「事務所の人間関係に悩まされている」「違う分野で経験を積んでみたい」などの理由で、転職を考えている弁護士の方も多いのではないでしょうか。
しかし、どのように転職活動を進めたらいいのかわからず、行動に移せない人もいるのでしょう。
さらに近年は、法務リスクへの対応やビジネスのグローバル化によって、企業内弁護士を必要とする企業も増加傾向にあり、インハウスローヤーの需要も高まっています。
そこでおすすめなのが、弁護士転職の情報収集ができる転職サイト&エージェントの活用です。
当記事では、転職を検討している弁護士さん向けに、おすすめの転職サイト&エージェント10社を紹介していきます。
弁護士におすすめの転職サイト&エージェント10社比較【2024年最新版】
編集部が以下条件をもとに独自で選別した、弁護士さんの転職に活用できる転職サイトとエージェント10社を紹介していきます。
『MS-Japan』は転職支援実績が豊富な転職エージェントを利用したい弁護士におすすめ
- 30年以上の実績(※)あり
- 業界に精通したキャリアアドバイザーがサポート
- ここにしかない非公開求人あり
MS-Japanは、法曹業界専門の転職支援サービスです。
転職支援実績が豊富な転職エージェントを利用したい弁護士は、MS-Japanがおすすめ。
専門特化型のエージェントとして、30年以上の実績があるからです。
30年以上の実績(※)を活かし、扱っている求人は専門ファームから一般事業会社までと幅広く、求職者のニーズに合わせた紹介が可能。
法曹業界で豊富な転職支援実績をもつ専任のキャリアアドバイザーが、最新の市場動向を把握し、求職者に最適なキャリアプランを提案してくれます。
求人数も多く、非公開求人も多数保有しており、なかにはMS-Japanにしかない非公開求人もありますよ。
応募書類の書き方や面接のアドバイスはもちろんのこと、面接日程の調整や条件交渉まで丁寧にサポート。
法曹業界専門の転職エージェントとして高い評価を受けているのもポイントです。
質の高いサービスを提供しているため、どこのエージェントを利用するか悩んでいる人は、ぜひ候補の一つに入れてくださいね。
※「MS-Japan」公式サイトより(2023年9月時点)
働き方 | 正社員 |
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就業先 | 企業(法務、特許・知財)、法律事務所、特許事務所、特許技術者 |
求人対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社MS-Japan |
公式サイト | https://www.jmsc.co.jp/ |
『弁護士ドットコムキャリア』はマッチング精度の高い転職エージェントを利用したい弁護士におすすめ
- 1人が弁護士事務所・企業と求職者を担当する一気通貫制
- 面談中や面談後に具体的な求人の紹介も可能
- オンライン面談にも対応
弁護士ドットコムは、弁護士・法務人材に特化した転職支援サービスです。
マッチング精度の高い転職エージェントを利用したい弁護士は、弁護士ドットコムがおすすめ。
1人のコンサルタントが事務所・企業と求職者双方を担当する一気通貫型のサービスだからです。
採用する側のニーズをよく理解しているコンサルタントが求職者も担当することで、お互いの希望に沿った紹介が可能に。
間に何も挟まないことで高いマッチングを実現しています。
求職者には、法曹業界を熟知した専任のコンサルタントが60~90分かけてじっくりと面談を実施。
今までのキャリアや強みを活かしつつ希望にあった求人を、面談中や面談後に具体的に紹介してくれますよ。
履歴書や職務経歴書の添削はもちろんのこと、弁護士事務所や企業には独自のレコメンドシートを作成し、面談できるように働きかけてもらえます。
東京・横浜・名古屋・大阪でセミナーやイベント、個別相談会を開催していて、オンライン面談にも対応しているので、まずは相談してみてはいかがですか。
働き方 | 正社員 |
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就業先 | 企業(法務、特許・知財)、法律事務所(民事、刑事、企業法務) |
求人対応エリア | 全国 |
運営会社 | 弁護士ドットコム株式会社 |
公式サイト | https://career.bengo4.com/ |
『弁護士転職.jp』は法曹業界に精通した転職支援サービスを利用したい弁護士におすすめ
- 法曹業界に精通した専任エージェントがサポート
- 質の高い情報を提供してもらえる
- 直接応募・転職エージェント両方の利用が可能
弁護士転職.jpは、弁護士の求人を専門に扱っている転職支援サービスです。
法曹業界に精通した転職支援サービスを利用したい弁護士は、弁護士転職.jpがおすすめ。
15年以上(※)にわたり弁護士の転職サポーをしてきた、「C&Rリーガル・エージェンシー社」が運営しているからです。
15年の実績から法曹業界の転職に関するノウハウとネットワークがあり、質の高い情報を提供できるのが最大の強み。
非公開求人も扱っており、応募の際には法曹業界事情に精通した専任のエージェントがサポートしてくれますよ。
面接日の設定や給与などの条件交渉はもちろんのこと、内定をもらった後も専任エージェントが生涯にわたってサポートしてくれるというから心強いですよね。
日本の弁護士数43,206名(弁護士白書2021年版より)のなか、弁護士求人.jpの弁護士登録数は約16,000人(※)。
登録者数を見るだけでも多くの弁護士から選ばれているのがわかります。
直接応募もできる求人もあるので、自分主導で転職活動をすすめたい人にも利用しやすいサービスです。
※「弁護士転職.jp」公式サイトより(2023年9月時点)
働き方 | 正社員 |
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就業先 | 企業、法律事務所、特許事務所 |
求人対応エリア | 全国、海外 |
運営会社 | 株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社 |
公式サイト | https://www.bengoshitenshoku.jp/ |
『NO-LIMIT(ノーリミット)』は条件のあう求人が見つからなかった弁護士におすすめ
- ほかにはない非公開求人を保有
- 企業法務・インハウス案件も豊富に保有
- 書類通過率90%(2021年7月時点)
NO-LIMIT(ノーリミット)は、弁護士・法務の求人に特化した転職エージェントです。
今まで条件のあう求人が見つからなかった弁護士は、NO-LIMITがおすすめ。
ほかにはない非公開求人を扱っているからです。
ひまわり求人や一般転職サイトにはない求人を多数保有。
独占求人といえる、NO-LIMITとのみ取引のある弁護士事務所や企業の求人も扱っています。
また企業法務や各業界のインハウス案件も豊富に保有しており、希望にあった求人の紹介が可能です。
転職のサポートは弁護士業界出身の業界に精通したアドバイザーのみが対応してくれるのもポイント。
書類添削からスキルの棚卸しまでを徹底サポートしてくれるため、書類通過率は90%(2021年7月時点)というからすごいですよね。
法務未経験転職のサポートも可能なので、未経験から法曹業界への転職を目指す人は、ぜひ登録を検討してくださいね。
働き方 | 正社員 |
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就業先 | 弁護士、インハウスローヤー、司法修習生、法務、パラリーガル |
求人対応エリア | 全国、海外 |
運営会社 | 株式会社アシロ |
公式サイト | https://no-limit.careers/ |
『ひまわり求人求職ナビ』は信頼性の高い求人サイトを利用したい弁護士におすすめ
- 日本弁護士会連合が運営
- オファー機能あり
- 匿名で利用可能
ひまわり求人求職ナビは、日本弁護士会連合が運営している求人検索サイトです。
信頼性の高い求人サイトを利用したい弁護士は、ひまわり求人求職ナビがおすすめ。
求職者の情報を閲覧できるのは日弁連から検索・閲覧用のID及びパスワードの交付を受けた法律事務所・企業のみです。
求人側も求職側も、一度は日弁連を通さないといけないため信頼度は抜群ですよね。
また登録しておくと、法律事務所や企業からオファーが届くこともあるので、働きながら転職活動をしている人にも便利です。
匿名で利用できるため、転職活動を知られたくない人にも利用しやすいですよ。
ただしサイトから応募はできないため、自分で直接連絡を取って応募する必要があります。
弁護士として働きたい人は、まずはじめに登録しておきたい求人サイトです。
働き方 | 正社員 |
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就業先 | 法律事務所、企業・団体、官公庁・自治体 |
求人対応エリア | 全国 |
運営会社 | 日本弁護士連合会事務局 |
公式サイト | https://www.bengoshikai.jp/ |
『リーガルジョブボード』は効率的に転職活動をすすめたい弁護士におすすめ
- 直接応募求人とエージェント求人の両方が利用可能
- スカウト機能あり
- 登録前に公式LINEで相談できる
リーガルジョブボードは、弁護士・司法書士・測量士など士業専門の転職支援サービスです。
効率的に転職活動をすすめたい弁護士は、リーガルジョブボードがおすすめ。
直接応募求人とエージェント求人の両方が利用できるからです。
直接応募求人は、採用担当者と直接メッセージをやり取りできる求人のこと。
自分主導で転職活動ができることにくわえ、求人先と直接やり取りができるため、採用までスピーディーにすすめられます。
登録すると、あなたに興味をもった企業や弁護士事務所からスカウトが届くこともあるため、自分の市場価値がわかるのもポイント。
掲載されている求人は取材した企業や事務所なので、信頼性も高いですよ。
一方のエージェント求人は、弁護士の転職を熟知したエージェントが転職活動をサポート。
希望条件に合わせて求人を紹介してくれるので、ミスマッチが少なく、求人先の詳しい情報も教えてもらえます。
また面接日程の調整や、給与などの条件交渉もエージェントが行ってくれるので、働きながら転職活動をしている人には便利なサービスです。
登録すると、2営業日以内に希望条件にあった求人を提案。
最短で「当日中」に内定が出た実績もあるというから、できるだけ早く転職したい人にもピッタリです。
登録しなくても公式LINEで転職活動についてエージェントに相談ができるので、転職について不安や疑問のある人はぜひ活用してくださいね。
働き方 | 正社員 |
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就業先 | 弁護士・司法修習生、司法書士、弁理士・知財(知的財産)、公認会計士、税理士、社会保険労務士、土地家屋調査士・補助者、測量士・測量士補、不動産鑑定士、パラリーガル、法務、司法書士補助者、特許技術者、特許翻訳、特許事務・商標事務・知財事務、特許調査、知財部 |
求人対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社WILLCO |
公式サイト | https://legal-job-board.com/ |
『アガルートキャリア』はできるだけライバルは少ない方が良い弁護士におすすめ
- 非公開求人を多数保有
- 重要ポジションの求人が多い
- 年収アップも狙える
アガルートキャリアは、弁護士・公認会計士・経理・財務など、専門性の高い領域専門の転職エージェントです。
できるだけライバルは少ない方が良い弁護士は、アガルートキャリアがおすすめ。
非公開求人を多数保有しているからです。
大手法律事務所をはじめ人気企業の企業内弁護士、ベンチャーキャピタル、外資系など豊富な非公開求人があり、登録するとこれらの求人紹介が可能に。
一般には公開されていない求人のため、求人検索でヒットする求人よりもライバルは少ないですよ。
また、非公開求人には企業の重要ポジションの求人が多いのも特徴の一つ。
秘匿性の高いポジションの求人も扱っており、経験や希望にあえば紹介も可能です。
「ブティック型法律事務所から4大法律事務所へ」「4大法律事務所から外資系法律事務所へ」の支援実績もあり、年収アップも夢ではありません。
公式サイトには、転職活動に役立つコラムも多数掲載されているので、ぜひチェックしてくださいね。
働き方 | 正社員 |
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就業先 | 法律事務所、外資、企業内弁護士、国際法務 |
求人対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社ファンオブライフ |
公式サイト | https://agaroot-career.jp/ |
『エリートネットワーク』は企業内弁護士として働きたい人におすすめ
- 正社員求人に特化
- 「求人開拓」もしている
- 職業紹介優良事業に認定されている
企業内弁護士として働きたい人は、エリートネットワークがおすすめ。
正社員の求人に特化した転職支援サービスで、弁護士向け求人のほとんどが企業のものです。
国内大手メーカーからグローバルメーカーなど、さまざまな業種の求人があり、どれも正社員として働けます。
扱っている弁護士求人の4割強が年収1,000万円以上の求人であり、なかには1,500万円を超える求人もありますよ。(調査日:2023年5月31日)
各企業に足を運び、求職者の希望条件にあう仕事がもらえるように「求人開拓」をしているのもポイントの一つ。
地道な活動の成果もあり、他社では扱っていない求人や重要ポジションの求人もあります。
厚生労働省の「職業紹介優良事業者」にも認定されていて、信頼度も高いので登録して損はありませんよ。
ただし、他の職種も扱っているため弁護士の求人は多いとは言えません。
また派遣や短期の求人は扱っていないので、注意してくださいね。
働き方 | 正社員 |
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就業先 | 法律、特許事務所、監査法人 |
求人対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社エリートネットワーク |
公式サイト | https://www.elite-network.co.jp/ |
『ビズリーチ』は自分の市場価値を知りたい弁護士におすすめ
- ハイクラスの転職サイト
- スカウト機能あり
- 高収入の求人を多数扱っている
ビズリーチは、さまざまな職種・業種の求人を扱っているハイクラス転職サイトです。
自分の市場価値を知りたい弁護士は、スカウト機能を持っているビズリーチがおすすめ。
スカウトを受け取る方法は、職務経歴書を入力してあとは待つだけ。
あなたのスキルや経歴に興味をもった企業やヘッドハンターからスカウトが届きます。
自分では探せないような求人や、思いがけない仕事のスカウトが届くこともあり、自分にはどれくらいの市場価値があるのかわかりますよ。
スカウトは「スカウト」と「プラチナスカウト」の2種類ありますが、とくに「プラチナスカウト」は面談もしくは面接が確約されている特別なスカウトです。
プラチナスカウトを受け取りやすくするためには、職務経歴書の内容を充実させるといいでしょう。
ビズリーチが扱っている求人の3分の1以上は、年収1,000万円以上の求人(※)。
弁護士の求人には2,500万円以上、なかには5,000万円の仕事もあります。(調査日:2023年5月31日)
在職中で面談・面接の時間が取りにくい人場合は、電話やテレビ電話に対応している企業もあるので相談してください。
※2021年1月現在
働き方 | 正社員 |
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就業先 | 企業、法律事務所など |
求人対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
公式サイト | https://www.bizreach.jp/ |
『SACTリーガルキャリアナビ』は転職が初めての弁護士におすすめ
- 弁護士に特化したコンサルタントがサポート
- 業界未経験でも応募できる求人あり
- キャリアアップも目指せる
SACTリーガルキャリアナビは、弁護士の求人を専門に扱っている転職エージェントです。
転職するのが初めての弁護士は、SACTリーガルキャリアナビがおすすめ。
弁護士に特化したコンサルタントが転職活動をサポートしてくれるからです。
求人の紹介だけでなく、弁護士としてのキャリアがしっかりアピールできるレジュメの書き方や面接の日程調整、求人先との条件交渉など幅広くサポート。
将来のキャリアビジョンを見据えつつ、最新の求人動向を見ながら転職活動を手助けしてくれます。
また、法律事務所から事業会社の法務への転職など、業界未経験でも応募できる求人も多数保有。
転職を機にキャリアアップを目指す人のサポートも万全です。
非公開求人も扱っていますが求人数は少なめなので、複数登録する中の候補に入れてみてはいかがですか。
働き方 | 正社員 |
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就業先 | 事業会社、法律事務所、その他事務所 |
求人対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社SACT |
公式サイト | https://sactjp.com/ |
弁護士におすすめの転職サイト&エージェント10社を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
それぞれに強みや特徴があり、候補先を絞りきれずに迷ってしまう人もいるかもしれません。
もし、まだどのサービスを利用すべきか迷っているなら、希望条件別におすすめの転職サイト&エージェントを厳選ピックアップしてみたので、次の章もあわせて参考にしてみてください。
【希望条件に合わせて選ぶ】弁護士向け転職サイト&エージェント
続いて、条件別におすすめの転職サイト&エージェントを紹介します。
以下いずれかの条件に該当する弁護士さんはチェックしてみてください。
1.インハウスローヤーを希望する人におすすめ転職サイト&エージェント3選
インハウスローヤー(企業内弁護士)として働きたい人は、『弁護士転職.jp』『弁護士ドットコム』『MS-Japan』を押さえておくといいでしょう。
上記3社は一般企業とも取引のある転職エージェントで、インハウスローヤーの求人も充実しています。
弁護士転職.jpは、一般企業への転職支援実績もあり、インハウスローヤー向け求人が豊富です。
業種も幅広く、「メーカー」「金融・保険」「IT」といった業界の求人が見つかります。
コンサルタントが企業と求職者どちらも担当している弁護士ドットコムキャリアは、企業の雰囲気や募集の背景などを教えてもらえます。
詳細な情報を得たうえで検討できるため、ミスマッチが生じにくい特徴も。
MS-Japanは、管理部門や士業の転職に特化したサービスを展開するMS-Japanが運営しているため、一般企業との取引実績も十分にあります。
非公開求人も多数保有しているため、希望に合った求人も見つかりやすいでしょう。
幅広い業界のインハウスローヤー求人あり。
【公式】https://www.bengoshitenshoku.jp/
企業の詳細な情報を教えてもらえる。
【公式】https://career.bengo4.com/
企業の法務や知財・特許求人が見つかる。
【公式】https://www.jmsc.co.jp/
2.法律事務所を希望する人におすすめ転職サイト&エージェント3選
法律事務所への転職を希望しているなら、『NO-LIMIT(ノーリミット)』『ひまわり求人求職なび』『アガルートキャリア』をチェックしてみてください。
3社いずれも法律事務所の求人を多数保有しているため、希望に合った転職先が見つかりやすいでしょう。
弁護士業界出身のアドバイザーから、法律事務所の求人を厳選紹介してもらえるのはNO-LIMITです。
法律事務所への転職支援実績も豊富で、キャリアアップ転職に成功している事例も複数あります。
ひまわり求人求職なびには、小規模な法律事務所の求人が充実しています。
自分で直接応募するスタイルなので、マイペースに転職活動を進めたい人や、どのような法律事務所の求人があるのかチェックしたい人におすすめです。
リーガルジョブボードは、さまざまなタイプの法律事務所の転職支援実績があります。
「五大法律事務所」「外資系法律事務所」「ブティック系法律事務所」など、求職者の希望に合わせたサポートを行ってくれるので、ぜひ相談してみてください。
厳選した法律事務所の求人を紹介してもらえる。
【公式】https://no-limit.careers/
小規模事務所の求人が見つかる。
【公式】https://www.bengoshikai.jp/kyujin/link.php
法律事務所の転職支援に強い。
【公式】https://legal-job-board.com/
3.年収アップを希望する弁護士におすすめ転職サイト&エージェント3選
年収アップを希望する弁護士の転職には、『アガルートキャリア』『エリートネットワーク』『弁護士転職.jp』が使えます。
上記3社は大手法律事務所や大手企業とも取引がある転職エージェントで、高年収の求人があるのはもちろん、年収交渉にも対応してくれるからですね。
ハイクラス専門エージェントのアガルートキャリアは、4大法律事務所をはじめ、人気のある有名法律事務所の求人を非公開で保有しています。
年収1000万円超の求人はもちろん、年収2000万円の転職支援実績(※1)もあるので、高年収を目指す人は押さえておくといいでしょう。
エリートネットワークは、企業との取引が中心で、大手や外資系企業のインハウスローヤー転職で年収アップを目指すことも可能です。
企業と転職希望者の担当が同じなので企業情報に詳しく、ミスマッチが生じにくいため、待遇面での満足度も高いでしょう。
法曹業界の情報提供や条件交渉など、専任エージェントの質が高い弁護士転職.jpは、年収1500万円(※2)のハイクラス求人も保有しています。
今より好条件の転職を実現させることも可能なので、ぜひ転職をサポートしてもらってください。
(※1、2)調査日2023年9月10日
大手や人気法律事務所の非公開求人あり。
【公式】https://agaroot-career.jp/
管理職やリーダー候補の求人が見つかる。
【公式】https://www.elite-network.co.jp/
1500万円超の非公開求人の紹介可。
【公式】https://www.bengoshitenshoku.jp/
地方の弁護士転職におすすめの転職サイト&エージェントを探せる
東京をはじめとした大都市は弁護士求人が多いにも関わらず、地方は求人数が少なく、選択肢に物足りなさを感じる弁護士さんも多いのではないでしょうか。
地方で転職活動を行う弁護士さんは、ぜひ当サイト独自の検索ツールを使って、弁護士向け転職サイト&エージェントを探してみてください。
転職を希望する都道府県にチェックを入れ、一番下にある「検索する」ボタンを押せば、各都道府県にも対応している転職サイト&エージェントが表示されます。
弁護士の転職において転職エージェントを活用する前に覚えておきたい5つのメリット
弁護士さんが転職する際に、転職エージェントを活用するメリットは5つあります。
上記のメリットを覚えておくことで、より上手く活用できることでしょう。
順番に詳しく解説するので参考にしてみてください。
【メリット1】非公開求人を紹介してもらえる
弁護士に強い転職エージェントを利用すれば、非公開求人を紹介してもらえるメリットがあります。
非公開求人は、転職エージェントを通じてでしか紹介してもらえない求人で、「転職サイト」「弁護士会」「企業のホームページ」などでは募集していません。
とくに非公開求人としているのが、近年増加傾向にあるインハウスローヤーの募集です。
インハウスローヤーには、次のような非公開求人があります。
【業務内容】ベンチャー企業やIT企業などを対象とした企業法務全般
【給与】500~800万円(※経験、スキルに応じて決定)
【勤務地】東京都
例②
【業務内容】顧問先などの一般企業法務
【給与】1000万円~(※経験、スキルおよび希望に応じて決定)
【勤務地】東京都
非公開で弁護士の採用活動を行うのには、以下のような企業側の理由があります。
- 求人を公開することで競合他社に事業戦略を知られる恐れがある。
- 企業の機密情報に触れるポジションのため慎重に選考を行いたい。
- 専門性の高い即戦力を効率的に採用したい。
コンプライアンスが重視されるようになったことや、グローバル化が進んだことで企業法務の重要性が高まり、インハウスローヤーの需要が高まっています。
インハウスローヤーを希望する人は、ぜひ転職エージェントに登録して非公開求人を紹介してもらってください。
【メリット2】弁護士業界に精通したプロのサポートで書類選考通過率や内定率がアップする
プロによる転職サポートで書類選考通過率や内定率がアップするのも、弁護士に強い転職エージェントを利用するメリットと言えるでしょう。
弁護士の転職支援実績が豊富なプロによる手厚いサポートによって、スムーズに転職を実現できるからですね。
主なサポート内容は次のとおりです。
- マッチング精度の高い求人紹介
- 「履歴書」「職務経歴書」の添削や作成アドバイス
- 面接対策
- 転職エージェントによる推薦状の添付
自分一人で転職活動を行うと、希望重視になってしまいがちで、なかなか採用されないという悩みをもつ人もいるでしょう。
転職エージェントは事務所や企業のニーズを踏まえたうえで、求職者の希望や適性に合った求人を紹介してくれます。
また、「法律事務所」なのか「企業」かによって志望動機の書き方も変わってきますし、ブティック系法律事務所なら希望する分野のアピールも必要です。
応募書類の書き方アドバイスや添削、面接対策として採用担当者が重視しているポイントなどを教えてもらえれば、他の求職者との差をつけることも可能になるでしょう。
志望動機を書く際の注意点をいくつか紹介します。
- 志望動機と自己PRに一貫性を持たせる
- 他ではなく「この法律事務所」「この企業」でなければいけない理由を伝える
- ポジティブな転職理由を伝える
- 文章が長くなりすぎないように言葉はこまめにきる
【メリット3】弁護士ならではの転職活動時の悩みを相談できる
弁護士ならではの転職活動時の悩みを相談できるのもメリットのひとつです。
なかでも弁護士に特化した転職エージェントには、弁護士業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍しており、悩みや不安なども理解してもらいやすいです。
働きながら転職活動をしている弁護士は、次のような悩みを持つことが多いようです。
- 忙しすぎて情報収集やスケジュールを合わせるのが難しい
- どこで繋がっているかわからないため、周囲に気づかれないように転職活動するのが難しい
また、弁護士の仕事や法曹業界についても熟知しているため、的確なアドバイスがもらえたり、具体的なキャリアプランの提案、スケジュールの調整などもしてもらえるでしょう。
公式サイト上に、キャリアアドバイザーのプロフィールページを設けている転職エージェントも多いので、在籍しているアドバイザーをチェックしてみてください。
【メリット4】事務所や企業の詳細な情報を教えてもらえる
弁護士に強い転職エージェントを利用すれば、検討している法律事務所や企業の詳細な情報を教えてもらえるメリットもあります。
キャリアアドバイザーは、取引している事務所や企業の人事とやり取りしており、求人票には記載されていない内部事情についても把握しているからですね。
具体的には、次のような情報を教えてもらえます。
- 求める人物像
- 募集背景
- 事務所・企業の風土や社風
- 職場で働く人の情報
- 詳細な労働条件
- 実際に働いている人の口コミなど
例えば、法律事務所からインハウスローヤーへの転職を希望している人は、ワークバランスがとりやすくなる一方で、年収が下がる可能性があります。
就業先の業種や職種が変わる際は、変更する部分の情報を確認するようにしてください。
事前に内部事情など、詳細な情報を把握しておくことで、転職後のギャップを避けることもできるでしょう。
転職活動において応募先の情報収集は欠かせませんが、時間がかかったり真偽のわからない情報もあったりで負担も大きいです。
情報収集のために転職エージェントを活用するのもおすすめです。
【メリット5】条件交渉を代行してもらえる
転職エージェントを利用すれば、条件や待遇などの交渉を代行してもらえるメリットがあります。
キャリアアドバイザーは条件交渉に慣れているため、タイミングやコツなど交渉ノウハウを持っており、交渉に成功する確率も高いです。
弁護士は交渉を行うのも仕事の一つですが、「忙しくて自分のための時間が取れない」「新人のため交渉経験が少ない」といった人は、利用価値が高いでしょう。
条件交渉は、求職者の満足度が高くなるだけでなく、転職エージェント側も受け取る成功報酬がアップするので、力を入れてくれます。
また、条件面以外にも面接日や入社日などの交渉にも対応しているため、応募先との煩わしいやり取りも不要です。
仕事では交渉上手でも、自分のこととなると苦手な弁護士の方は、ぜひ転職エージェントに条件交渉をお任せしてみてはいかがでしょうか。
弁護士の転職において転職エージェント活用時のデメリットとおすすめ対応策
弁護士さんが転職時に転職エージェントを利用するにあたっては、下記のようなデメリットもあると覚えておいてください。
デメリットとあわせて、「編集部がおすすめの対応策」もあわせて解説していますので、参考にしてみてください。
【デメリット1】カウンセリングや担当者とのやり取りが面倒に感じる
転職エージェントを利用すると、カウンセリングや担当者とのやり取りなど、手間がかかることや面倒なことがいくつかあります。
なぜなら、転職活動はすべてキャリアアドバイザーと二人三脚で行う必要があるからですね。
求人紹介も求人への応募もすべて担当のキャリアアドバイザーを通じて行われます。
そのため、応募フォームにプロフィールや経歴などを入力して登録を行い、後日キャリアアドバイザーとの面談を受けなくてはいけません。
また、紹介された求人にしか応募できなかったり、企業と直接やり取りできないことにストレスを感じる人も。
例えば、あまり見たことのないような人気事務所の求人を見つけたとしましょう。
自分は準備万端ですぐに応募できる状態でも、転職エージェントを介して応募しなければならず、キャリアアドバイザーと連絡が取れなかった時はイライラしてしまうかもしれません。
さらに、弁護士は企業やクライアントと交渉することが多いため、「自分で交渉したほうが早い」と感じてしまうことも。
転職エージェントの仕組みが合わない人は、使いづらい可能性があるでしょう。
キャリアアドバイザーとのやり取りが面倒だと感じる人は、転職サイトを利用してみてはいかがでしょうか。
登録の手間は転職エージェント同様ありますが、自分で求人をチェックしたり応募が可能なので、マイペースに転職活動を進められます。
もし自分で求人を探すのが面倒な場合は、スカウトサービスを利用するのもおすすめです。
登録した経歴を見た事務所や企業から直接届くスカウトを比較検討すればいいので、検索の手間も省けるでしょう。
転職サイトやスカウトサービスを利用したい人は、「ひまわり求人求職ナビ」や「ビズリーチ」をチェックしてみてはいかがでしょうか。
【デメリット2】担当者によっては転職活動がうまく進められないこともある
担当者によっては、転職活動をうまく進められないことがあるのも、転職エージェントを利用するデメリットと言えます。
経験が浅く業界の知識に乏しい担当者も在籍していますし、性格や転職活動の進め方などが合わないことも。
とくに難しいのがキャリアアドバイザーとの相性です。
熱心に求人紹介やアドバイスをくれるキャリアアドバイザーに満足する人もいれば、プレッシャーに感じてしまう人など、どうしても「合う・合わない」が出てきます。
また、次のように希望と違う求人紹介やアドバイスをされることもあるかもしれません。
- 企業内弁護士を目指しているのに、弁護士事務所ばかり紹介される
- 弁護士は勤務時間が合ってないようなものなので、ワークライフバランスを重視したいのに、キャリアアップについてのアドバイスばかりされる
ほかにも、弁護士業界の分野によって得意・不得意があったり、稀に利益重視の求人紹介を行う担当者もおり、希望無視の求人紹介や猛プッシュが行われることもあります。
手厚い転職支援を期待していたのに、「転職活動がうまく進められない」とならないよう、担当者に流されない転職の軸をもつようにしておきましょう。
担当者がイマイチだったり、相性が合わない場合は、変更をお願いしてみてください。
大半の転職エージェントは、担当者の変更に対応してくれます。
問い合わせ窓口などから変更を依頼できるので、相談してみてください。
また、公式サイト上に掲載されているキャリアアドバイザーのプロフィールや、転職支援実績などを確認して、転職エージェントの質が高いかを判断するのもいいでしょう。
近年、弁護士のキャリアパスは多様化しています。
しかし、キャリアプランが思い描けず転職の軸が定まっていない状態で転職エージェントを利用すると、流されてしまうことも。
転職エージェントを利用する前に、キャリアコーチングで自己分析のお手伝いをしてもらい、転職の軸を明確にしておくのもおすすめです。
キャリアコーチングについては、「【キャリアコーチングおすすめ14選】各社の特徴から選び方のコツまで徹底解説!」の記事も参考にしてみてください。
【デメリット3】必ず転職サポートしてもらえるわけではない
弁護士に強い転職エージェントに登録しても、必ず転職サポートしてもらえるわけではありません。
経歴や希望条件によっては、求人の紹介が難しい場合もあるからです。
たとえば、近年増加傾向にあるインハウスローヤーは、企業法務経験者が優遇されますし、地方など希望エリアによっては求人がないことも。
とくに中途採用は、事務所や企業から即戦力を期待されます。
高望みしすぎの条件や、弁護士歴の割に経験やスキルが乏しい場合などはサポートしてもらえない可能性もあるので注意してください。
弁護士の転職で、難易度が高いためサポートしてもらえない可能性のある一例を紹介します。
- 五大法律事務所への転職を希望している
- 経験の少ない分野への転職を希望している
- 転職回数が多い
経歴やスキルに不安がある弁護士の方は、転職エージェントの転職成功事例などをチェックしてみてください。
事例をみれば、どのような経歴・スキルの転職支援に強いか特徴がわかり、自分に合った転職エージェントか見極められるからですね。
当記事でおすすめしている10社のうち、弁護士の転職成功事例などが掲載されているのは次の7社です。
「MS-Japan」や「エリートネットワーク」は掲載事例が充実しているので、参考になる事例が見つかるかもしれません。
また、面談時のアドバイスに耳を傾け、柔軟に条件変更を行うと求人紹介を受けられる可能性もあります。
サポートしてもらえない場合は、気持ちを切り替えて他の転職エージェントを当たってみるといいでしょう。
転職エージェントの利用がおすすめな弁護士の特徴まとめ
メリット・デメリットを踏まえた上で、転職エージェントの利用がおすすめな弁護士の特徴をまとめた結果は次のとおりです。
一人で転職活動を行うことが難しい弁護士や、好条件の求人を希望している弁護士は、キャリアアドバイザーに相談するのがおすすめです。
逆に転職経験があり、情報収集や各種対策なども一人でできる弁護士なら、キャリアアドバイザーのサポートなしの転職サイトを使った転職活動のほうが、活動しやすい可能性も高いでしょう。
弁護士転職に役立つ転職サイト&エージェントの選び方と活用テクニック
続いて、弁護士さんの転職に役立つ転職サイト&エージェントの「選び方」及び「活用テクニック」を紹介します。
下記を押さえることで、効率的に転職活動ができますよ。
弁護士に特化した転職エージェントを押さえる
まずは弁護士に特化した転職エージェントを押さえておきましょう。
なぜなら、弁護士業界に精通したキャリアアドバイザーが転職活動を徹底サポートしてくれます。
メリットでも紹介したとおり、転職エージェントを使うことで選考通過率や内定率がアップするため、転職活動をスムーズに進められます。
弁護士の転職支援実績も豊富なので、転職先の内情を把握していたり、交渉力が高かったりと、キャリアアドバイザーの質にも期待できるでしょう。
希望する条件の求人数が多い転職サイト&エージェントを選ぶ
希望する条件の求人数が多い転職サイト&エージェントを選ぶようにしましょう。
ただ弁護士の求人数が多いだけではなく、条件に合った質の高い求人の充実度が転職成功率アップへとつながります。
弁護士にはさまざまな活躍の場があり、勤務先や仕事内容も多岐に渡るため、希望条件によっては転職サイト&エージェントに求人が少ないケースもあります。
たとえば、法律事務所の求人を中心に扱っている転職サイト&エージェントでも、「大手事務所に強い」「小規模事務所に強い」といった違いが。
ほかにも「インハウスの求人が中心」「地方の求人は扱っていない」など、それぞれに特徴があるので、自分の希望を明確にし、取り扱っている求人をチェックしてから登録するといいでしょう。
転職サイト&エージェントの公式サイトには求人検索機能があるので、希望条件にチェックを入れて求人検索してみてください。
とくにチェックしたいのは以下の条件です。
- 勤務先(法律事務所、一般企業など)
- 仕事内容(企業法務、一般民事など)
- 勤務地
- 年収や労働条件
検索機能がなければ、転職支援実績などを確認するのもおすすめです。
希望する条件の求人が多ければ、比較検討も可能ですし、自分に合った転職先も見つかりやすくなるでしょう。
複数の転職サイト&エージェントに登録して活用する
複数の転職サイト&エージェントに登録して活用するのもおすすめです。
各転職サイト&エージェントでしか取り扱いのない「独占求人」や「非公開求人」に多く触れられます。
「独占求人」や「非公開求人」は一般的に、好待遇や人気の高い事務所・企業の求人が多い傾向にあります。
そのため、自分ではなかなか見つけられないレア求人に応募できるチャンスも広がるでしょう。
また、以下のようなそれぞれのサービスを使い分けられるメリットもあります。
転職サイト&エージェント | 提供サービス |
---|---|
弁護士ドットコム | セミナー・イベントを実施 |
リーガルジョブボード | 面接同行に対応 |
ビズリーチ | スカウトを受け取れる |
さらに転職エージェントを複数利用する場合、キャリアアドバイザーの質を比較できます。
1社だけの利用だと、たとえサポートがイマイチの担当者でも「キャリアアドバイザーはこのようなもの」と思い込んで利用し続けてしまいます。
しかし、比較対象があればサポート力の差も自然にわかりますし、相性の良い担当者に出会えることも。
転職サイトと転職エージェント、両方の利用も可能なので、ぜひ気になるサービスがあれば複数登録して併用してみてください。
ビズリーチ
自分の市場価値を知りたい人は、「リーガルジョブボード」「ビズリーチ」の複数登録がおすすめです。
あなたの職務経歴書を見て興味を持った企業や弁護士事務所からスカウトが届くスカウト機能があり、提示された条件で現時点での市場価値がわかります。
SACTリーガルキャリアナビ
転職が初めての人は、「MS-Japan」「SACTリーガルキャリアナビ」の複数登録がおすすめです。
転職支援実績が豊富であり、業界に精通したコンサルタントが転職活動を幅広くサポートしてくれます。
なかなか希望条件にあう求人が見つからない人は、「NO-LIMIT(ノーリミット)」「アガルートキャリア」の複数登録がおすすめです。
非公開求人を多数保有しており、他にはないような独占求人も扱っています。
転職エージェントとは定期的に連絡を取る
転職エージェントを利用する場合、担当者とは定期的に連絡を取るようにしましょう。
なぜなら、転職したい強い意志をアピールすることで、優先的にサポートしてもらいやすくなります。
担当者も売上をあげる必要があるため、転職成功の可能性が高い人を優先します。
複数の求職者を一人で担当するため、優先順位をつけないと対応しきれないのも理由のひとつです。
優先順位が高いのは以下のような人たちです。
- スキルや経験が豊富な弁護士業界での市場価値が高い人
- 転職意欲の高い人
- 転職希望時期が「すぐにでも」の人
求人を紹介してもらうためにも、登録時の経歴内容を充実させ、「なぜ転職したいのか」「いつ転職したいのか」など、転職の動機や時期を明確にしておくことも大切です。
自分の市場価値や弁護士の転職市場を確認するために使うのもアリ
自分の市場価値や弁護士の転職市場を確認するために、転職サイト&エージェントを活用するのもおすすめです。
市場価値がわかれば、狙える年収や転職するタイミングなどもつかめるでしょう。
たとえば、スカウトサービスを利用すればいろんなオファーが届きます。
- 待遇
- 声をかけてくれる事務所や企業の規模
- 業務内容やポジション
などをチェックすれば、自身の評価や価値が見えてきます。
また、転職エージェントの面談を受ければ、何を評価されているのかわかりますし、弁護士業界の転職トレンドや動向なども詳しく教えてもらえます。
今すぐ転職は考えていない人も、情報収集を行って、今後の転職活動に活かしてみてください。
弁護士の転職先とそれぞれの特徴を紹介
弁護士の勤務先は一般的に法律事務所や事業会社となりますが、他にも転職先の選択肢はあります。
弁護士の転職先とそれぞれの特徴を紹介するので、転職活動の参考にしてみてください。
一般民事を扱う法律事務所です。
「離婚」「交通事故」「債務整理」といった事件を扱います。
- 幅広い法律知識が必要
- 新人・ベテラン問わず採用する傾向あり
- 事務所が全国にあるため求人が豊富
- 比較的転職しやすい
- クライアントとの関わりが多いためコミュニケーション能力の高い人向き
- 特定分野に特化した事務所もある(ブティック系法律事務所)
日本国内または国際的な企業法務を扱う法律事務所です。
- 企業法務の経験者を求める傾向にある
- 高度な専門知識が求められる
- 転職の難易度は高め
- 若手の需要の高さが目立つ
- 経験年数の長い弁護士は顧問先を持ち込めると有利
- 業種・業界に特化した事務所もある
- 渉外案件メインの事務所はTOEIC850点以上を必須条件にしていることも多い
事業会社の法務部などに所属し社内の法務関連の業務に携わります。
- コンプライアンス意識の高まりから需要増加で転職しやすい
- 法務部のある大手企業や上場企業の求人が多い
- 企業法務の経験者が求められる傾向にある
- 事業会社によっては福利厚生が充実している
- ワークライフバランスが取りやすい
企業の課題解決をサポートする、コンサルティングサービスを提供しています。
「戦略系」「総合系」「IT系」などファームごとの領域があります。
- 法律的な専門性を求められる
- M&Aや戦略法務の経験が活かせる
- 幅広い分野の経験を積んだり知識を得られたりする
- コンサルタントとして働く
- コンサルティングファームへ入る弁護士は多くないため差別化が図れる
- 弁護士との親和性が高い職場
「特許事務所」「税理士事務所」「社会保険労務士事務所」といった士業事務所も選択肢のひとつです。
- 他の士業と連携して働ける
- クライアントの層が異なる
- 法律事務所に比べると給与は低い傾向にある
- 弁護士としてのキャリアを活かしきれない可能性も
任期付公務員として官公庁や自治体で働くことも可能です。
国や地方自治体などの公的機関で法的課題の解決を図ったり、政策などの法的助言を行ったりします。
- 高度な法律知識が求められる
- 任期は最大5年(※)
- 公務員として働くため休日や休暇制度は充実している
- 行政や公的機関の実務経験を積める
- 求人数は決して多くなく情報収集が難しい
記事内で紹介している転職サイト&エージェントにも取り扱いのある転職先がほとんどなので、ぜひ求人チェックや相談をしてみてください。
コンサルティングファームへの転職を希望する弁護士さんには、「コンサルティング業界に強い転職エージェントおすすめ14選!選ぶ際の重要ポイントも解説」の記事をおすすめします。
官公庁や自治体の求人情報は、「ひまわり求人求職ナビ」を押さえておくといいでしょう。
弁護士の主な転職理由と転職を検討するときに押さえておきたいポイント
弁護士はどのような理由で転職を考えるのでしょうか。
公益財団法人日弁連法務研究財団の調査を参考に、主な転職理由をピックアップしてみました。
- 人間関係
- やりがいのある仕事
- ワークライフバランス
- より良い収入
やりがいや年収アップを求めるポジティブな転職理由と、人間関係におけるストレスやワークライフバランスが取れないといったネガティブな転職理由があるようです。
上記理由で転職を検討するときのポイントについても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
人間関係が理由で転職を検討している弁護士さんは、現状の問題点を分析してから転職先を選ぶようにしてください。
転職しても人間関係が良好だという保証はなく、転職先選びを誤ると、同じような問題を抱えてしまうからです。
たとえば、ライバルの多い職場環境に疲れた場合は、競争の少ない小規模でアットホームな事務所を選ぶといいでしょう。
また、個人クライアントとのトラブルに疲れた場合は、企業内弁護士への転職も選択肢のひとつです。
転職を検討する前にできる人間関係の改善方法として、「職場の人間関係は仕事と思って割り切る」「合わない弁護士とは違うチームに変えてもらう」などの対処法を試してみるのもいいでしょう。
受けた依頼の完了をもって仕事が終わる弁護士は、長時間労働になりがちです。
『弁護士業務の経済的基盤に関する実態調査 2020』2010 年調査 では「2,269.16時間」だった労働時間も、2020年の平均労働時間は「2,321.2 時間」でした。
労働時間は10年で約52時間増加しており、弁護士の長時間労働が垣間見られます。
法律事務所勤務の弁護士さんだと、所長の裁量が大きく、早く仕事を切り上げられない雰囲気で残業時間が増えがちになることも多いでしょう。
ワークライフバランスの実現には、企業内弁護士(事業会社)への転職がおすすめです。
雇用される企業の社員と同じ就労条件で働けるため、緊急を要する事案の発生以外は長時間労働にもなりにくく、休みも安定的に取れるでしょう。
法律事務所の勤務を希望するなら、「所長が仕事を早く切り上げるスタンス」「仕事量の調整がきく事務所」などを選ぶようにしてください。
転職エージェントを使って、労働条件や転職先の風土など詳細な情報を入手したり、事前に事務所を見学したりしておくようにもしましょう。
「幅広い業務を経験したい」「新たな分野にチャレンジしたい」など、更なるやりがいを求めて転職する弁護士さんも多いです。
やりがいを求める転職の場合、自己分析を行うことから始めてみてください。
これまで積んできた経験や自分自身の強み、業務内容や働き方の適性、弁護士としての将来像などを明らかにすることで、あなたにとってのやりがいが何なのかが見えてくるでしょう。
さらにキャリアパスやキャリアプランを策定することで、今の職場に留まるべきだと気付けるケースもありますし、目指す転職先も絞り込めるのではないでしょうか。
自己分析やキャリアプランの策定などは、転職エージェントが得意としているので、相談しながらの転職活動をすすめします。
安定した収入を求めて今より年収アップしたい若手弁護士の方もいれば、より高い報酬を得るために転職を希望する経験豊富な弁護士さんもいるでしょう。
より良い収入を得るための転職なら、高収入が得られる分野を目指してみてはいかがでしょうか。
たとえば、以下のような選択肢があります。
- 企業法務を扱う法律事務所
- 大手法律事務所
- 外資系法律事務所
- コンサルティングファーム
ただし、いずれも高年収が期待できる一方で転職難易度は高く、「長時間勤務」「事務所内での競争の激しさ」「高いプレッシャー」などの一面も。
また、一般民事を扱う法律事務所でも、条件交渉やインセンティブ制度の有無によって、収入アップが実現することもあります。
希望する収入や年収アップの幅によって転職先も変わってくるでしょう。
まずは転職エージェントのスカウト機能などを活用して、自身の市場価値を把握し、どの程度の年収アップが見込めるのか確認してみてください。
弁護士向け転職エージェントを利用する際のステップ
弁護士向けの転職サポートが受けられる「転職エージェント」を利用する際のステップは以下の通りです。
それぞれのステップについて詳しく解説します。
なお、「転職サイト」を利用する際の流れについては、各転職サイトの利用方法を確認してください。
まずは公式サイトから登録を行いましょう。
「保有資格」「希望条件」「職歴」など項目に沿って入力していきます。
申し込み後、数日以内にメールまたは電話で面談の案内連絡が入るので、面談日を決めてください。
面談日にキャリアアドバイザーの個別面談を受けます。
面談方法は「来社面談」「オンライン」「電話」などがあり、転職エージェントによって対応が異なるので確認してください。
面談では法曹業界に精通したキャリアアドバイザーが、じっくり時間をかけて以下の内容をヒアリングしてくれます。
- これまでの経験や強み
- 今後のキャリアプラン
- 希望年収
- 転職の不安など
転職エージェントはプライバシーを厳守してくれるので安心して相談してください。
面談内容をもとに、能力や希望に合った求人を紹介してくれます。
紹介された求人が希望条件に合うか確認しましょう。
求人の詳細な情報はもちろん、法律事務所や企業の雰囲気など応募先についても教えてもらえるので、気になる点があれば質問してください。
希望に合う求人が見つかれば、担当キャリアアドバイザーを通じて応募しましょう。
転職エージェントでは、応募書類の提出や面接日時の調整などすべて代行してくれます。
応募時には求職者の強みをアピールした「推薦状」を添えてもらえることもあります。
「履歴書」「職務経歴書」の書き方や応募書類の添削もしてくれるので、率先してサポートを活用しましょう。
書類選考に通過したら事務所・企業との面接に進みます。
面接日などの調整は、転職エージェントが行ってくれます。
面接で良い評価が得られるよう、多くの転職エージェントが面接対策を実施しているので、サポートしてもらいましょう。
法律事務所と企業では面接内容が異なるため、準備をして面接に臨んでください。
内定が出たら条件面を確認し、調整を行いましょう。
転職エージェントでは、条件交渉などもサポートしてくれます。
案件を抱えている場合は、余裕をもって引き継ぎを行いましょう。
入社を決めたら、弁護士会の手続きや身分証明書の変更が必要になるので、漏れがないようにしてください。
弁護士向け転職サイト&エージェントに関するよくある質問と回答まとめ
最後に弁護士におすすめの転職サイト&エージェントを利用する際のよくある質問についてまとめました。
わからないことや気になる点があれば、ぜひ参考にしてみてください。
転職市場には「35歳限界説」などもありますが、弁護士の転職は年齢の影響を受けにくいです。
司法試験に合格する年齢が早くても20代後半で、司法修習やキャリアを積んでの転職となると、30代~40代のタイミングになります。
また、専門分野がある人は年齢関係なく市場価値が高く、50代以降で転職を成功させている人もいます。
年齢が高いことで顧客から信頼を得やすかったり、社会人経験が評価されたりすることも。
ただし、大手法律事務所や未経験分野への転職は、若手を積極採用する傾向にあるので、どのような人材を必要としているか確認した上で応募してください。
「個人情報保護法」に基づいて、登録した個人情報は徹底管理されています。
転職エージェントでは「仕事中に連絡を入れない」などの配慮もしてくれますし、スカウト機能を使う際は匿名や公開範囲の設定も可能です。
注意したいのは、職場のパソコンで求人検索や履歴書作成を行ったり、うっかり転職活動の話を漏らしてしまうことです。
細心の注意を払って転職活動を進めましょう。
事務所や企業から「広告料」「紹介手数料」を受け取って運営しているため、求職者は登録料やサポート料金を支払わなくても利用できます。
例外として、今回10選で紹介している「ひまわり求人求職ナビ」は、事務所や企業側の掲載料も無料としています。
また「ビズリーチ」には有料プランもあるので、利用時は注意してください。
業務内容は異なりますが、インハウスでの経験を評価してくれる法律事務所もあります。
ただし、インハウスと法律事務所とでは仕事のスタンスが異なります。
法律事務所の仕事内容や求人状況について、まずは転職エージェントに相談して理解を深めてみてはいかがでしょうか。
求人情報などを見てもわかるとおり、法律事務所に比べるとインハウスの年収は高いとは言えません。
年収は下がるかもしれませんが、以下のようなメリットもあります。
- 会社員として定年まで働ける
- 弁護士会費を負担してくれる企業もある
- 福利厚生が整っている
- ワークライフバランスの充実
- ビジネススキルが身につく
ただ、法律事務所からインハウスへ転職し、再び法律事務所に戻りたいと希望する人もいます。
年収も含め、しっかりキャリアプランを設計したうえで検討してください。
弁護士の方が転職サイト&エージェント選びに迷ったら、当記事で紹介しているおすすめ10選の中から、まずは2~3社に登録することをおすすめします。
なかま法律事務所の中間隼人氏から転職成功に向けてのアドバイス
最後に、なかま法律事務所の中間隼人氏より、弁護士の転職成功に向けてのアドバイスを頂いたのでご紹介します。
法律事務所は、えてして、人間関係や業務内容等のミスマッチが発生しがちです。
ですので、転職先を探している先生方は、事務所から提示される報酬の金額ももちろん大事ですが、せっかくエージェントさんを利用するのであれば、「その事務所でどんな仕事ができるのか」「自分がどうやって貢献できるのか」「一緒に働く人や事務所の雰囲気はどうか」「(家庭がある方は特に)プライベートとの両立ができるのか」など、ご自身の優先順位を整理したうえで、自分が輝ける場所を見つけることを意識されるとよいでしょう。
■監修者プロフィール
弁護士法人なかま法律事務所
中間隼人氏
神奈川県横浜市出身
横浜市立桜丘高校、上智大学法学部卒業、一橋大学法科大学院修了
平成24年12月 弁護士登録
平成27年3月 独立 「なかま法律事務所」開業