャリアは、経理職へのキャリアチェンジのノウハウをもっています。
経理のキャリアプランの描き方なども教えてくれるので、現職の経理職からさらなるキャリアアップを目指したい人や、キャリアチェンジを希望する20代はぜひ相談してみてください。
若手女性が押さえておきたいのは、女性の転職支援に特化しているtype転職エージェントです。
「経理アシスタント」のような未経験からでも出来るお仕事から、リーダー候補ポジションまで、スキルや目標に合った20代女性が活躍できる企業の求人が豊富にあるので、ぜひ公開求人をチェックしてみてくださいね。
手厚いサポートで20代若手の転職をフォロー。
【公式】https://hupro-job.com/
経理職へのキャリアチェンジのノウハウあり。
【公式】https://career.jusnet.co.jp/
第二新卒・20代女性の転職支援に強い。
【公式】https://type.woman-agent.jp/
5.40代・50代のミドル世代向け転職サイト&エージェント3選
40代・50代のミドル世代の経理転職には、『ヒュープロ』『経理エージェント』『ジャスネットキャリア』に相談してみてください。
上記3社は、実務経験がある経験者向けの転職支援を得意としているため、経理職経験が豊富な40代・50代であれば、満足できる転職を実現できるでしょう。
経理部門でマネジメント経験のある人は、ヒュープロは要チェックです。
管理職やマネージャーの求人が豊富で、40代・50代の転職支援実績もあります。
在籍エージェントがベテラン揃いの経理エージェントは、経験豊富な40代・50代でも満足できるカウンセリングや転職支援を受けられるでしょう。
ミドル世代でも活躍できる案件を紹介してもらえるので、年齢が気になって転職を躊躇している人もぜひ相談してみてください。
「経理経験はあるけれどブランクあり」という40代・50代は、派遣社員やパート・アルバイトの求人も取り扱うジャスネットキャリアを押さえておくといいでしょう。
「主婦(ママ)主夫歓迎」「ブランクOK」といった求人があるので、子育てがひと段落して経理の仕事に復帰したいという人におすすめです。
管理職経験アリの40代・50代の転職支援実績あり。
【公式】https://hupro-job.com/
40代・50代でもサポート&相談にのってもらえる。
【公式】https://keiri-agent.com/
第二新卒・20代女性の転職支援にも強い。
【公式】https://career.jusnet.co.jp/
経理職に強い転職エージェントのメリット・デメリット
この章では経理職に強い転職エージェントのメリット・デメリットについて紹介します。
メリット |
・経理専任のキャリアアドバイザーに転職をサポートしてもらえる ・経理職にあった応募書類の添削や面接対策を受けられる ・非公開求人を紹介してもらえる ・企業の内部情報や転職市場の動向などを教えてもらえる |
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デメリット |
・経理経験のない人はサポートを受けられない場合もある ・担当キャリアアドバイザーと相性が合わないこともある ・経理職以外の仕事は紹介してもらいにくい |
当記事の10選で紹介している転職サイト&エージェントは、転職支援のサービスが利用できます。
第三者のサポートを受けるかどうか、ぜひ判断時の参考にしてみてください。
経理職に強い転職エージェントを利用するメリット4つ
経理職に強い転職エージェントを利用するメリットは、以下の4つです。
順番に詳しく解説するので参考にしてみてください。
1.経理専任のキャリアアドバイザーに転職をサポートしてもらえる
経理職に強い転職エージェントでは、経理専任のキャリアアドバイザーによる転職支援を受けられるメリットがあります。
経理職や管理部門を専門とした「特化型」の転職エージェントでは、経験豊富なキャリアアドバイザーが多数在籍。
知識やノウハウも十分にあるので、質の高いサポートで転職成功へと導いてもらいやすいでしょう。
例えば、一般事務と経理事務とでは同じ事務職仕事内容に次のような違いがあります。
経理事務 | 一般事務 |
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・伝票の起票や整理 ・売掛金や買掛金の管理 ・記帳 ・経費精算 ・決算書の作成や処理 ・従業員の給与計算や年末調整 |
・メールや電話の対応 ・データ入力 ・資料作成やコピー ・郵便物の発送や仕分け ・ファイリング ・来客対応 |
同じ事務職であっても仕事内容には、かなりの違いがあるとわかりますよね。
そのため、経理専任のキャリアアドバイザーにサポートしてもらったほうが、より希望条件に近い求人を紹介してもらえそうだと想像できるのではないでしょうか。
また、経理職と一口にいっても、経理事務といったサポート職から財務・税務のスペシャリストまで、幅広いポジションがあります。
転職の目的・目標も、以下のようにスキルや経験によって人それぞれです。
- 未経験から経理職を目指したい。
- 経理経験を活かして経営企画や財務部門に転職したい。
- 米国公認会計士(USCPA)の資格を活かして外資系企業の経理職として活躍したい。
面談でこれまでのスキルや経験、希望条件などをヒアリングした上で、求職者に合った求人を紹介してくれるので、仕事探しの手間が省けるメリットも。
転職活動に迷いがあるときには、自身が考えるキャリアプランは正しいのか、キャリアの相談にものってもらえます。
2.経理職にあった応募書類の添削や面接対策を受けられる
経理職にあった応募書類の添削や面接対策を受けられるのも、転職エージェントを利用するメリットのひとつです。
アドバイスや対策をしてもらうことで書類選考の通過率がアップし、内定も勝ち取りやすくなるからですね。
Webや書籍などで「履歴書」「職務経歴書」の書き方や、「面接対策」の方法を調べられますが、どうしてもありきたりになってしまいます。
たとえば経理職未経験の場合、「簿記の資格を活かしたい」「数字に強く経理に向いていると思った」といった志望動機は多く、採用担当者には刺さらないでしょう。
また、「経理視点で利益改善を目指したい」とアピールしたものの、具体的な提案ができないなどの失敗例もあります。
経理職の職務経歴書を作成するときは、業務で役立つスキルや簿記などの保有している資格、以前利用していた会計ソフトや、Excelの関数・機能をどれだけ使えるかなどを具体的に記載するのがおすすめです。
そのほかにも、経理職ならではの実績や業務経験なども記載しますが、経理職に強い転職エージェントを利用すれば、これらのことを一から教えてくれますよ。
さらに自分一人で対策をしていると、アピールできる部分を見落としがちに。
経理職を熟知したキャリアアドバイザーなら、あなたのこれまでの経験やスキルでアピールできるポイントや強みも見つけてくれるでしょう。
3.非公開求人を紹介してもらえる
転職エージェントを利用すれば、非公開求人を紹介してもらえるメリットがあります。
非公開求人とは転職サイトや求人誌などに掲載されていない、転職エージェントを通してでないと紹介してもらえない求人のことです。
企業が経理職の求人を非公開にする主な理由は以下のとおり。
- 管理部門のなかでも経理は人気が高く採用活動の手間を省きたい。
- 部門責任者のポジションに欠員が出ていることを知られたくない。
- 公開募集することで経理の社内情報や経営・業務に関する重要な情報が外部へ漏れる可能性がある。
- 急募案件で即戦力となる人材を必要としている。
非公開求人は人気企業やハイクラス、好条件といった案件が多い傾向にあるので、希望以上の求人を紹介してもらえることもあります。
とくに MS-Japan は全求人の9割が非公開求人であり、独自案件も多数。
また、経理転職.com も全求人の7割が非公開求人です。
これまで「これ」といった求人にめぐり合わなかった人には、ぜひ利用してほしい非公開求人ですが、誰でも紹介してもらえるわけではありません。
即戦力や専門性の高い人向けの求人が中心であることを理解しておいてください。
4.企業の内部情報や転職市場の動向などを教えてもらえる
企業の内部情報や転職市場の動向など、情報収集に使えるのも転職エージェントのメリットです。
経理職に強い転職エージェントは、各企業の管理部門や経理部とも太いパイプがあり、経理の転職市場についても精通しています。
経理職の転職で、最低限押さえておかなければいけない以下の情報収集が可能なので、利用する価値は高いでしょう。
- 経理職の情報
- 業界の情報
- 企業の情報
経理の仕事については求人票に詳細が載っていたり、面接などでも確認ができるので、一人での転職活動でも情報収集に苦労することはないでしょう。
ただ、経理職が転職しやすいタイミングなど、経理の転職市場については経理に強い転職エージェントに聞くのがおすすめ。
応募または希望する業界や企業の情報収集は、調べるのに時間を要するからです。
経理職経験者でも、異業種の経理職に転職する場合、面接対策や仕事内容をイメージするために業界の情報収集は必須です。
たとえばメーカーの経理職に転職する場合、原価計算のスキルや知識が求められます。
企業情報についても、「転職会議」などの口コミサイトなどで情報収集は可能ですが、匿名のネット情報は玉石混交です。
転職エージェントなら企業の社風や職場の雰囲気、キャリアパスの有無など正しく新鮮な企業情報を教えてもらえるので、ぜひ情報収集に転職エージェントを活用してください。
経理職に強い転職エージェントを利用するデメリット3つ
経理職に強い転職エージェントを利用するデメリットは以下の3つです。
順番に解説していきます。
1.経理経験のない人はサポートを受けられない場合もある
未経験から経理職への転職を希望していても、転職エージェントによってはサポートが難しい場合もあります。
なぜなら、経理部門は必要最低限の人員で業務を回していることもあり、即戦力を求められる傾向にあるからですね。
経理は営業のように利益を生み出す部署ではないため、コストをかけてまで、未経験者をイチから育てることをしない企業も多いのです。
例えば、急な退職などがあり、すぐに人員補充が必要になった場合、未経験者を育てる時間はないため経験者を募集します。
経理職は、帳簿記入や決算業務などの会計資料を作成するためには専門知識が必要だからです。
よって、転職エージェントの中には経理経験の年数を設けていたり、紹介が難しそうな人にはサポートを断ることもあります。
どれくらいの実務経験が必要かは転職エージェントによって違いますが、3年以上経理職の経験があれば、転職後も活躍できる可能性は高いでしょう。
未経験でも経理職に転職できるケースもありますが、即戦力や実務経験のある人が同時に応募した場合、優先されるのは経験者です。
未経験からの経理職は、ハードルが高いことを理解しておきましょう。
経理経験のない人は、「未経験歓迎」といった経理職求人の多い転職エージェントを選ぶといいでしょう。
未経験者であっても、これまでの経歴やスキル、求人状況によっては転職をサポートしてもらえるケースもあります。
また、未経験者の転職支援を得意としている転職エージェントもあるので、特徴を見極めて活用してください。
どの転職エージェントを使っても求人が見つからない場合は、「派遣社員」や「パート・アルバイト」で経理職求人を探すのもおすすめ。
入社するのに比較的難易度が低く、経理事務やアシスタント的な仕事からはじめて経験を積めるからです。
事務派遣を探す際は、「派遣事務におすすめの派遣会社ランキング」の記事も参考にしてみてください。
2.担当キャリアアドバイザーと相性が合わないこともある
転職エージェントを利用するデメリットとして、担当キャリアアドバイザーとの相性の良し悪しがあることも挙げられます。
転職エージェントにはいろんなキャリアアドバイザーが在籍しており、経験も実績も人それぞれ違います。
そのため、担当者が経理知識の浅い新人だった場合、自分のほうが経理職に詳しく、サポートに不安を覚えることがあるかもしれません。
逆に経験も実績も十分あるが、高圧的で厳しい物言いの担当者にあたってしまい、転職活動そのものが嫌になってしまうなんてことも。
転職活動のすべてを、キャリアアドバイザーを介して行うため、相性が合わないとストレスも大きく、ペースダウンにもつながるでしょう。
また、微妙に専門分野の違う担当者がついてしまうと、話がかみ合わないこともあり得ます。
例えば、管理会計を希望している人に対して、管理部門の中でも人事や法務に強かったり、経理事務などの事務職系を得意としている担当者がつくと合いませんよね。
あなたが登録したスキルや経験をもとに担当者を紹介してくれますが、相性や専門性が合わないと、質のいいサービスを受けられないので担当者変更を申し出るといいでしょう。
相性の合うキャリアアドバイザーと出会うためには、複数の転職エージェントに登録してください。
いろんな転職エージェントを使えば、自分に合うキャリアアドバイザーとめぐり逢える可能性がアップするからですね。
また、1社だけの理由だと「転職エージェントの担当者はこんなものなんだ」と思い込んでしまうデメリットが。
他の転職エージェントを利用して担当者のレベルやサポート力の差もわかるので、ぜひ比較検討のためにも複数のサービスを利用してみてください。
経理の専門知識をもっているキャリアアドバイザーに出会いたい人は、経理職に特化した転職エージェントの利用がおすすめ。
経理専門のキャリアアドバイザーが多数在籍しているので、担当者も変更しやすいでしょう。
3.経理職以外の仕事は紹介してもらいにくい
経理職に強い転職エージェントを利用する場合、経理職以外の仕事は紹介してもらいにくい可能性が。
とくに経理職に特化した転職エージェントだと、経理や管理部門以外の求人を保有していないケースがあるからですね。
例えば異職種転職で、営業から経理を目指したものの転職活動がうまくいかず、やっぱり営業職で転職したいと思っても営業の求人紹介は難しいでしょう。
今回紹介している10選のうち、経理職に特化していて、経理・管理部門の公開求人数が多かった3社の経理職求人数と営業職の求人数を調べてみました。
転職エージェント名 | 経理職・管理部門求人数(件) | 営業職(件) |
---|---|---|
MS-Japan | 3,050 | 検索できず |
ヒュープロ | 2,434 | 検索できず |
ジャスネットキャリア | 1,769 | 19 |
調査日2024年1月12日
経理職や管理部門に特化している転職サイト・転職エージェントでは、そもそも検索自体に「営業職」の選択肢がない、あっても求人はほとんどないという結果になりました。
また担当のキャリアアドバイザーも経理職には精通していても、他の職種となると対応がむずかしくなるため、職種については相談できる範囲が限られてしまうデメリットもあります。
経理職に迷いがある人や、未経験から経理を目指す人は、総合型の転職エージェントも1社押さえておくといいでしょう。
総合型の転職エージェントは、さまざまな職種の求人を保有しており、キャリアアドバイザーも業界・職種ごとに在籍しています。
転職の方向性が途中で変わったとしても、経理以外の求人紹介を受けられますし、得意分野の担当者へ変更することも可能です。
今回10選で紹介している中なら、『女性の転職typeエージェント』や『リクルートエージェント』が該当します。
経理職に強い転職サイト&エージェントの選び方と活用方法
続いて、経理職に強い転職サイト&エージェントを選ぶ際のポイントや活用方法を紹介します。
転職サイト&エージェントを利用する際は、蒸気の選び方&活用方法を押さえておきましょう。
経理職に特化した転職エージェントは必ず押さえておく
まずは経理職に特化した転職エージェントは必ず1社押さえておくといいでしょう。
なぜなら、経理求人が充実しており、専門性の高いキャリアアドバイザーのサポートも受けられるからですね。
求人企業も経理経験のあるスキルが高い人材を求めて、特化型の転職エージェントを利用しているので、質の高い求人が集まりやすい傾向に。
実務経験のある人は、年収アップやハイクラス向けの求人も見つかりやすいと言えるでしょう。
また公式サイトでは、経理職の転職に役立つコラムや経理職に特化した特集記事などが掲載されているため、情報収集するのにも便利。
MS-Japanでは「転職ノウハウ」、ヒュープロでは「HUPRO MAGAZINE」、WARCエージェントでは「WARCエージェントマガジン」といったコンテンツが掲載されています。
読むだけでも勉強になると思うのでぜひ活用してください。
経理未経験者にはハードルの高そうな特化型転職エージェントですが、未経験者向けの求人が出てくることもあります。
実務経験者が応募しないアシスタントポジションなどの紹介が受けられる可能性もあるので、登録して可能性を広げておくようにしましょう。
自分の属性にマッチしている転職エージェントを選ぶ
自分の属性にマッチしている転職エージェントを選ぶのもポイントのひとつです。
経理職に強いといっても、扱う求人の「年齢」「求人エリア」「スキル」など、強みは異なります。
例えば、若手のリーダー候補求人に強い転職エージェントなら、20代~30代の実務経験者が活用できるでしょう。
一方、同じ若手でも経験のない人だと登録しても希望にマッチした求人は紹介してもらえません。
また、転職先の企業が大企業か中小企業かによっても業務内容は変わってきます。
大企業であれば仕事量が多いため、任される経理業務は決まっていることが多いです。
対して中小企業は、経理専門の部署がないことも多いため、総務・人事の仕事として経理業務を任されることも。
つまり中小企業の経理職は、幅広い知識が必要でオールラウンドの活躍を求められることが多いでしょう。
転職活動をする際には、自分はどのように働きたいか考えるようにしてください。
さらに、希望する勤務地の求人があるかも要チェックです。
大手企業だと大都市に本社を構えていることも多く、経理職も都市部に集中する傾向に。
地方でも支店や地元企業の集まりやすい中心エリアで見つかりやすかったりするので、対応している求人エリアを確認しておくようにしましょう。
経理職の求人数をチェックする
経理職の求人数をチェックするのも忘れないようにしてください。
求人数が多ければ、それだけ希望に合う求人も見つかりやすいですし、いろんな求人を比較しながら選ぶこともできます。
直接応募可能な転職サイトを利用する場合、求人数が多ければそれだけ希望に合う求人も見つかりやすく、応募もたくさんできるでしょう。
また、総合型の転職エージェントは、トップクラスの求人数を扱っていると謳っていても、経理職の求人はそれほど多くないことも。
各転職サイト&エージェントの公式サイト上に「求人検索機能」があるので、『経理職』で求人数を検索してみてください。
具体的な希望条件がある人は、条件にチェックを入れて絞り込み検索するのもおすすめです。
例えば、英文経理の転職を希望しているのに、外資系企業やグローバル企業の求人がほとんどないと、どれだけ経理職の求人が多くても希望に合った転職が叶えられません。
さらに非公開求人数も併せてチェックしておくことをおすすめします。
転職エージェントによって、非公開求人数をサイト上に記載しているところもあれば、「求人の約7割が非公開求人」と割合で紹介しているところも。
非公開求人を中心に扱っている転職エージェントなら、求人検索で希望に合う求人がなくても、担当者からの紹介で見つかることもあるでしょう。
前の章で、経理・管理部門に特化していて経理職の公開求人数が多い3社を紹介しました。
なかでも『MS-Japan』は、公開求人はもちろん、全求人の9割(※)が非公開求人とたくさんの求人を保有しています。
希望に合った求人を紹介してもらうためにもぜひ登録を検討してみてください。
※「MS-Japan」公式サイトより(2023年12月時点)
情報収集や市場価値を調べるために使う方法もおすすめ
転職サイト&エージェントを、経理職の転職市場の動向や、自身の市場価値を調べるために使うのもおすすめです。
登録したら必ず転職しないといけないわけではありません。
例えば、転職するか決めかねている人が、キャリアプランを叶えられる転職が可能か相談した上で決断するといった使い方もできます。
また、転職を希望している企業の社風や企業風土を知るために、登録する人も。
転職エージェントは経理職の転職市場の動向や、求人企業の詳細な情報を保有しています。
紹介してもらえる求人の数や条件で、自身がキャリアアドバイザーにどの程度評価されているのかもわかります。
ただし、転職意欲の高い人が優先されるので、転職時期が未定だとスキルが高くても紹介案件がないケースもあることを理解しておきましょう。
一方の転職サイトでは、どのような業界の求人が多いか、年収相場などのチェックが可能です。
さらにスカウト機能のある転職サイトを使えば、スカウトの数やポジションなどで自身の市場価値も把握できるでしょう。
MS-Japanの「転職トピックス」では、経理職の転職で市場価値が高い人について次のように記載されているので、ぜひ参考にしてください。
経理職に強い転職エージェントを利用する際の流れ
この章では、経理職に強い転職エージェントを利用する際の流れについて解説していきます。
転職サポートを希望する人は、登録から入社までの流れを把握しておきましょう。
※転職サイトを利用する際の流れについては、各転職サイトの利用方法などを確認してください。
1.公式サイトから転職サポートの登録・申し込みを行う
まずは、転職エージェントの公式サイトから登録・申し込みを行ってください。
転職サポートを受けるためには会員登録が必要です。
「プロフィール」「経歴」「希望条件」など、簡単な内容の入力が求められます。
また、転職エージェントによっては「日商簿記検定」「経理・財務スキル検定(FASS検定)」など、資格の入力が必要となることもあります。
申し込み後、転職エージェントから連絡が入るので面談日を決めましょう。
電話番号やメールアドレスの間違いには注意してください。
2.担当キャリアアドバイザーと面談/求人の紹介
あらかじめ決めた日時に担当キャリアアドバイザーと面談を行います。
登録・申し込み情報をもとに、これまでの経験やスキル、転職の希望条件、今後のキャリアプランなどを丁寧にヒアリングしてくれるので正直に伝えましょう。
面談では
- 今までの経歴・スキル
- 転職理由
- キャリアプラン・希望の働き方
- 希望条件や年収
などが聞かれるので、あらかじめ考えておくと面談がスムーズに進みます。
キャリアアドバイザーは転職をサポートしてくれるため、ウソはつかないようにしましょう。
また不満ばかり話してしまうと、転職活動のプランがうまくイメージできないことにもつながるので注意してください。
希望があれば転職の不安や悩みも相談できるので、ぜひアドバイスをもらってください。
面談方法は転職エージェントによって異なるので、確認するようにしましょう。
「MS-Japan」は、リモート・電話面談や平日の面談が難しい方のために土曜日の面談にも対応しています。
MS-Japan以外にも、夜間や土日の面談に対応している転職エージェントはあるので、対応日時については問い合わせてみてください。
面談後は面談内容をもとに、キャリアアドバイザーが求職者の希望や適性に合った求人情報を提供してくれます。
経理部署の人員構成や具体的な仕事内容なども担当者は把握しているので、気になる点があれば質問してください。
紹介してもらった求人が希望に合わない場合は断っても問題ありません。
断る際に何が合わなかったのか具体的な理由を伝えると、次回以降の求人紹介に反映してもらえるでしょう。
転職時期や希望条件によっては、面談当日に紹介可能な求人がないこともあります。
選択肢の幅を広げるためにも、希望条件は絞り込みすぎないようにしましょう。
3.求人に応募する/面接を受ける
紹介してもらった求人に希望と合うものがあれば、担当キャリアアドバイザーを通じて応募しましょう。
転職エージェントから紹介された求人には、直接応募することはできません。
担当者が応募手続きから書類選考合否の連絡、面接日の設定などを行ってくれます。
応募時には「履歴書」や「職務経歴書」などの応募書類が必要です。
経理職は「企業によって仕事内容が極端に変わる」とことはほとんどなく、日次・月次・年次でやる職務はほぼ決まっています。
そのため、職務経歴書はスケジュールに沿って作成するとスムーズです。
経理職はアピールポイントが少ないともいえるので、特別な業務を手掛けたことがあるときはもれなく記載するようにしましょう。
ほかにも職務経歴書には次のようなことを記載します。
- 担当していた業務
- 決算業務の経験がある場合は担当した内容
- 税務には携わっていたか
- 得意分野や取得資格・スキル
- 実績成果
これらの応募書類は添削もお願いできるので、不安な人はサポートを活用してください。
また、企業によっては筆記試験のあるところも。
試験の実施方法や必要な対策なども確認しておくようにしてください。
書類選考に通過したら、いよいよ企業との面接です。
経理職の面接では、次のような質問をされることが多いようです。
- なぜ経理職を希望しているのか
- 経理での業務経験とスキル
- 所有している資格
- 使っていた会計ソフト、受ける企業が使っている会計ソフトを使えるか
- 経理として大切だと思うこと
- 決算業務経験の有無
- 貸方と借方の違いを説明
転職エージェントでは面接対策も実施しています。
アドバイスや模擬面接を受けるようにし、十分に準備した上で面接に臨みましょう。
条件交渉については担当キャリアアドバイザーが代行してくれるので、希望がある場合は面接では伝えず、担当者に話すようにしてください。
4.内定&入社の調整を行う
内定が出たら、担当者が企業との間に立って入社日の調整をしてくれます。
待遇や条件面で不明な点があれば、すみやかに担当キャリアアドバイザーに伝えてフォローしてもらいましょう。
また、円満退社や入社に向けた準備のアドバイスなどもしてくれるので、内定後に困ったことがあればいつでも相談してください。
入社までに時間がある方は、会計ソフトの使い方や経理業務の確認などをしておくのがおすすめです。
経理職の転職事情をアンケート調査
あなたが転職したい理由は何ですか?
経理職への転職を考えている方にとって、「同じようにキャリアを見直している人たちがどんな考えを持っているのか」「どのような選択をしているのか」は気になるのではないでしょうか。
そこで当メディアでは、経理職への転職経験がある62人にアンケートを実施。
「転職理由」や「どのような方法で転職したのか」、また「転職先の条件で重視したこと」などを調査しました。
- 調査対象:経理職への転職経験がある人
- 調査期間:2024年7月23日~8月6日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:62人(女性35人/男性27人)
- 回答者の年代:20代 45.2%/30代 43.5%/40代 9.7%/50代 1.6%
※アンケート中の年齢は、すべて転職当時のものです。
経理職の転職理由1位は「よい職場環境で働きたい」
- 仕事量が多く残業が増え、プライベートの時間がとれなくなったため(30歳 女性)
- 休日出勤が多かったから(30歳 男性)
- 現在の職場では成長の機会が限られており、新しいスキルや経験を得られる職場を探していたから(26歳 女性)
- 長く続けられる事務職の中で、今後転職などを考えた際に経理経験があると有利だと聞いたため(30歳 女性)
- 前職での上司からのハラスメントが酷かったため(33歳 女性)
- 年収が高い仕事に転職したいと思ったから(37歳 男性)
- 日商簿記検定2級の資格を活かせる仕事がしたかったから(30歳 男性)
経理職の転職理由1位は「よい職場環境で働きたい」でした。
「休日出勤がある」「残業や仕事が残業が多い」といった自分にとって好ましくない職場から、よりよい職場環境を求めて転職した人が多いとわかりました。
一方、経理職としてのスキルアップやキャリアアップを目指して転職した人も。
「現在の職務内容に物足りなさを感じる」「今の職場ではこれ以上のスキルアップをのぞめない」などを理由に、もっと成長の機会が得られる職場を探した人も多いようです。
経理職の転職方法で最も多いのは「転職エージェント」
経理職への転職方法を聞いたところ、圧倒的に多かったのは「転職エージェント(33人)」で、転職経験者の半数以上を占めました。
転職エージェントでは、「給与」「昇給制度」「リアルな休日日数や残業時間」といった個人では聞きにくいことをキャリアアドバイザーを通して確認できます。
職場環境に不満があって転職する人にとって、事前に企業の内情を知ることができる転職エージェントの利用価値は大きいでしょう。
また経理職に特化した転職エージェントなら、「経理の転職事情」に精通したキャリアアドバイザーのサポートを受けられます。
「スキルを活かした転職をしたい」「キャリアアップしたい」「経理のキャリアプランについて相談したい」という方には、経理職特化型の転職エージェントを利用をおすすめします。
経理職への転職者が保有している資格1位は「日商簿記2級」
経理職に転職した方に「保有している経理関連の資格」を聞いたところ、1位は「日商簿記2級」でした。
簿記資格には「日商簿記」のほか、「全経簿記」「全商簿記」などがありますが、「日商簿記」はもっともポピュラーなことから、取得している人が多くなりました。
日商簿記2級を保有していると、実務で即戦力になれる一定レベルの会計知識をもっていると判断されます。
そのため、実務経験がなくても日商簿記2級の資格があれば、転職に有利に働く可能性は高まります。
当アンケートでも、営業や接客業といった異職種の方が、日商簿記2級の資格を活かして経理職に転職したという声も複数寄せられました。
2位の「日商簿記3級」は、独学で資格取得をする人も多い会計知識の入門レベルの資格です。
転職時のアピールポイントにするにはやや弱いと言えますが、給与計算や経費精算、入出金管理といった基本的な業務はこなせるようになります。
経理職が転職先の条件で重視したことは「満足できる給与」
- 新しい職場でのキャリアパスやスキルの習得機会が豊富であること。価値や自分の経験・スキルに見合った適正な給与が得られること(26歳 女性)
- 給与が前よりも多くなる。家から近い(36歳 男性)
- 海外との取引が多いこと。経営企画室など経営に近い部署と関われること(30歳 男性)
- 決算事務に携わることができるか(26歳 男性)
- 残業が少ないこと、就業時間が7時間半以内、給与がそこそこ(25歳 女性)
- 週休2日以上を明記していない場所はブラック防止として避けました(30歳 男性)
転職先の条件で重視したことの1位は「満足できる給与」でした。
「高収入」を望んでいる人もいましたが、どちらかというと「仕事内容やスキルに見合った給料」を希望している人が多い印象です。
次いで多かったのが「希望の仕事内容」。
自身のスキルを活かしたり、スキルアップを実現したりするための、具体的な職務内容を挙げている人も目立ちました。
一方で、通勤時間や残業の有無、休日数といった、ワークライフバランスの実現につながる条件を重視した人も。
「無理のない範囲で働きたい」「プライベートを大事にしたい」といった考えをもつ人も多いことが伺えます。
経理職の転職事情に関するアンケートのまとめ
経理職の転職理由の1位は「よい環境で働きたい」でした。
2位以降も「スキルアップできる職場に行きたい」「人間関係の良い職場に行きたい」「年収の良い職場に行きたい」といった、よりよい条件を求める声が多く見受けられました。
経理職への転職を検討している人は、自身の希望する職場環境や条件を今一度見つめ直し、ぜひ納得のいく転職を実現してください。
経理職に強い転職サイト&エージェントに関するQ&A
経理職に強い転職サイト&エージェントを利用する際のよくある質問について紹介します。
疑問点や気になることがあれば、参考にしてみてください。
無料で利用できる理由は、転職サイトは「広告料」が、転職エージェントは「紹介手数料」が企業から支払われているからですね。
求職者側は登録料や手数料を負担することなく、各種サービスを利用できます。
ただし、来社面談を受ける際の交通費や、企業の面接に必要なリクルートスーツなどの代金は求職者負担となります。
経理未経験の20代の若手から、経理実務の経験豊富な50代まで、経理職の転職では幅広い年代が転職を成功させています。
ただし、年齢を重ねるごとにマネジメント経験やレベルの高いスキルが求められます。
年齢相応のスキルや経験があるかわからない人は、転職エージェントに相談してみるといいでしょう。
短期間で転職を繰り返していると、経理のスキルが身についていないと判断されることに。
経理の業務内容には、年に1回しか行わない年次決算などもあり、短期間の勤務だと経験できない業務も出てきます。
また、経理は会社のお金や機密を扱う重要な部署でもあるので、転職を繰り返している人は信頼を得られにくい可能性が。
一貫して経理職でキャリアアップ転職を繰り返しているなら評価されるケースもあるでしょう。
ただし、大手企業の中には転職回数の制限を設けているところもあります。
「転職回数が多くて不安」という人は、経理職の転職に強い転職エージェントに相談することをおすすめします。
一般事務から経理事務への転職は可能ですが、業務内容が違うため未経験だと採用されにくいこともあります。
一般事務から経理事務を目指すなら、
- 日商簿記検定など、経理職に役立つ資格を取得する
- PCスキルを身につける
などがおすすめです。
また、派遣の経理アシスタントから業務経験を積むとキャリアアップにもつながりやすいでしょう。
経理職は専門性の高い仕事ではありますが、資格がなければできない仕事ではありません。
求人を見ても、資格より実務経験を必須条件としている企業が多いです。
「年次決算業務」「経理業務経験3年以上」など、具体的な必須スキルが記載されています。
ただし未経験者の場合、簿記の資格があれば知識があると見なされることもあるので、取得しておいて損はありません。
また、実務経験がある人も簿記資格は転職活動にプラスになるので、機会を見つけて取得しておくといいでしょう。
ハイクラス転職では、税理士や公認会計士といった資格が求められることもあります。
希望する仕事に資格が必要かわからない場合は、転職エージェントに相談してみるといいでしょう。
経理業務といっても業務内容は幅広く、大手企業ほど業務内容が分担されているため、応募企業がどのような人材を求めているかをよく把握する必要があります。
自分がやりたい業務と応募内容がマッチした場合は、職務経歴書や面接でアピールできるように対策しましょう。
企業によって採用ポイントは異なるので、転職エージェントに相手先についてよく聞くようにしてください。
簡単な企業説明会のようなもので、仕事内容やキャリアビジョンについて意見交換も行います。
選考とは関係がないので、企業への転職を希望している人だけでなく、転職するか迷っている人、社風や事業の方向性など情報収集したい人も面談を受けられます。
スーツではなくオフィスカジュアルなどラフな格好でもOKで、社外のカフェやオンラインで行われることも多いです。
ただ、カジュアル面談に落ちることもあり、面談後に面接の案内がなかったり、選考でないのに不採用通知が届くことも。
カジュアル面談を受ける際は、ほどよい緊張感をもって臨みましょう。
経理職が転職しやすい時期を解説
できるだけスムーズに経理職の転職を成功させたいなら、1月~2月に行うことをおすすめします。
なぜなら、経理の求人が増えてくるタイミングだからです。
求人数が多ければ、応募者もいろいろな求人に分散するため競争率も下がりますし、選択肢も増えるので、希望の求人も見つかりやすくなるでしょう。
1月~2月に経理の求人が増えるのは、3月決算の上場企業が多いことに関係しています。
会社四季報をチェックしたことがある人は、上場企業の決算時期の傾向をご存じかもしれません。
4月から始まる決算業務に向け、人材を確保するために1月~2月に採用活動を行い、業務に慣れた後に決算業務を担当してもらうわけです。
また、3月決算に次いで、9月決算や12月決算も日本では多い傾向にあります。
経理職は決算期前に求人が増える傾向をふまえると、7月~8月、10月~12月も転職時期としては狙い目ではないでしょうか。
経理経験のない人やブランクありの人は、10月~11月は転職活動を始めるのに絶好のタイミングだと言えるでしょう。
「未経験可」や「ブランクOK」といった求人が増えるためです。
3月決算の企業は、繁忙期の決算業務に戦力となるよう人材育成を行うために、未経験者はゆとりをもって採用します。
そのため、即戦力の経験者より早めのタイミングである10月~11月に採用活動を行うわけです。
あくまでも一般的な傾向ではありますが、もし転職時期や転職サイト&エージェントに登録するタイミングを迷っているなら、ぜひ参考にしてみてください。
経理職に向いている人の特徴をチェック
未経験から経理を目指す人はもちろん、経験者であっても「自分に経理職は合っているのだろうか」と考える人は少なくありません。
経理職は向き・不向きのある職種のひとつです。
これから経理職の転職活動を始める人の参考になるように、経理職に向いている人の特徴を以下にまとめたのでチェックしてみてください。
- 数字に苦手意識がない
- 正確に作業ができる
- 同じことを繰り返す作業が苦にならない
- 学習意欲がある
- コミュニケーション力がある
お金を扱う経理職なので、数字に苦手意識がないことや正確に作業できることは大前提となってきます。
また、経理の業務内容は年間を通じて大幅に変わることはありません。
日々の業務内容から年次決算まで、スケジュールが大体決まっているため、変化に富んだ刺激的な仕事を好む人よりも、同じことをコツコツ繰り返し取り組める人に向いているでしょう。
ここまでは、経理未経験者でもなんとなく想像できるのではないでしょうか。
意外という声も上ってきそうなのが「学習意欲」と「コミュニケーション力」です。
経理の業務内容に関わってくる「会社法」や「税法」などの法改正があれば、変更内容を理解し対応していかなければなりません。
学習意欲の高い人なら、変化を柔軟に受け入れ、前向きに取り組めるでしょう。
さらに社内外問わず人と接することが意外と多いのも経理職です。
予算編成の際は各部門と折衝を行うこともありますし、顧問税理士や金融機関の担当者とやり取りを行うこともあります。
コミュニケーション力があれば、折衝役や対外業務も上手にこなせるでしょう。
【まとめ】経験問わず経理職に強い転職サイト&エージェントの利用がおすすめ
未経験から経理職を目指したいと考える未経験者も、経理マンとしてさらなる飛躍を目指したい経験者も、転職するなら「経理職に強い転職サイト&エージェント」を利用してください。
経理職に強い転職サイト&エージェントには、経理の求人が充実しています。
とくに経理に特化した転職エージェントは、経理職の求人数の多さはもちろん、経理の仕事に精通したキャリアアドバイザーが転職をサポートしてくれるメリットがあります。
なかでも以下に該当する人は、経理職に強い転職エージェントを使った転職活動がおすすめです。
- ●経理経験の有無を問わず
- ・初めての転職で「応募書類の添削」や「面接対策」を受けたい。
・経理職の転職市場の動向を知りたい。
・転職を希望する業界や企業の情報収集を行いたい。 - ●経理経験者の場合
- ・年収アップやキャリアアップを目指している。
・異業種の経理職にチャレンジしたい。
・今とは違う企業規模の経理を経験したい。
・経理の「キャリアプランの立て方」「キャリアパスの描き方」などのアドバイスが欲しい。 - ●経理未経験者の場合
- ・簿記の資格はあるが実務経験はなく転職できるか不安。
・未経験者向けの経理求人を紹介してもらいたい。
・未経験から経理を目指すキャリアプランの相談にのって欲しい。
- 1社に絞りこまず、複数の転職エージェントに登録してサービスの比較検討を行う。
- 転職エージェントのサポートが不要な人や、サポートを断られてしまった人は、経理職に強い転職サイトを使う。
- 経理職に強い転職サイトで、経理職向けの転職ノウハウをチェック&スカウトサービスを活用する。
未経験者や経験の浅い人は、派遣社員やパート・アルバイトで経験を積んでから、経理職に強い転職サイト&エージェントを使うのもひとつの方法でしょう。
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総括として当記事の監修者、BANZAI税理士事務所の伴洋太郎氏からコメントをいただいたので紹介します。
経理職では、企業ごと・業界ごとに異なる会計ソフトやERPシステム、経理慣行・ルールなどが採用されており、従前の企業で身につけたスキルセットが転職先には馴染まないなんてこともありえます。
採用側とのミスマッチが起きぬよう、ご自身の知識・経験の棚卸を行ったうえで、採用側の求める条件とのすりあわせを行いましょう。