新たな職場環境やキャリアアップを求めて、転職を希望する調理師さんも多いのではないでしょうか。
ただ調理師が活躍できる業界・業態は幅広く、さまざまな雇用形態の求人があるため、職場や働き方など何が自分に合うのかわからず、転職活動をうまく進められないという人もいるでしょう。
そこでおすすめなのが、調理師向けの転職サイト&転職エージェントです。
当記事では、調理師のための転職サイトと転職エージェントを厳選して10社ご紹介します。
上記がおすすめな理由をはじめ、転職エージェントを使う前に知っておきたいメリット・デメリットや、利用時のよくある質問についても解説。
また監修者として、2つのレストランの経営とコンサルティング及びオンライン事業の会社を経営している小川 智寛氏から協力いただいております。
小川智寛
大阪あべの辻調理師専門学校を卒業後、箱根オーベルジュ・オーミラドーに勤務。その後、京都のレストランを経てフランスに渡り、3年間で5つの星つきレストランで研修。帰国後、東京都内のフレンチレストラン「ラフェ・クレール」のシェフに就任。2007年麻布十番に「エルブランシュ」を独立開業。
現在、エルブランシュのオーナーシェフを努めながら、2016年に地元福井でオープンしたLULL(ラル)を経営。2つのレストランを経営しながら国内外のレストランのプロデュースも多数行っています。
調理師のための転職サイト&転職エージェント10選|おすすめ理由まとめ
それでは早速、編集部が重要と判断した以下のポイントをもとに、調理師におすすめの転職サイト&エージェント10社を紹介していきます。
各転職サイト&転職エージェントの特徴とそれぞれのサービスがおすすめの理由もまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
フーズラボ|働きたい業態や職種が決まっている人におすすめ
- さまざまな「業態」「職種」で検索が可能
- 「スカウト」「エージェント」の両方が利用できる
- 限定求人あり
フーズラボは、飲食業界に特化した転職支援サービスです。
働きたい業態や職種が決まっている人は、フーズラボがおすすめ。
求人検索で選択できる「料理ジャンル」「仕事内容」が多いからです。
「イタリアン」「フレンチ」といった料理ジャンルはもちろんのこと、他社ではあまり見ない「寿司」「お好み焼き・たこ焼き・もんじゃ焼き」など、さまざまな料理ジャンルで検索が可能。
さらに、「ホールスタッフ」「キッチンスタッフ」といった仕事内容も多くの選択肢があり、料理ジャンルとあわせて好きな組み合わせで細かく選べるので、希望にあった仕事が見つけやすいです。
気になる求人が見つかったら公式サイトから応募ができ、企業の採用担当者とはチャットでやりとりができるので、硬い文章が苦手な人でも利用しやすいでしょう。
また、登録しておくだけで企業からスカウトが届くほか、転職活動がうまくいかないときには、エージェントサービスの利用ができるのも心強いですよね。
求人数も多く、フーズラボだけの限定求人もあるので、飲食業界への転職を考えたなら登録する候補に入れておきたいサービスです。
働き方 | 正社員 |
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取扱業態・施設 | イタリアン、フレンチ、スペイン料理、洋食・西洋料理、和食、日本料理・懐石料理、寿司・鮨、うどん・そば、焼肉、焼き鳥、居酒屋、串カツ・串揚げ、お好み焼き・たこ焼き・もんじゃ焼き、ステーキ・鉄板焼き、バル・バー、創作・ダイニングバー、中華料理・中国料理、ラーメン、アジア料理・エスニック、カフェ、パティスリー・ケーキ屋、ベーカリー・ブーランジェリー、ホテル・旅館、集団調理・ケータリング、ブライダル、ファストフード、ファミレス、給食・社員食堂・介護・病院、専門店(各国料理)、テイクアウト・惣菜・弁当屋、その他(料理ジャンル) |
求人対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社クオレガ |
公式サイト | https://foods-labo.com/ |
クックビズ|求人数の多いサービスを利用したい人におすすめ
- 同業他社と比べても求人数が多い
- 「スカウトサービス」「エージェントサービス」がある
- 電話やSkypeでの面談にも対応
クックビズは、飲食業界の求人を専門に扱っている転職支援サービスです。
いろいろな求人を見て転職先を決めたい人は、クックビズがおすすめ。
飲食業界専門の求人・転職サイトの中でも求人数が多いからです。
全国の飲食業界求人が紹介可能で、扱っている業態・職種もさまざま。
求人数が多いので、条件にあった仕事に巡り会えるチャンスも大きいですよ。
求人情報は毎週火・金曜日に更新され、会員登録するとメールで新着求人情報が受け取れます。
また、「スカウトサービス」と「転職エージェント」の両方を利用できるのも便利。
転職活動に不安のある人は、エージェントサービスを利用すると、仕事の紹介から面接対策まで、転職活動のほとんどをサポートしてもらえます。
来社での面談が困難な人には、電話やSkypeでの転職サポートも可能なので、地方に住んでいる人にも利用しやすい転職エージェントです。
働き方 | 正社員、契約社員、業務委託、アルバイト・パート |
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取扱業態・施設 | フレンチ、イタリアン、洋食全般、創作・ダイニング、居酒屋、バール・バー、和食全般、寿司、日本料理・割烹・懐石、焼鳥、焼肉、うどん・そば、ラーメン、中華料理、アジア・エスニック、スペイン料理、ファストフード、ファミレス、カフェ、串カツ・串揚げ、お好み焼き・たこ焼き、ステーキ・鉄板焼、グランメゾン・リストランテ、ホテル・旅館、ウェディング・ゲストハウス、パティスリー・製菓、ブーランジェリー・製パン、中食(惣菜・宅配など)、食品・小売・流通、給食・社員食堂・介護・病院、農林水産関連、その他 |
求人対応エリア | 全国 |
運営会社 | クックビズ株式会社 |
公式サイト | https://cookbiz.jp/ |
フードコネクト|鮮魚・精肉加工の仕事に就きたい人におすすめ
- 鮮魚・精肉加工の求人に特化
- 業界に精通したキャリアアドバイザーがサポート
- 入社条件を書面で提示
鮮魚・精肉加工の仕事に就きたい人は、フードコネクトがおすすめ。
鮮魚・精肉加工技術や寿司の調理スタッフに特化した転職支援サービスだからです。
「魚をさばける」など、自分の調理師としての加工技術を活かしたい人にはぴったり。
さらに、今までのキャリアを活かした転職ができるように、生鮮・飲食業界に精通したキャリアアドバイザーがサポートしてくれます。
また、入社条件を書面で提示してくれるのもポイント。
入社後に「聞いていたのと条件が違う」なんてことも防げますよ。
全国の求人を扱い、「住宅補助・寮あり・引っ越し手当てあり」の求人も多数。
また、高収入や年間休日の多いなど、福利厚生が充実した求人やほかにはないような非公開求人の紹介も可能です。
面接にもキャリアアドバイザーが同行してくれるので、「面接が苦手」な人はぜひ利用してみてはいかがですか。
働き方 | 正社員 |
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取扱職種 | キッチン・調理業務・加工・梱包・陳列・販売・管理・その他付随する業務など |
取扱業態 | 生鮮業界・飲食業界に特化 |
求人対応エリア | 一都三県、静岡県、愛知県、その他 |
運営会社 | 株式会社ネクチャ |
公式サイト | https://foodconnect.jp/ |
ジョブメドレー|医療・介護・保育施設で働きたい人におすすめ
- 医療・介護・保育施設の調理師求人が多数
- さまざまな特徴で求人検索ができる
- スカウト経由だと内定率が1.7倍(※)
医療・介護・保育施設で調理師として働きたい人は、ジョブメドレーがおすすめ。
病院や介護施設、保育施設の求人を専門に扱っている転職支援サービスだからです。
おもに医師や看護師、ヘルパーなどの求人を扱っているジョブメドレーですが、調理師や調理スタッフの求人も多数あり、その数2万件以上。(調査日:2023年6月23日)
働きたい施設はもちろんのこと、「新規オープン」「託児所・保育支援あり」といったさまざまな特徴で求人検索ができるのもポイントです。
条件の合う求人を見つけたときには、公式サイトから応募ができ、事業所や企業と直接やり取りができるため、スムーズに転職活動をすすめられます。
また会員登録すると、あなたのプロフィールに興味をもった事業所からスカウトが届くこともありますよ。
公式サイトによればスカウト経由だと内定率が1.7倍(※)になるというから、利用しない手はありません。
LINEにも対応しており、友だち登録しておくと希望に近い求人を受け取れるので、転職をするか悩んでいる人はLINE登録からはじめてみてはいかがですか。
※2023年6月時点
働き方 | 正職員、契約職員、パート・バイト、業務委託 |
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取扱業態・施設 | 認証・認可保育所、介護施設、認定こども園、学童保育・放課後児童クラブ、認可外保育所、一般病院、小規模保育園 |
求人対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社メドレー |
公式サイト | https://job-medley.com/ |
コメディカルドットコム|自力で転職活動をすすめたい人におすすめ
- スカウト機能で内定率は2.3倍(※)
- マッチングチャート機能あり
- AIが条件にあった求人を選んで配信
自力で転職活動をすすめたい人は、コメディカルドットコムがおすすめ。
エージェントに頼らなくても理想の求人を見つけられる機能があるからです。
会員登録をしてプロフィールを入力した後に、興味のある求人へ「気になる」を押すと、あなたのプロフィールを見た事業所の担当者からスカウトが届きます。
公式サイトによれば「スカウト経由だと内定率が2.3倍(※)になる」とのことなので、率先して利用したい機能だと言えるでしょう。
また、スキルや希望条件を登録するとマッチングチャート機能が使用できるようになるのも特徴の一つ。
事業所の採用条件と求職者の希望条件の合致度を6つの条件からその場で採点し、グラフと点数で判定してくれるので、自分にあっている求人か客観的にわかりますよ。
さらに、求職者の希望条件にあったおすすめの求人をAIが選んで配信してくれます。
ただし、コメディカルドットコム自体が医療・福祉業界に特化している転職サイトのため、調理師求人もほとんどが医療施設や福祉施設の求人です。
とはいえ、求人数も多くさまざまな条件を選んで求人検索できるため、業態にこだわらず調理師の仕事を探している人は、登録してソンはありませんよ。
※2023年6月時点
働き方 | 常勤、パート |
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取扱業態・施設 | 公的病院、一般病院、ケアミックス病院、療養型病院、精神科病院、有床クリニック、産婦人科、クリニック、健診・検診、訪問看護ステーション、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、サ高住、グループホーム、ショートステイ、障害福祉事業所、小規模多機能型、デイサービス・デイケア、訪問介護、地域包括・居宅、介護関連事業所、保育園、企業 |
求人対応エリア | 全国 |
運営会社 | セカンドラボ株式会社 |
公式サイト | https://www.co-medical.com/ |
プラスナビクック|転職活動がはじめての人におすすめ
- 調理業界に特化している
- 業界に精通したキャリアアドバイザーがフルサポート
- 非公開求人からの紹介も可能
プラスナビクックは、調理師や調理スタッフ、栄養士などの「食」に特化した転職支援サービスです。
転職活動がはじめての人は、プラスナビクックがおすすめ。
飲食業界に精通したキャリアアドバイザーが、転職活動をフルサポートしてくれるからです。
登録後のヒアリングでは、求職者の希望条件を詳しく聞き、条件にあった求人をピックアップ。
飲食業界に特化しているだけあり、「有給休暇の消化率」や「昇給・給与について」など、求人票を見ただけではわからないリアルな情報を教えてもらえます。
さらに、面接日の調整や自分では言い出しにくい給与などの条件についても求職者に代わって交渉してくれますよ。
全国に求人があり、「調理師」「パティシエ」「栄養士」など、食・調理業務にたずさわる職種に幅広く対応。
料理長などの管理職系の求人から一般スタッフ職までを扱い、働ける施設業態も多彩です。
また、一般には公開されない非公開求人からの紹介もしてもらえるので、お宝求人に出会えるチャンスもありますよ。
月間500名以上(※)の転職サポートをしているため実績もバッチリ。
最短当日に案内することも可能なので、はやく転職をしたい人はぜひ登録を検討してくださいね。
※「プラスナビクック」公式サイトより 2023年6月時点
働き方 | 正社員、契約社員、アルバイト・パート |
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取扱業態・施設 | 飲食店、ホテル、レストラン、介護施設、保育園、学校、居酒屋、幼稚園、旅館、病院、社員食堂、結婚式場、その他 |
求人対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社アールプラス |
公式サイト | https://plusnavi-cooks.com/ |
GUPPY|自分の特性や傾向を客観的に知りたい人におすすめ
- 適性診断が無料で受けられる
- さまざまな雇用形態を扱っている
- スカウトサービスあり
自分の特性や傾向を客観的に知りたい人は、GUPPYがおすすめ。
性格をチェックできる適性診断が無料で受けられるからです。
適性診断は、会員登録するとGUPPYの公式サイトから受けられ、簡単な設問に答えるだけで「性格」「社会性」「心理イメージ」「対応力」「自己評価」を測定。
結果は、グラフなどで表されているので、客観的に自分の性格がわかりますよ。
「調理師が向いているのか」「どういう施設業態が自分にあっているのかわからない」と思っている人には、ヒントになること間違いなしです。
GUPPYは、医療・介護・福祉の求人に特化した求人サイトのため、調理師求人もほとんどが病院や介護施設の求人。
正社員だけでなくパートや非常勤の求人もあり、「扶養控除内考慮」「育児支援制度あり」といった条件で検索ができるので、女性にも利用しやすいサービスです。
会員登録すると採用担当者からスカウトも受けられるようになるので、登録してみてはいかがですか。
働き方 | 正社員(常勤)、パート・非常勤、契約社員、短期の仕事 |
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取扱業態・施設 | 一般病院、ケアミックス病院、療養型病院、精神科病院、老人保健施設、特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、通所、その他介護・福祉、保育所、企業/その他、小規模多機能、サービス付き高齢者向け住宅 |
求人対応エリア | 全国、海外 |
運営会社 | 株式会社グッピーズ |
公式サイト | https://www.guppy.jp/ |
栄養士・調理師求人ナビ|学校給食の調理師として働きたい人におすすめ
- 全国の学校給食求人を扱っている
- 都道府県別に給食求人傾向がわかる
- 転職サポートとスカウトの利用可能
栄養士・調理師求人ナビは、その名の通り、「管理栄養士」「栄養士」「調理師」の求人を専門に扱っている転職支援サービスです。
学校給食の調理師として働きたい人は、栄養士・調理師求人ナビがおすすめ。
全国にある学校給食の調理師求人を扱っているからです。
学校給食の調理師のほとんどが、土・日・祝はお休みであり、終業時間も遅くないのがメリットの一つ。
残業もほとんどないため、私生活を充実させたい人にはおすすめの職場です。
公式サイトでは、各都道府県の学校給食を含めた給食求人の傾向がまとめてあり、求人の見つけ方や時給の相場などもわかります。
会員登録すると、求人紹介や面接設定などのサポートが受けられるほか、スカウト機能もあるので、自分にあったサービスを選んで利用してくださいね。
働き方 | 正社員、契約社員、アルバイト |
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取扱業態・施設 | 給食、福祉・介護施設、病院・クリニック、保育園・幼稚園、学校給食、居酒屋・創作料理・鉄板・焼肉、和食・日本料理・寿司、イタリアン・フレンチ、カフェ・スイーツ、中華料理、ドラッグストア、子ども食堂 |
求人対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社キャリアナビ |
公式サイト | https://insyoku-kyujin.net/ |
求人飲食店ドットコム|オープニングスタッフとして働きたい人におすすめ
- オープニングスタッフの求人が多数
- 求人情報が充実している
- スカウトサービスあり
求人飲食店ドットコムは、飲食店専門の求人情報サイトです。
オープニングスタッフとして働きたい人は、求人飲食店ドットコムがおすすめ。
全国のオープニングスタッフ募集を中心とした飲食店の求人を扱っていて、関東だけでも2061件と多数あります。(調査日:2023年6月27日)
さらに、求人検索では「オープニング+未経験者歓迎」「オープニング+小さなお店」といった条件を選択できるので、希望条件にあった仕事が見つけやすいですよ。
求人情報には店の外観や料理の写真が多く使われており、仕事内容はもちろんのこと、お店の特徴や身につけられるスキルなども掲載。
気になる調理師求人を見つけたときはサイト内から応募ができ、応募先と直接メッセージのやり取りが可能です。
プロフィールと希望条件を登録しておくと、あなたに興味をもったお店からスカウトメールが届く「スカウトサービス」があるのも便利。
今まで職場の上下関係に悩んでいた人は、ぜひ一斉スタートできるオープニングスタッフに応募してみてはいかがですか。
ただし、オープン前からオープン後3ヶ月間を「オープニング」としているので注意してください。
働き方 | 正社員、契約社員、アルバイト |
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取扱業態・施設 | イタリアン、ピッツェリア、フレンチ、スペイン料理、洋食・西洋料理、和食、寿司、そば・うどん、中華料理、ラーメン、アジア・エスニック、居酒屋・ダイニングバー、バー、カフェ・喫茶店、パン屋・ベーカリー、ケーキ屋・スイーツ、ファーストフード・ファミレス、テイクアウト・惣菜・弁当屋、焼肉、焼き鳥、専門料理 他、ホテル・旅館、給食・社員食堂・病院・介護、食品工場・セントラルキッチン |
求人対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社シンクロ・フード |
公式サイト | https://job.inshokuten.com/ |
グルメキャリー|気になる求人の詳細な情報を知りたい人におすすめ
- 気になる求人の詳細情報を聞いてもらえる
- 詳細情報は匿名で質問できる
- スカウトサービス・転職支援サービスあり
グルメキャリーは、飲食業界の求人を専門に扱っている転職支援サービスです。
気になる求人の詳細な情報を知りたい人は、グルメキャリーがおすすめ。
グルメキャリーの担当スタッフが、あなたに代わって企業の・お店の採用担当者に聞いてくれるからです。
求人掲載時には、担当スタッフが必ず企業やお店に足を運び、採用担当者に直接会って詳しく取材。
求人には載せられない「面接について」「働いているスタッフのこと」などの情報も把握しているので、担当スタッフに知りたいことを聞けば教えてもらえます。
すぐに答えられない内容であっても採用担当者に聞いてもらえるので、採用後のギャップが少なく、調理師として長く働ける仕事が見つけられますよ。
質問はフリーダイヤルででき、匿名で利用できるのもポイント。
電話で直接話が聞けるので、活字では伝わらないニュアンスも感じられるでしょう。
転職活動の支援は、自分主導で転職活動をすすめられる「スカウトサービス」と、求人の紹介や履歴書の作成などをサポートしてくれる「転職支援サービス」があります。
自分に合ったサービスを利用するようにしてくださいね。
働き方 | 正社員、契約社員、アルバイト・パート |
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取扱業態・施設 | 和食、イタリアン、カフェ、日本料理・懐石、フレンチ、パティスリー・製菓、寿司、ウエディング、ベーカリー・製パン、居酒屋、洋食・西洋料理、中華料理、焼鳥・鳥料理、ホテル・旅館、ラーメン、焼肉・肉料理、ステーキ・鉄板焼 、バル、うどん・蕎麦、スペイン料理、アジアン・エスニック、BAR、専門店(各国料理)、精肉・鮮魚、惣菜・DELI・仕出し・弁当、給食・社員食堂・集団料理、その他、人材紹介・派遣 |
求人対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社ジェイオフィス |
公式サイト | https://www.gourmetcaree.jp/ |
ポイント 勤務を希望する都道府県から転職サイト&転職エージェントを絞り込もう
調理師におすすめの転職サイト&エージェント10社を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
それぞれに強みや特徴があり、候補先を絞りきれずに迷ってしまう人もいるかもしれません。
調理師の求人は全国各地にあるため、まずは勤務を希望する都道府県で絞り込んでみるといいでしょう。
おすすめは当サイトで用意した、以下の勤務地から探せる検索ツールです。
希望する都道府県をチェックしたら、求人対応している調理師さんにおすすめの転職サイトと転職エージェントが表示されるようになっているので、ぜひ試してみてください。
【希望条件別】調理師のためのおすすめ転職サイト&エージェント
続いて、以下の条件別に調理師におすすめの転職サイト&エージェントを紹介します。
該当する希望条件がある人は、ぜひ紹介している転職サイト&エージェントをチェックしてみてください。
1.飲食店で働きたい調理師向けおすすめ転職サイト&エージェント3選
調理師の活躍の場として最も求人数が多い飲食店。
飲食店で働きたい人は、『フーズラボ』『クックビズ』『求人飲食店ドットコム』を活用してください。
3社いずれも全国各地の飲食店求人が多く、希望に合った業態・料理ジャンルの求人とも出会えるでしょう。
フーズラボは、さまざまなジャンルの飲食店求人を保有しているので、経験を活かすこともできれば、新たな料理にチャレンジすることも可能です。
また料理長といった調理師経験を活かせるポジションから、調理師専門学校卒で調理師免許は持っているけれど勤務経験のない人でも働けるような調理見習いまで、経験問わず活用できるのもおすすめポイントです。
さまざまな求人特集から求人を探せるクックビズは、希望に合う求人が見つかりやすいというメリットもあります。
週2回求人が更新されているので、最新の求人にもアクセスしやすく、魅力的な仕事が見つかる可能性も高いでしょう。
有名企業から個人経営の店舗まで、さまざまな規模の飲食店求人が見つかるのは求人飲食店ドットコムです。
オープニング店舗の求人も充実しているので、イチから店舗の立ち上げ経験をしてみたいと考えている人は、ぜひチェックしてみてください。
- フーズラボ:多種多様な飲食店求人が見つかる。
- クックビズ:最新の飲食店求人をチェックできる。
- 求人飲食店ドットコム:個人経営店やオープニング求人あり。
2.病院・福祉施設で働きたい調理師向けおすすめ転職サイト&エージェント3選
病院や福祉施設で調理師として働きたい人は、『ジョブメドレー』『コメディカルドットコム』『GUPPY』をチェックしてみてください。
上記3社はいずれも「医療業界」や「介護業界」に特化した転職サイトで、病院や介護施設での調理師求人が豊富にあります。
就業先施設から待遇、応募要件の特徴まで、さまざまな条件で求人検索ができるのはジョブメドレーです。
スカウトメールも利用できるので、たくさんある求人の中から自分に合う仕事を探すのが負担と感じる人は、スカウトを受け取れるようにしておくのもおすすめ。
応募前に職場の環境をできるだけ把握しておきたい人は、コメディカルドットコムが使えます。
病院や施設で働く人の年代や性別の傾向、雰囲気などが掲載されているので、自分に合いそうな職場かを判断しやすいでしょう。
さまざまな雇用形態の調理師求人を探せるのはGUPPYです。
正社員はもちろん、パートや契約社員の求人もあるので、「病院や介護施設で経験を積んでみたい」「一定期間だけ働きたい」という人は活用してみてください。
- ジョブメドレー:医療・介護施設の求人多数。
- コメディカルドットコム:求人情報やマッチング度がわかりやすい。
- GUPPY:さまざまな雇用形態の調理師求人あり。
3.学校・保育園で働きたい調理師向けおすすめ転職サイト&エージェント3選
子どものために給食を作りたいという調理師さんもいるのではないでしょうか。
学校や保育園で調理師の仕事をしたい人は、『栄養士・調理師求人ナビ』『プラスナビクック』『GUPPY』を押さえておくといいでしょう。
上記3社は、学校給食や保育園・幼稚園の求人も取り扱っている転職サイト&エージェントです。
栄養士・調理師求人ナビは学校給食の求人に強い特徴があり、全国の小学校を中心に、学校給食センターや保育園との取引が多いです。
転職サポートを受けられるのはもちろん、スカウトサービスも利用できるので、情報収集にも使えるでしょう。
サイト上には転職事例も多数紹介されているので、学校や保育園での調理師転職を目指している人は参考にしてみてくださいね。
公開求人は少ないものの、非公開の学校や保育園求人の紹介を期待できるのはプラスナビクックです。
調理職専門の転職エージェントなので、学校や保育園で調理師として働くのが初めての人は、調理師ならではの悩みも理解してもらいやすく心強いでしょう。
GUPPYは全国にある保育園の調理師求人を多数掲載しています。
週1日OKのパート求人など、融通の利く働き方が可能なので、子育てとの両立を目指したい人にもおすすめです。
- 栄養士・調理師求人ナビ:全国の学校給食求人を多数保有。
- プラスナビクック:学校・保育園の調理師転職をサポート。
- GUPPY:保育園求人に強い。さまざまな雇用形態に対応。
4.正社員として働きたい調理師向けおすすめ転職サイト&エージェント2選
「調理スタッフの求人は非正規ばかりで正社員求人が見つからない」という正社員希望の人は、『フーズラボ』『クックビズ』を押さえておくといいでしょう。
2社とも、正社員調理師の転職支援実績があり、さまざまな業態の求人を保有しています。
フーズラボは、料理長やキッチンスタッフなど、経験豊富な飲食人材をターゲットにしているため、正社員求人が中心です。
さまざまな料理ジャンルの求人があるので、調理師資格やこれまでの経験が活かせる正社員転職を実現できるでしょう。
正社員求人を多数掲載しているクックビズは、給与や福利厚生といった条件から求人を検索して直接応募することが可能です。
転職支援サービスも提供しているので、なかなか正社員として転職できない人や、正社員経験のない人などは、サポートを利用してみてください。
調理師が転職エージェントを利用するメリット3つ
調理師が転職時に転職エージェントを利用すると、以下3つのメリットがあります。
1.調理師の転職活動を徹底サポートしてもらえる
調理師の転職におすすめの転職エージェントを使うメリットは、調理師の転職活動を徹底サポートしてもらえることです。
調理師が活躍できる業界・業態に詳しいキャリアアドバイザーの転職支援によって、「内定獲得率アップ」と「転職活動の効率化アップ」を期待できるからです。
具体的な転職活動のサポートは以下のとおり。
- 適性に合った求人紹介
- 応募書類の作成サポート
- 面接対策
- 求人先への推薦など
- 希望に合う求人探し
- 求人への応募
- 面接日のスケジュール調整
- 条件交渉の代行
- 現職の退職交渉アドバイスなど
とくに、調理師ならではの志望動機の伝え方や、アピールすべきスキル・経験など、求職者一人ひとりに合ったアドバイスをもらえるのは大きなメリットと言えるでしょう。
調理師が転職の際に役立つスキルは次の通りです。
- 食材の特性や各国の食文化など料理に関する専門知識
- 包丁の使い方や調理法、盛り付けなど料理に関する技術
- 立ち仕事や思い調理器具を扱う体力
- スタッフや客と接するためのコミュニケーション能力
上記のようなスキルがある人は、どのようにアピールすればいいかぜひアドバイスしてもらってください。
また、調理師向けの求人は全国各地に多数あるため、自分で条件や適性に合う求人を探す手間を省くことも可能です。
働きながらの転職活動は負担も大きいので、ぜひ転職エージェントのサポートを活用してください。
2.調理師のキャリアプランについて相談できる
調理師のキャリアプランについて相談できるのも、転職エージェントを利用するメリットと言えるでしょう。
調理師の仕事に詳しいキャリアアドバイザーが、スキルや経験、転職の目的などを丁寧にヒアリングし、キャリアプランの立て方についてアドバイスしてくれます。
たとえば、「将来的には料理研究家になりたい」「教員や講師として指導をしたい」といった目標がある人には、具体的なキャリアアップの目指し方などを教えてくれます。
ただ、調理師のキャリアプランを立てる以前に、調理師としてどうなりたいのかキャリアビジョンを描けない人もいるでしょう。
上記のような「料理研究家」「教員や講師」以外にも、調理師には次のようなキャリアプランがあります。
- 職場の料理長
- 有名店や一流レストランのコック
- 独立開業
どのような興味があるのか、キャリアビジョンを引き出すサポートに対応している転職エージェントもあるので、明確な希望がない人もまずは面談を受けてみるといいでしょう。
3.調理師求人の詳細部分まで情報を得られる
調理師求人の詳細部分まで情報が得られるのも、調理師におすすめの転職エージェントを使うメリットのひとつです。
ただ求人を紹介してくれるのではなく、求人票には載っていない詳細な情報も提供してくれます。
具体的には、各店舗・施設の雰囲気や人間関係、企業文化などを教えてもらえますよ。
キャリアアドバイザーは直接企業や店舗などに足を運んでおり、有益な情報ももっているので、気になることは積極的に質問してみてください。
飲食店には料理を作る人以外にも、ホールスタッフ・カウンタースタッフ等いろんな従業員が働いているため、どのようなスタッフがいるのか確認しておくことも大切です。
レストランや定食屋などへの転職を希望しているなら、客として足を運び、お店の雰囲気や従業員の接客、料理の種類など直接自分で確認してみるのもおすすめです。
自分で感じた印象とキャリアアドバイザーの情報を合わせれば、希望する職場の具体的なイメージが思い浮かぶのではないでしょうか。
また「人手不足で忙しいのか」「教育指導の具体的な方法」なども事前にわかれば、応募するかの判断もしやすく、転職後のミスマッチも防げるでしょう。
調理師の転職エージェント利用に伴うデメリット3つ
調理師が転職エージェントを利用するにあたっては、以下のような欠点もあります。
1.調理師からのキャリアチェンジ転職には使いにくい
調理師におすすめの転職サイト&エージェントは、調理師からのキャリアチェンジ転職には使いにくいデメリットがあります。
取り扱っている求人が限られており、転職可能な業界・職種の選択肢も少ないからです。
特に調理師に特化した転職エージェントの場合、調理師以外の求人を紹介してもらうのは残念ながら難しいでしょう。
また、調理師の就業先として多い飲食業界や介護・医療業界などに特化している場合、調理以外の職種も扱ってはいるものの、業界は限られてしまうデメリットがあります。
たとえば、介護施設の調理師転職を希望して介護業界に特化した転職エージェントを利用したものの、「やっぱり調理師以外の仕事に就きたい」と思った場合、介護士の求人紹介は可能かもしれません。
しかし、エンジニアや販売職といった求人紹介はしてもらえないでしょう。
異業種・異職種転職を希望する場合、調理師向けの転職エージェントは選択肢やサポート可能な職種の幅が狭いことを理解しておいてくださいね。
当記事で紹介している転職エージェントが、得意としている業界をまとめてみました。
転職エージェント名 | 得意としている業界 |
---|---|
フーズラボ | 飲食 |
クックビズ | 飲食 |
フードコネクト | 飲食 |
ジョブメドレー | 医療・介護・保育 |
コメディカルドットコム | 医療・福祉 |
プラスナビクック | 調理師 |
GUPPY | 医療・介護・福祉 |
栄養士・調理師求人ナビ | 栄養士・調理師 |
求人飲食店ドットコム | 飲食 |
グルメキャリー | 飲食 |
調理師から異職種へのキャリアチェンジを目指す人は、『マイナビAGENT』や『doda』といった総合型の転職エージェントを活用するといいでしょう。
さまざまな職種の求人を保有しており、未経験者の転職支援実績もあるからですね。
調理師の仕事で培ったスキルや経験を、異職種に対してどうアピールすればいいかなどのアドバイスももらえるので、ぜひ相談してみてください。
また、総合型の転職エージェントなら、異職種転職が叶わなくても、そのまま調理師転職を目指すことも可能です。
調理師の求人数は多くないものの、調理師求人を保有しているため、途中で調理師転職に切り替えることもできるでしょう。
2.キャリアアドバイザーによってサポートの質が異なる
担当のキャリアアドバイザーによって、サポートの質が異なるのも転職エージェントを利用するデメリットと言えるでしょう。
調理師の勤務先は複数あり、キャリアアドバイザーによっては、すべての業界・業態を熟知していないこともあるからですね。
飲食業界には強くても学校給食には詳しくなかったり、飲食業界の中でもレストランには強くても居酒屋は得意でないというキャリアアドバイザーも。
また少し大げさですが、「調理師の仕事を探しているのに、ホールスタッフをすすめられた」といったように、希望とは関係なく利益率の高い求人をすすめてくるキャリアアドバイザーもなかにはいます。
もちろん幅広い業界・業態をカバーしていて、条件に合う求人を紹介してくれるキャリアアドバイザーもいますが、一方でコミュニケーションの取り方や転職活動の進め方が合わないという担当者がつくこともあります。
希望する業界・業態に強く、相性の合うキャリアアドバイザーに出会えないと、転職活動を上手く進められない可能性もあるので注意しましょう。
求めるようなサポートが受けられなかったり、相性が合わないと感じたら、担当キャリアアドバイザーの変更をお願いしてみてください。
転職エージェントではキャリアアドバイザーの変更にも対応しています。
注意したいのは、担当者に直接変更を伝えるのではなく、転職エージェントの問い合わせ窓口などに相談することです。
変更を依頼する際は、「なぜ担当者を変更したいのか」「どのようなキャリアアドバイザーを希望するのか」を具体的に伝えると配慮してもらえるでしょう。
また、特定の業界・業態に強いキャリアアドバイザーを紹介してもらうためには、自身の希望を明確にしておくことも大切です。
登録する前に、希望条件を整理しておくようにしましょう。
3.直接調理師の求人に応募したほうが早い場合もある
直接調理師の求人に応募したほうが、転職活動を早く進められる場合もあります。
転職エージェントを使うと、自分のペースで転職活動が進められないからです。
以下のような転職活動に関する手続きなどは、担当のキャリアアドバイザーを介して行わなくてはいけません。
- 求人への応募
- 応募書類の提出
- 企業や店舗へ不明点を問い合わせる
- 面接日の設定
たとえ公式サイト上に気になる求人があっても、キャリアアドバイザーが紹介してくれなければ応募できません。
さらに直接求人先と連絡を取れず、回答を待たなくてはいけないため、返事や判断が遅れてしまうこともあるでしょう。
また、次のような調理師に関連する職業の有効求人倍率は「2.81」と高い傾向にあります。(※)
- 西洋料理調理人(コック)
- 中華料理調理人
- 日本料理調理人(板前)
- 調理補助
求人が少なく「なかなか見つからない」という状況ではないため、転職エージェントを介さないほうが、早く転職が決まるケースも。
手厚いサポートは受けられませんが、次の仕事を急いで探しているような調理師さんには、転職エージェントはデメリットになることも考えられるでしょう。
※職業情報提供サイト「jobtag」より(令和4年度)
直接調理師の求人に応募するなら、調理師におすすめの転職サイトの利用がおすすめ。
調理師求人が豊富なだけでなく、調理師の転職ハウツーなども紹介されているからです。
また、調理師におすすめの転職サイト&エージェントの中には、スカウトサービスを提供しているところも。
スピードを重視していなくても、自分のペースで転職活動を進めたいなら、ぜひスカウトサービスも活用してみてください。
企業や店舗が必要とする条件にマッチした求職者に声がかかるので、マッチング度も高く、内定率アップも見込めるでしょう。
調理師のための転職サイト&転職エージェント:適切な選び方と活用のアドバイス
次に、各調理師が転職サイトや転職エージェントの適切な選び方や活用時に抑えておきたい点についてアドバイスしていきます。
転職を成功させるために、ぜひチェックしてみて下さい。
調理師の求人数が多い転職サイト&エージェントを選ぶ
まずは調理師の求人数が多い転職サイト&エージェントを選びましょう。
求人数が多ければ、希望に合った求人も見つかりやすくなりますし、いろんな求人をチェックできるので選択肢の幅も広がります。
全国にはたくさんの転職エージェントがあり、転職サイトもインターネット上に複数存在しています。
しかし、調理師の求人が充実しているのは一部で、知名度の高い大手転職サイト&エージェントであっても調理師向け求人数が少ないケースもあるので注意してください。
また、調理師に特化しているといって、必ずしも求人数が多いわけでもありません。
転職サイト&エージェントに登録する際は、調理師の求人の取り扱いがあるかを確認し、求人数が多いかを調べた上で利用するようにしましょう。
当記事で紹介しているサービスの中で、調理師求人が多い上位3社を紹介します。
エージェント名 | 公開求人数(件) |
---|---|
GUPPY | 16,288 |
コメディカルドットコム | 7,092 |
クックビズ | 6,845 |
※調査日2024年10月31日
希望する業界・業態の求人を扱っているかチェックする
あなたが転職先として希望する業界・業態の求人を扱っているかのチェックも必ず行いましょう。
調理師の活躍できる場は幅広く、転職サイト&エージェントによっては特定の業界・業態に強いケースもあれば、一部業界・業態の求人をほとんど保有していないケースもあるからですね。
いくら調理師の求人が多くても、希望する業界・業態の求人がなければ、思い描いている転職を叶えることはできません。
以下は、調理師が活躍できる主な業界です。
- 飲食業界
- 介護業界
- 医療業界
- 保育業界など
調理師といえば、飲食店で働くイメージを持つ人も多いですが、介護施設や病院、保育園などで給食調理員として活躍することもできます。
ただ、上記すべての業界の調理師求人を豊富に保有している転職サイト&エージェントは多くありません。
そのため、業界ごとに強い転職サイト&エージェントを選ぶ必要があります。
保育園で調理師として活躍したい人は、保育士などの求人を扱う保育業界に特化した転職サイト&エージェントを選んだ方が、調理師求人も見つかりやすいでしょう。
また、飲食業界においては以下のような細分化された業態も存在します。
- イタリアン/フレンチ/和食/中華
- ベーカリー/パティスリー
- 割烹/居酒屋/カフェ/レストラン
- ホテル/旅館/ブライダル
料理のジャンルや勤務先施設の種類もさまざまだとわかります。
たとえば、和食を希望する人の中には、旅館で働きたい人もいれば、割烹や日本料理店を希望する人もいるでしょう。
求職者によって希望も千差万別なので、自分の希望条件に合った求人を扱う転職サイト&エージェント選びが大切です。
一人での転職活動が不安な人は転職エージェントを活用する
一人での転職活動が不安な人は、調理師に強い転職エージェントの活用がおすすめです。
業界事情に精通したキャリアアドバイザーと二人三脚で転職活動を進めることで、満足度の高い転職へと繋がりやすくなります。
飲食業界は人手不足で激務のお店や、料理長や先輩のやり方と合わず人間関係がぎくしゃくしがちなお店だったりすると、それなりに離職率は高い傾向があります。
実際に今の職場の待遇や人間関係の悩みを理由に転職を希望する人も多く、「次こそはブラックではなくホワイト企業で働きたい」「働きやすい職場に転職したい」と転職活動を進めている人も少なくありません。
転職エージェントを利用することで、以下のような詳細な情報を提供してもらえます。
- 求人票には出ていない職場の雰囲気や人間関係
- 店舗を運営している企業の経営状況や社風
また、これまで転職を繰り返している人には、自身の適性が理解できるよう自己分析のお手伝いや活躍できる職場のアドバイスをもらえたりと、様々な面で頼りになります。
当記事で紹介している中で、エージェントサービスを利用できるのは次の通り。
複数登録して転職先候補の幅を広げておく
複数の転職サイト&エージェントに登録して、転職先候補の幅を広げておくのもおすすめの使い方です。
転職サイト&エージェントによって扱う求人やサービス内容が違うからですね。
たとえば転職エージェントは、転職サイトや企業のホームページでは公開されていない「非公開求人」を保有しており、条件が合えば紹介してもらうことも可能です。
また、調理師が活躍できる業界それぞれに特化した転職サイト&エージェントに複数登録するのもいいでしょう。
飲食店での調理師経験がある人なら、飲食業界に強い転職サイトと、介護・医療業界に特化した転職エージェントを組み合わせてみてはいかがでしょうか。
例えば、「クックビズ」と「ジョブメドレー」に登録するといった感じです。
「飲食業界は熟知しているから転職サイトを使って、経験のない介護・医療業界については転職エージェントを活用する」という使い方ですね。
また、自分で応募したりスカウト機能が利用できる転職サイトと、求人紹介から条件交渉までサポートしてくれる転職エージェントの複数登録もおすすめです。
例えば、「求人飲食店ドットコム」と「プラスナビクック」という組み合わせですね。
転職サイト&エージェントによって、スカウト機能や適性診断を提供するなどサービスもさまざまです。
いろんなサービスを比較しながら利用する転職サイト&エージェントを絞り込んでみてはいかがでしょうか。
複数の転職サイト&エージェントを掛け持ちすることは、規約などで禁止されていませんが、あまりにも多く登録すると管理などが大変になるので注意してくださいね。
調理師のための転職エージェント利用時の流れ
転職エージェントを利用する際の流れは以下の通りです。
転職エージェントへの登録は、「WEB登録」が一般的です。
公式サイトのフォームに、プロフィール・職歴・保有資格・希望条件など必要事項を入力します。
登録後はキャリアアドバイザーから連絡がくるので、面談の日程を決めましょう。
面談では、登録情報を元にヒアリングを行い、あなたの強みや目指すキャリアなどを明確化していきます。
転職に関する不安や悩みなど、気になることは何でも相談しましょう。
面談内容を元に、あなたの希望や適正に合った求人を紹介してくれます。
求人先の詳細情報はもちろん、社風や店舗の雰囲気なども教えてもらえるので、疑問点は質問し、納得したうえで応募しましょう。
希望する企業への応募や面接日時の調整は、転職エージェントが代行してくれます。
職務経歴書などの作成が苦手な方は、キャリアアドバイザーに添削してもらい、書類通過率を上げましょう。
書類選考を通過したらいよいよ面接です。
多くの転職エージェントが応募先に合わせた「面接対策」をしてくれます。
サポートは積極的に利用してください。
内定が出たら入社準備を行います。
入社日の調整はキャリアアドバイザーが代行してくれます。
退職交渉のアドバイスもしてくれるので、「現職で引き止めにあっている」といった場合は、キャリアアドバイザーに遠慮なく相談しましょう。
調理師のための転職サイト&エージェントに関するQ&A
調理師におすすめの転職サイト&エージェントを利用する際のよくある質問について紹介します。
わからないことや気になる点があれば、参考にしてみてください。
食品メーカーでは、調理師免許や飲食店での調理経験を歓迎している求人もあります。
ただし、調理師免許があれば確実に食品メーカーへ転職できるわけではありません。
調理技術や食品衛生に関する知識以外にも、開発プロセスや消費者のニーズに対する理解があるかなども求められます。
また、食品メーカーには調理を行わないポジションの募集もあるので、料理を作りたい人にとっては物足りない可能性も。
スキルや希望に合うかどうか、転職エージェントに相談してみるといいでしょう。
食品メーカーを希望する場合は、一般企業との取引が豊富な「マイナビAGENT」や「リクルートエージェント」といった大手の総合型転職エージェントを活用してみてはいかがでしょうか。
カレンダーどおりに休みとなる学校や企業なら、調理師の仕事も必然的に休みとなります。
一方飲食店は、土日や連休などはかき入れ時となるため、休めない可能性が高いでしょう。
ただしオフィス街の飲食店であれば、企業のお休みに合わせて営業をしない店舗も。
また保育園も園の運営方針によっては、土曜日は交代制で休みが取れたり、日曜日は完全にお休みのところもあります。
転職サイトで「土日休み」にチェックを入れて求人検索をしたり、転職エージェントに希望を伝えてみるといいでしょう。
さまざまな年代の人が調理師として活躍しており、体力や能力があれば歳を重ねても転職は可能です。
飲食業界や給食業界は人手不足に陥っているため、ベテラン調理師は市場価値も高いと言えるでしょう。
ただし、求人によっては年齢が制限されていたり、年齢に応じたスキルが求められることもあるので注意してください。
さらに未経験の場合、育成に時間がかかってしまうため、40代・50代から新たな料理ジャンルへの転職は難しい可能性も。
また、自分より若い料理長のもとで働くことに対して抵抗がある人は、選択肢が減ってしまうことを理解しておきましょう。
企業や店舗から、転職サイトは「広告料」を、転職エージェントは「紹介手数料」を受け取って運営しているためです。
登録料はもちろん、スカウトサービスや転職支援なども自己負担なしで利用できるので、気軽に利用してください。
ただし、面談や面接を受けるための交通費などは自己負担となることを理解しておきましょう。
また一部転職サイトには有料プランもあるので、利用時は注意してください。
調理師を名乗るなら調理師免許が必要!取得方法を紹介
「飲食店で料理の経験があるから調理師として転職したい」と希望しても、調理師免許がなければ調理師は名乗れません。
国家資格の「調理師免許」の取得が必須だからです。
もちろん調理師免許がなくても、料理をつくる料理人として働くことは可能です。
ただ、調理師免許があることで転職時に有利となったり、料理に関する正しい知識を得られたりとメリットもあります。
調理師免許がないものの、調理師として転職したいと考える人は、次の2つの内どちらかの資格取得方法を選んでください。
まずは、専門学校や養成施設などで学び、卒業することで取得する方法です。
厚生労働大臣が指定する学校や施設を卒業し、住んでいる都道府県知事に申請すれば、免許を取得できます。
具体的には次のような学校・施設です。
- 調理師専門学校(1年制または2年制)
- 調理科や調理師コースなどを設けている高等学校
- 食物栄養学科などを設けている大学・短期大学
最短は調理師専門学校の1年制です。
たとえば高校だと、調理以外の科目も学ぶため、卒業までに3年かかってしまいます。
また、授業料がかかる点も理解しておく必要があります。
次に、飲食店などで実務経験を積んで試験に合格する方法です。
学校とは違い、飲食店などで2年以上働きながら実務経験を積み、各都道府県が実施している試験を受けなくてはいけません。
あくまでも飲食店での調理実務で、接客などは実務経験としては認められないので注意してください。
また「調理業務従事証明書」が必要になるため、勤務先の飲食店や、店を運営する法人の代表者に記入してもらわなければいけません。
正社員だけでなく、パート・アルバイトでも1日6時間以上かつ週4日以上勤務していれば、実務経験を満たすこととなり試験を受けられます。
調理師免許と併せてもっておくといい資格をピックアップ
調理師の転職には、「調理師免許」と併せてもっておくと転職活動にも活かせる資格が複数あります。
以下に具体的な資格をピックアップしました。
資格 | どんな資格? |
---|---|
調理技術技能評価試験 | 調理師免許の上位資格 |
製菓衛生師免許 | お菓子やパンなど製菓衛生の向上を目的とした資格 |
管理栄養士 | 幅広い人の栄養に関する専門的資格 |
ふぐ調理師 | ふぐを処理するための資格。(※都道府県によって呼び方が異なる) |
介護食士 | 要介護者向け食事の調理技術向上を目的とした資格 |
「調理技術技能評価試験」は、調理師としての経験や技能のアピールが可能なので、他の調理師と差をつけるためにも、ぜひ取得を目指してみてください。
転職の可能性を広げたいなら、難易度はアップしますが「管理栄養士」の資格もおすすめです。
ただ、やみくもに資格取得を目指すのではなく、希望する業界・業態で活かせる資格を選ぶのがポイントと言えるでしょう。
監修者の小川 智寛氏から調理師へ向けた転職支援メッセージ
最後に当記事の監修者、小川 智寛氏から転職支援メッセージをいただいたので紹介します。
これから調理師としての転職活動を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職活動をスムーズに進めるためには、各サービスの特徴や利用方法をしっかり理解し、自分に合った選択をすることが重要です。
特に、キャリアアップや新たな挑戦を考えている方は、これらのツールを最大限に活用し、理想の職場環境を手に入れてください。
複数のサービスを活用し、専門的なアドバイスを積極的に取り入れることでより自分に合ったキャリアアップが実現します。