「医局人事による異動に疲れた」「オンコールや当直の負担が大きく働き方を変えたい」などの理由で転職を検討している先生方も多いのではないでしょうか。
しかし、転職サイトを使ってみたいものの「信頼できるのか」「どの転職サイトを使えばいいのかわからない」といった不安もあるでしょう。
当記事では、転職を希望・検討している先生向けに、医師におすすめの転職サイト13社を紹介します。
エージェント型の転職サイトを中心に、専門性や実績、保有求人数などを総合的に判断して厳選しました。
公開求人数・条件別・地域別でも転職サイトを探しやすいように、各項目を別途、ご用意しているので参考にしてみてください。
医師向けのおすすめ転職サイト13社を徹底比較
それでは早速、医師向けおすすめの転職サイトを紹介していきます。
なおおすすめ13選は、編集部が独自に以下内容を徹底調査の結果をもとに比較掲載しています。
各転職サイトの特徴をまとめた結果もピックアップしているので、転職サイトをお探しの方は参考にしてみてください。
民間医局|転職・復職を目指す女性医師におすすめ
- ベビーシッターサービスが低料金で利用可能
- 福利厚生サービス「メディ割」が利用できる
- 業界屈指の求人実績
民間医局は全国に16ヶ所の拠点(2024年9月時点)を持つ医師の転職を専門に扱うエージェント型の転職サイトです。
子育てなどで現場を離れていた女性医師が復職・転職を目指すなら、民間医局がおすすめ。
多くの女性医師が転職・復職を成功させているからです。
女性医師が出産後に復職できるように、時短勤務や勤務日数の調整可能な求人が多数。
常勤勤務が難しい人にはアルバイトを紹介してくれるなど、家庭と仕事の両立がしやすいように配慮してもらえます。
また、小学館集英社プロダクション「ベビーシッターのHAS」と業務提携をしているため、一般よりも低料金でベビーシッターサービスが利用できるのも、お子さんのいる医師には嬉しいサービスです。
さらに、旅行・子育て支援・家事代行サービスなどを割引価格で利用できる「メディ割」の利用も可能。
24時間オンライン予約ができるので、忙しい医師にも利用しやすいですよね。
全国に拠点があり、実際に住んでいるエージェントが地域の情報収集をしているため、地方でも求人が豊富。
Uターン転職を希望している人や、引っ越し先での転職にも対応可能です。
契約医療機関は17,000施設(2023年9月時点)、非公開求人も豊富に扱っているので、女性医師だけでなく転職を目指している男性医師も登録して損はありません。
働き方 | 常勤、定期アルバイト、スポット |
---|---|
取扱科目 |
【内科系】内科、消化器内科、循環器内科、神経内科、呼吸器内科、心療内科、リウマチ科、総合診療科、糖尿病科、腎臓内科、その他 【外科系】外科、整形外科、脳神経外科、消化器外科、形成外科、呼吸器外科、心臓血管外科、乳腺/内分泌科、その他 【その他】麻酔科、産婦人科、精神科、眼科、小児科、皮膚科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、放射線科、リハビリテーション科、救急救命科、緩和ケア科、美容皮膚科、その他(他科系) |
取扱施設 | 病院、クリニック、老健、企業、その他 |
対応エリア | 日本全国 |
運営会社 | 株式会社メディカル・プリンシプル社 |
公式サイト | https://www.doctor-agent.com/ |
エムスリーキャリアエージェント|登録実績の高い転職サイトを利用したい人におすすめ
- 登録実績11年連続No.1(※)
- 業界屈指の求人数
- 非公開求人も多数
エムスリーキャリアエージェントは、医療業界専門のエムスリーグループ運営の、医師の転職を専門としているエージェント型の転職サイトです。
登録者数の多い転職サイトを利用したい人は、エムスリーキャリアエージェントがおすすめ。
転職希望医師の登録実績が11年連続No.1(※1)だからです。
数多くの医師会員がいるため、圧倒的な情報収集力を誇り、独自の調査でしか得られないような病院内部の事情も伝えてくれます。
紹介実績が多いからこそ多くの情報が集められるわけですね。
豊富な求人数も大きなメリットの1つで、近年は関東だけでなく大阪や愛知の案件も増えています。
「専任コンサルタントが面談に同行してくれる」「年収や勤務形態の交渉」といったきめ細やかなサポートも。
非公開求人も多数扱っているため、求人検索で自分にあった求人が見つからなかった人は、登録を検討してみてはいかがでしょうか。
※ m3.comCAREERでの医師登録数(2023年4月現在)
働き方 | 常勤、非常勤 |
---|---|
取扱科目 | 一般内科、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、腎臓内科、血液内科、心療内科、神経内科、内分泌内科、老人内科、一般外科、消化器外科、心臓外科、呼吸器外科、脳神経外科、整形外科、形成外科、リハビリテーション科、小児科、産婦人科、婦人科、精神科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、乳腺外科、泌尿器科、放射線科、人工透析、麻酔科、美容外科、人間ドック・検診、救急、治験 |
取扱施設 | 一般、療養型、精神、老健、ケアミックス、クリニック、産業医(企業)、製薬企業、CRO、その他 |
対応エリア | 日本全国 |
運営会社 | エムスリーキャリア株式会社 |
公式サイト | https://agent.m3.com/ |
e-doctor|短い期間で転職を決めたい人におすすめ
- 最短で登録即日面談のスピード対応
- 厳選した求人のみを掲載
- 非常勤・スポットなど多彩な求人を扱う
e-doctorは、医療従事者の転職サポートをしているリンクスタッフが運営している医師専門の転職エージェント。
時間をかけずに転職先を決めたいという人は、e-doctorがおすすめです。
e-doctorでは、早ければ登録当日に面接を設定まで可能。
扱っている求人は、約15,000件(2023年9月9日時点)と他社に比べて多いとはいえませんが、それは掲載する求人を厳選しているから。
検索に無駄な時間を使わせないという配慮がなされています。
また、忙しくなかなか時間の取れない医師が、ひとりで転職活動するとなると否応なく時間がかかってしまいますよね。
その点、e-doctorを利用すれば面接の日程調整や交渉も対応してもらえるので、転職活動にかかる期間短縮も可能です。
常勤だけでなく非常勤・スポットなどの募集もあります。
登録すれば非公開求人も見られるので、早く次の転職先を決めたい人は登録を検討してみてください。
働き方 | 常勤、定期非常勤、スポット、健診 |
---|---|
取扱科目 |
【内科系】内科、消化器内科、呼吸器内科、循環器内科、血液内科、内分泌内科、糖尿病内科、老年内科、脳神経内科、腎臓内科、心療内科 【外科系】外科、消化器外科、呼吸器外科、心臓血管外科、脳神経外科、整形外科、形成外科、皮膚科、美容皮膚科、美容外科、眼科、耳鼻咽喉科、産婦人科、婦人科、乳腺外科、泌尿器科、透析科 【その他】総合診療科、救命救急科、麻酔科、小児科、精神科、放射線科、緩和ケア科、リハビリテーション科、健診・検診・人間ドック、病理診断科、在宅診療、老健施設、産業医、製薬企業、その他 |
取扱施設 | 一般、療養型、回復期、精神、老健・特養、クリニック、自治体、その他 |
対応エリア | 日本全国、海外 |
運営会社 | 株式会社リンクスタッフ |
公式サイト | https://www.e-doctor.ne.jp/ |
医師転職ドットコム|納得のいく転職をしたい人におすすめ
- 1996年創業の実績あるエージェント型転職サイト
- 保有求人は39,000件以上(※)
- WEB面談にも対応
医師転職ドットコムは、東証一部上場企業アインホールディングスグループの「メディウェル」が運営している、医師の転職に特化したエージェント型転職サイトです。
納得のいく転職をしたい人は、医師転職ドットコムがおすすめ。
対応の丁寧さや対応スピードに定評があるからです。
専任のコンサルタントが悩みや要望などを丁寧にヒアリング。
転職希望者に納得いく転職をしてもらうために、場合によっては「転職をすすめない」というアドバイスをすることもあります。
また、医療機関の院長や事務長から直接ヒアリングした生の情報を提供してもらえるため、求人票には掲載されない職場の雰囲気や実情も教えてもらえます。
さらに、扱っている求人は業界でも屈指の39,000件以上(※)。独占・非公開求人も豊富に扱っています。
WEB面談にも対応していて自宅からでも面談が可能なので、当直などで面談の日程調整が難しい人や小さなお子さまがいる人にも利用しやすいでしょう。
※2024年10月31日時点
働き方 | 常勤、非常勤 |
---|---|
取扱科目 |
【内科系】内科、総合診療科、消化器、呼吸器、循環器、腎臓、神経、内分泌・糖尿病・代謝、血液、老年、人工透析科、リウマチ科、腫瘍 【外科系】外科、消化器、呼吸器、心臓血管、脳神経、乳腺、泌尿、整形、形成、美容外科、小児、血管 【その他】眼科、皮膚科、耳鼻咽喉科、精神科、心療内科、放射線科、小児科、産婦人科、婦人科、麻酔科、救命救急、ペインクリニック、緩和ケア、美容皮膚科、病理科、在宅診療、健診・人間ドック、リハビリテーション科、集中治療科、AGA、不妊治療、放射線治療科、検査科、産業医、製薬、社医、老健、その他 |
取扱施設 | 一般急性期、療養型、リハビリテーション、精神科病院、クリニック、健診、介護老人保健施設、製薬企業、一般企業、その他 |
対応エリア | 日本全国 |
運営会社 | 株式会社メディウェル |
公式サイト | https://www.dr-10.com/ |
マイナビDOCTOR|条件にこだわりがある人におすすめ
- さまざまな条件を選択して求人を探せる
- 非公開求人・独占求人を多数保有
- アフターフォローも充実
マイナビDOCTORは、マイナビグループが運営している医師専門の人材紹介サービスです。
条件にこだわって転職したい人には、マイナビDOCTORがおすすめ。
さまざまな条件を選択して求人検索ができるからです。
求人検索には「当直なし」「科目不問」など、24項目の条件を選択して検索が可能です。
これだけの条件を検索できるのは、4万件以上もの求人(2023年9月9日時点)を扱うマイナビDOCTORだからこそ。
また、他社にはないマイナビだけの「独占求人」や求人サイトには載っていない「非公開求人」も多数保有しています。
働きながら転職活動する人には、希望にあった求人の精査や面接日時の調整など、面倒な手続きや交渉も代行。
転職先が決まったあとも、現職場での引き継ぎの進め方や退職交渉などのアドバイス、入職後の悩みや不安などを相談できるのも心強いです。
近くに拠点がない人でもメールや電話で相談できるので、遠方に住んでいる人や忙しくて面談する時間が取れない人も活用しやすいでしょう。
働き方 | 常勤、非常勤、スポット |
---|---|
取扱科目 |
【内科系全般】一般内科、循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、内分泌・代謝内科、腎臓内科、神経内科、心療内科、老年内科、アレルギー科、リウマチ科、血液内科、膠原病科 【外科系全般】一般外科、消化器外科、脳神経外科、整形外科、呼吸器外科、心臓血管外、科乳腺外科、形成外科、泌尿器科、美容外科、小児外科、大腸・肛門外科 【その他】精神科、小児科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、麻酔科、放射線科、産婦人科、婦人科、産科、人工透析科、緩和ケア科、リハビリテーション科、総合診療科、美容皮膚科、健診・人間ドック、救急科・ICU、病理科、基礎医学系、スポーツ整形外科、ペインクリニック、その他 |
取扱施設 | 病院(一般)、病院(療養)、病院(リハビリ)、病院(精神)、クリニック(保険診療)、クリニック(美容・自由診療)、介護福祉施設(老健特養)、企業、訪問診療、その他 |
対応エリア | 日本全国 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
公式サイト | https://doctor.mynavi.jp/ |
美容医師求人ガイド|美容クリニックへ転職を考えている人におすすめ
- 国内唯一の美容クリニック専門の転職エージェント
- 転職後の平均年収2,150万円(※1)
- 研修医・美容未経験でも紹介可能
美容クリニックへの転職を考えている方には、美容医師求人ガイドがおすすめ。
国内で唯一の美容クリニックを専門に扱っている転職エージェントだからです。
美容クリニックの求人数は業界No.1(※2)であり、専門だからこそ紹介できる非公開求人も多数。
転職後の平均年収は2,150万円(※1)で、医師の平均年収と比べても700万円以上高いのも魅力です。(厚生労働省公表「賃金構造基本統計調査」より)
美容医療業界を知り尽くしたエージェントが相談から入職までをフルサポート。
利用者の性格やキャリアプランまで考えて仕事を紹介してくれるので、満足度は98.6%(※3)と高水準となっています。
研修医や美容クリニックの勤務経験がない人でも、希望にあった求人を紹介してもらえますよ。
LINEに登録すると非公開求人やクリニック情報が届くほか、相談も受け付けているので、まずは「LINE友だち追加」をしてみてはいかがですか。
※1~3 2021年6月美容医師求人ガイド調べ
働き方 | 常勤、非常勤、スポット |
---|---|
取扱科目 | 非公開 |
取扱施設 | 非公開 |
対応エリア | 日本全国 |
運営会社 | 株式会社エバーアド |
公式サイト | https://www.macdvd.jp/ |
リクルートドクターズキャリア|より高収入を目指す人におすすめ
- 高収入の求人が豊富
- 非公開求人の扱いも多数
- 医師専門で37年(※1)の実績
リクルートドクターズキャリアは、リクルートグループが運営している医師専門の転職支援サービスです。
転職でより高収入を目指したい人は、リクルートドクターズキャリアがおすすめ。
プロが選んだ高収入求人を豊富に扱っているからです。
公開されている求人の約20%以上が年収2,000万円以上のお仕事(※2)。
眼科や一般外科、訪問診療など、診療科目も多彩なので条件に合った高収入の求人を見つけやすいです。
さらに非公開求人も多数扱っているため、検索でピンとくる求人が見つからなくても諦める必要はありません。
医師専門で37年の実績(※1)があり、医療機関からの信頼関係も出来上がっているので質の高い転職先を紹介してもらえます。
また、医師専任のキャリアアドバイザーがお仕事の紹介から入職までを丁寧にサポート。
現職でバリバリ働いている人でも転職活動が可能です。
科目別の転職動向や年収事情、年代別の転職事例などの情報も公式サイトに掲載されているので、まだ本気で転職を考えていない人もサイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。
※1 2023年9月時点
※2 年収2,000万円以上の求人÷全求人数から算出(2023年9月時点)
働き方 | 常勤、非常勤 |
---|---|
取扱科目 |
【内科系】一般内科・総合内科、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、血液内科・腫瘍内科、心療内科、神経内科、内分泌内科・糖尿病内科・代謝内科、腎臓内科、老人内科、訪問診療 【外科系】一般外科、消化器外科・肛門外科・肝胆膵外科、心臓血管外科、呼吸器外科・胸部外科、脳神経外科、整形外科、形成外科、乳腺外科・内分泌外科・甲状腺外科、泌尿器科、婦人科・産婦人科 【他科目】リハビリテーション科、小児科・新生児科・小児外科、精神科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、放射線科、人工透析、麻酔科、救命救急、総合診療科、緩和ケア、美容外科・美容皮膚科、人間ドック・健診、病理科・病理診断科・臨床検査科【その他】産業医、老健施設、その他 |
取扱施設 | 一般病院、療養病院、精神病院、リハビリ病院、クリニック、老人保健施設、その他医療機関、製薬企業、一般企業 |
対応エリア | 日本全国 |
運営会社 | 株式会社リクルートメディカルキャリア |
公式サイト | https://www.recruit-dc.co.jp/ |
JMC|ほかにはないような求人を探している人におすすめ
- 多数の非公開求人を保有
- 医療業界に精通した経験豊富なエージェントがサポート
- 求人開拓もしてくれる
JMCは、日本メディカルコネクションが運営している医師専門の人材紹介サービスです。
ほかにはないようなお宝求人を探している人には、JMCがおすすめ。
求人の大半は非公開求人だからです。
非公開求人は、公開すると応募が殺到してしまうような求人や重要なポジションの求人、緊急性を要する場合など、求人サイトには掲載されない求人です。
非公開求人が多いのは、医療機関が「JMCなら」と依頼しているためであり、信頼関係ができているからこそ。
待遇の良い求人や他社にはないような求人も多数扱っているので、今まで以上に条件の合う求人が見つかるチャンスも広がりますよ。
また転職をサポートするのは、医療業界に精通した経験豊富なエージェントなのもポイントの1つ。
医療機関と転職者の両方を担当しており、どちらの事情もわかっているので、希望条件により近い求人を紹介してくれるでしょう。
それでも条件に合う求人が見つからないときには、エージェントが希望にあった求人を開拓してくれます。
月間100名(※1)を超えるドクターから相談、全国6,000施設(※2)を超える医療機関や企業と取引のある頼りがいのあるエージェントなので、登録を検討してみてください。
※1~2 2016年7月時点
働き方 | 常勤、非常勤 |
---|---|
取扱科目 |
【内科系】一般内科、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、血液内科、神経内科、腎臓内科、内分泌・糖尿病・代謝内科、老人内科、リウマチ・膠原病内科、心療内科 【外科系】一般外科、消化器外科、心臓血管外科、呼吸器外科、脳神経外科、整形外科、産婦人科、婦人科、形成外科、乳腺外科、泌尿器科、美容外科 【その他】救急科、小児科、眼科、皮膚科、耳鼻咽喉科、透析科、リハビリテーション科、麻酔科、放射線科、精神科、健診・人間ドック、訪問診療、産業医、病理科、美容皮膚科、緩和ケア科、総合診療科、その他 |
取扱施設 | 病院、診療所・クリニック、健診センター、老健、企業 |
対応エリア | 日本全国 |
運営会社 | 日本メディカルコネクション株式会社 |
公式サイト | https://dr-ar-navi.jp/ |
ドクタービジョン|転職がはじめての人におすすめ
- 医師転職サイトで三冠(※1)
- サポートが充実している
- 全国に拠点あり
ドクタービジョンは、調剤薬局大手の「日本調剤」と同じグループ企業が運営している医師専門の転職エージェントです。
転職するのがはじめてという人には、ドクタービジョンがおすすめ。
2022年4月に日本マーケティングリサーチ機構が実施したアンケートで、「初めての転職で選ばれる医師転職サイト」No.1を受賞しているからです。
はじめて転職する人は、どのように転職活動を進めればいいのか、わからないことだらけだと思います。
「履歴書」や「職務経歴書」など応募書類作成のアドバイスはもちろん、忙しい医師に変わって面接日時の調整・同行もしてもらえます。
さらに、給与など聞きにくい内容もコンサルタントが交渉してくれますよ。
また今までの経験やスキルをふまえた上で、転職者が希望する将来に近づけるようにキャリアプランを一緒に考え、「転職をしない」というアドバイスをしてくれることも。
勧められるばかりではないところも信用できますよね。
「スキルアップ・キャリアアップに強い転職サイト」「お勧めしたい医師転職サイト」でも1位を獲得。(※2)
医師転職サイトで三冠(※1)を受賞しているのもポイントです。
全国に拠点を持っていてUターン転職にも対応しているので、興味のある人は登録を検討してみてください。
※1~2 2022年4月 日本マーケティングリサーチ機構調べ
働き方 | 常勤、非常勤、スポット |
---|---|
取扱科目 |
【内科系】一般内科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、糖尿病内科、腎臓内科、神経内科、心療内科、老年内科、その他内科科目 【外科系】一般外科、呼吸器外科、心臓血管外科、消化器外科、乳腺外科、小児外科、整形外科、脳神経外科、形成外科、美容外科、その他外科科 【その他】麻酔科、総合診療科、精神科、アレルギー科、リウマチ科、小児科、皮膚科、美容皮膚科、泌尿器科、婦人科、産婦人科、眼科耳鼻いんこう科、リハビリテーション科、放射線科、救急科、病理科、産業医、その他診療科目 |
取扱施設 | クリニック、一般病院、療養病院、回復期リハビリテーション病院、ケアミックス、精神病院、介護老人、保健施設、一般企業、その他 |
対応エリア | 日本全国 |
運営会社 | 株式会社 メディカルリソース |
公式サイト | https://www.doctor-vision.com/ |
Dr.転職なび|医療機関マネジメントのプロにサポートしてほしい人におすすめ
- 医療経営士の資格保有者がサポート
- 利用者満足度97%(※1)
- オンラインでキャリアカウンセリングができる
Dr.転職ナビは、エムステージが運営している医師専門の転職支援サービスです。
医療機関マネジメントのプロにサポートしてほしい人は、Dr.転職なびがおすすめ。
担当スタッフ全員が「医療経営士」の資格を持っているからですね。
医療経営士は、2010年からはじまった比較的新しい資格で、医療機関をマネジメントする上で実践的な経営能力を身に付けた人に認定される資格です。
担当スタッフは、正確な医療情報の提供と医療機関の採用視点を考慮し、転職者にあった求人を紹介してくれます。
民間資格であるものの医療機関マネジメントに詳しいのは、転職者にとっても心強いですよね。
さらに、転職者担当と医療機関担当の二人が専任でサポートしてくれるので、コンサルタント側にも余裕があり手厚いフォローも受けられます。
扱っている求人は14,000件以上(※2)。
利用者満足度は97%(※1)と高いのも特徴です。
まだ転職を迷っている人や転職活動の流れを知りたい人は、WEBでのキャリアカウンセリングも可能なので、まずは相談からはじめてみてはいかがでしょうか。
※1 2021年11月 常勤転職医師満足度アンケート(Dr.転職なび調べ)
※2 2023年9月9日時点
働き方 | 常勤、定期アルバイト、スポットアルバイト |
---|---|
取扱科目 |
【内科系】一般内科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、内分泌科、人工透析内科、腎臓内科、神経内科、心療内科、老年内科、血液内科、漢方内科、内科系その他 【外科系】一般外科、呼吸器外科、心臓血管外科、消化器外科、乳腺外科、整形外科、脳神経外科、形成外科、美容外科、肛門外科、小児外科、外科系その他 【他の専門】精神科、健診・ドック、小児科、皮膚科、美容皮膚科、泌尿器科、産婦人科、婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、リハビリテーション科、麻酔科、放射線科、病理診断科、総合診療科、救急科、緩和ケア科、リウマチ科、神経科、小児神経科、産科、産業医関連、ストレスチェック関連、臨床検査科、その他専門科目 |
取扱施設 | 病院(救急指定なし、1次救急、2次救急、3次救急、救急告示医療機関)、クリニック(有床クリニック、無床クリニック)、その他(介護老人保健施設、企業、その他) |
対応エリア | 日本全国 |
運営会社 | 株式会社エムステージ |
公式サイト | https://tenshoku.doctor-navi.jp/ |
ドクターキャスト|今まで条件の合う求人が見つからなかった人におすすめ
- 求人をカスタマイズ・新たに開拓してくれる
- 地域医療の求人も随時募集
- 社会保険労務士のアドバイスが受けられる
ドクターキャストは、医療従事者の転職・求職を専門に扱っている「メディカルキャスト」が運営している医師の転職に特化した転職支援サービスです。
今まで希望にあった求人が見つからなかった人は、ドクターキャストがおすすめ。
公開されていない非公開求人を多数保有しているからです。
非公開求人の中には、高額高待遇の求人や新設案件の求人、緊急性の高い急募求人が多数。
求人検索では希望の求人が見つからなかった人でも「お宝求人」に巡り合えるチャンスがあります。
さらに非公開求人の中にも希望の求人が見つからなかったときには、一人ひとりの要望に合わせて既存の求人をカスタマイズしたり、新たな求人を開拓してくれるのも大きなメリット。
地方・へき地・離島など地域医療の求人も随時募集しています。
また、退職時の問題や労働契約などを社会保険労務士に相談できるサポートがあるのも心強いです。
求人情報に掲載されない病院内部情報や症例数実績なども教えてもらえるので、気になる求人があった人はぜひ登録を検討してくださいね。
働き方 | 常勤、非常勤 |
---|---|
取扱科目 |
【内科系】総合診療科、内科、消化器内科、呼吸器内科、循環器内科、腎臓内科、糖尿病内科、内分泌内科、血液内科、神経内科、心療内科、老年内科 【外科系】外科、消化器外科、呼吸器外科、心臓血管外科、脳神経外科、整形外科、形成外科、美容外科、乳腺外科 【その他科目】小児科、産婦人科、産科、婦人科、精神科、皮膚科、美容皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、人工透析、放射線科、麻酔科、救急科、緩和ケア、健診・人間ドック、在宅訪問診療、老健、産業医、製薬、その他 |
取扱施設 | 一般病院、リハビリ病院、療養型病院、精神病院、クリニック、老健、企業(産業医)、企業(製薬)、その他 |
対応エリア | 日本全国 |
運営会社 | 株式会社メディカルキャスト |
公式サイト | https://www.doctorcast.jp/ |
日経メディカルキャリア|どの転職支援サービスを利用するか迷っている人におすすめ
- 日経グループが運営
- 求人数25,000件保有(※1)の医師専門求人サイト
- 登録するとスカウトメールが届く
日経メディカルキャリアは日経グループが運営する医師専門求人サイトです。
どの転職支援サービスを利用するか悩んでいる人は、日経メディカルキャリアがおすすめ。
転職者の経歴と希望条件を見て興味を持った医療機関や医師転職支援会社からスカウトメールが届くからです。
一般的には、登録した転職支援会社からサポートを受けますが、「思ったより条件のあう求人がなかった」なんてこともあり、他の会社に登録しようか迷うこともありますよね。
しかし、日経メディカルキャリアは一度登録するだけで、条件に合う求人を扱っている医師転職支援会社や医療機関からスカウトが届きます。
また忙しくて求人を探せない人は「おまかせ問い合わせ」を利用すれば、最大4社の医師転職支援会社に一括で登録してもらえ、あとは連絡を待つだけ。
つまり一社に決めなくていいというわけですね。
医師転職支援会社や医療機関がスカウトの時に見られる転職者の情報は、個人が特定できない情報だけなので、個人情報がもれてしまう心配もありませんよ。
また希望条件を登録しておくだけで条件にあった新着求人を毎日メールで知らせてくれるので、まずは自分で求人を探したいという人にも便利です。
掲載されている求人は約25,000件(※1)、医師転職支援会社は45社(※2)あるので、希望にあった求人を見つけられる可能性は高いでしょう。
どこの転職支援会社を利用していいかわからない人は、ぜひ日経メディカルキャリアを選択肢の1つに入れてみてください。
※1~2 2023年9月時点
働き方 | 常勤、非常勤、スポット |
---|---|
取扱科目 |
【内科系】内科、消化器内科 、循環器科、呼吸器内科、内分泌代謝内科・糖尿病科、老年科、腎臓内科、神経内科、心療内科、緩和ケア科、腫瘍内科、血液内科、その他の内科 【外科系】外科、整形外科、消化器外科、呼吸器外科、脳神経外科、心臓血管外科、形成外科、小児外科、乳腺科、美容外科、口腔外科、その他の外科 【その他科目】総合診療科、精神科、皮膚科、美容皮膚科、泌尿器科、産婦人科、婦人科、小児科、救急・ICU 、麻酔科、リハビリテーション科、眼科、病理科、基礎医学系、放射線科 、耳鼻咽喉科、アレルギー科、リウマチ科、性病科、肛門科、その他 |
取扱施設 | 一般病院、療養型、ケアミックス、精神病院、クリニック、老健、 一般企業、製薬企業、その他 |
対応エリア | 日本全国、海外 |
運営会社 | 株式会社日経HR |
公式サイト | https://medical-career.nikkeihr.co.jp/ |
医師ジョブ.jp|常勤以外の働き方を考えている人におすすめ
- 「常勤」「非常勤・バイト」の2大体制でサポート
- 非常勤から常勤への移行も可能
- 非公開求人あり
医師ジョブ.jpは、医療・福祉分野への転職を扱っているクラシスが運営している医師転職専門の人材サービスです。
バイトや非常勤など常勤以外の働き方を考えている人は、医師ジョブ.Jpがおすすめ
常勤専門のコンサルタントチームと、バイト・非常勤を専門とするエージェントチームの2大体制でサポートしてくれるからです。
求人検索も「常勤」「バイト・非常勤」で分かれているため、毎回指定する必要がなくスムーズに検索できます。
スキルや時期にもよりますが、とりあえず非常勤勤務からはじめて常勤勤務に移行することも可能です。
また、副業を禁止している医療機関でなければ、バイト・非常勤の掛け持ち勤務の紹介もしてもらえます。
臨床経験がなく自分のスキルや実績に自信のない人でも紹介してもらえる求人はあるため、非常勤・バイトで実績を積めるのもポイントです。
求人紹介サービスに申し込むと、非公開求人も含めて条件のあった医療機関を紹介してもらえるので、常勤にこだわらずに医師の仕事を探している人は登録を検討してみてはいかがでしょうか。
働き方 | 常勤、バイト・非常勤 |
---|---|
取扱科目 |
【内科系】一般内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、内分泌内科、神経内科、心療内科、血液内科、腎臓内科、老人内科、リウマチ科、緩和ケア(内科) 【外科系】一般外科、呼吸器外科、心臓血管外科、消化器外科、乳腺外科、脳神経外科、整形外科、形成外科、美容外科 【その他】小児科、神経科、精神科、産婦人科、産科、婦人科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、美容皮膚科、麻酔科、リハビリテーション科、放射線科、人工透析、病理科、救急科、在宅診療、健診、総合診療科、産業医・企業系、その他 |
取扱施設 | 一般、療養型、ケアミックス、精神、老健、クリニック、その他 |
対応エリア | 日本全国 |
運営会社 | クラシス株式会社 |
公式サイト | https://ishi-job.jp/ |
医師向けおすすめの転職サイト13社を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
いくつもの転職サイトをチェックする中で、「どのサイトに登録するのが正解なのか」と、迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。
次章からは、希望条件別におすすめのサイトで絞り込んだ情報を掲載しているので、引き続き参考にしてみてください。
公開求人数が多い医師向け転職サイトを探す
転職サイトを探す際、やはり求人数の多さは重視したいところです。
13選で紹介した転職サイトの公開求人数を調査したので、参考にしてみてください。
転職サイト | 公開求人数 |
---|---|
民間医局 |
|
エムスリーキャリアエージェント |
|
e-doctor |
|
医師転職ドットコム |
|
マイナビDOCTOR |
|
美容医師求人ガイド | 非公開 |
リクルートドクターズキャリア |
|
JMC | 常勤:18,925 |
ドクタービジョン |
|
Dr.転職なび |
|
ドクターキャスト |
|
日経メディカルキャリア |
|
医師ジョブ.jp |
|
※調査日:2024年10月29日
公開求人数が多かったのは、常勤「日経メディカルキャリア」、非常勤「マイナビDOCTOR」、スポットでは「エムスリーキャリアエージェント」でした。
ただし、転職市場の状況や時期によっては、求人数に大きな変動がある可能性も考えられます。
また、公開求人数は少なくても、非公開求人を豊富に保有している場合もあります。
さらに診療科目やエリアによって求人数の偏りが見られるケースも。
公開求人数は、あくまでも目安として参考にしてみてください。
医師向けのおすすめ転職サイトを条件別から探す
7つの条件別におすすめな医師向けの転職サイトを紹介していきます。
あなたにとっての譲れない条件が選択肢に該当している場合、紹介している項目をタップすることで探してみてください。
複数の条件に当てはまる方は、上から順番に紹介しているので、該当部分を順次チェックしてみてください。
1.初めての転職で不安がある医師向けの転職サイト
初めての転職で不安があるなら、『エムスリーキャリアエージェント』『ドクタービジョン』を押さえておくといいでしょう。
なぜなら、どちらも医療業界に精通しているエージェント型の転職サイトで、医師からの支持も高いからですね。
エムスリーキャリアエージェントは「エムスリーグループ」、ドクタービジョンは「日本調剤グループ」の運営でもあるため、信頼性も高いのではないでしょうか。
医師の登録実績が高いエムスリーキャリアエージェントは、医師の転職市場や医療機関に関する詳細な情報と豊富な求人を保有しているため、初めての転職でも頼れる存在と言えるでしょう。
ドクタービジョンは親身になってキャリアプランについての相談にのってくれるので、初めての転職に悩んでいるならぜひ相談してみてください。
転職サイト名 | 特徴 |
---|---|
エムスリーキャリアエージェント | 業界屈指の求人数を誇る。 |
ドクタービジョン | 医師転職サイトで受賞歴あり。 |
2.外科向け転職サイト
外科への転職には、『リクルートドクターズキャリア』と『医師転職ドットコム』を活用してみてください。
外科医不足が叫ばれている現在、外科医の転職は引く手あまたで、とくに上記2つの転職サイトは外科医の求人が充実しています。
リクルートドクターズキャリアは詳細な条件設定で求人検索ができるほか、条件面の交渉代行や非公開の高待遇求人も多数保有しているので、希望に合った転職先が見つかりやすいです。
緊急手術や長時間労働などで負担の多い外科医の悩みや、希望条件などを丁寧にヒアリングしてくれるのは医師転職ドットコムです。
より良い待遇や職場環境の転職先を紹介してもらえるでしょう。
転職サイト名 | 特徴 |
---|---|
リクルートドクターズキャリア | 高収入の外科求人が充実。 |
医師転職ドットコム | 納得のいくキャリア形成支援に強みアリ。 |
3.内科向け転職サイト
内科への転職活動には、『マイナビDOCTOR』と『医師転職ドットコム』は要チェックです。
上記サイトは内科の求人が充実しており、「一般内科」を中心に「循環器内科」や「消化器内科」の求人が多い傾向に。
需要の高い内科医ですが、厚生労働省が発表している「令和2(2020)年 医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」によると、医師数が一番多いのも内科となっています。
そのため内科への転職は、条件によっては競争率が高くなる傾向にあるため、内科求人に強いエージェント型の転職サイトを通して紹介してもらうといいでしょう。
転職サイト名 | 特徴 |
---|---|
マイナビDOCTOR | 幅広い内科系診療科の求人が見つかる。 |
医師転職ドットコム | こだわり条件での求人検索も可能。 |
4.転職・復職を検討している女性医師向けの転職サイト
「ワークライフバランスを改善するために転職したい」「出産や育児で臨床現場を離れたものの復職したい」という女性医師は、『民間医局』をチェックしてみてください。
女性医師の転職・復職支援の実績が高く、医師特有の悩みを理解してくれる、心強いエージェント型の転職サイトです。
丁寧なコンサルティングが強みで、女性医師としてのビジョンをはじめ、当直室や更衣室といった職場設備への不安などもぜひ相談してみてください。
きめ細やかな対応で不安点を解消し、女性医師の転職を成功へと導いてくれるでしょう。
転職サイト名 | 特徴 |
---|---|
民間医局 | 女性医師の転職成功事例が多数。 |
5.非常勤・スポットの転職も視野に入れている医師向けの転職サイト
非常勤・スポット勤務の転職も視野に入れているなら、『医師ジョブ.jp』や『e-doctor』を活用してみてはいかがでしょうか。
常勤はもちろん、非常勤やスポットの求人にも強く、求人数も充実している転職サイトです。
とくに医師ジョブ.jpは、バイト・非常勤専門のコンサルタントが在籍しているので、非常勤・スポットであっても条件交渉に対応してくれたり、理想的な求人を紹介してくれます。
e-doctorは、希望の「曜日」「勤務日」「病院体系」「勤務形態」などを設定して求人検索できるので、転職が難しい場合でも、常勤医として働きながらできるアルバイト探しに使うことも可能です。
ただし、勤務先によっては非常勤でのアルバイト勤務は禁止されている場合もあるので、登録前に就業規則を一度確認してみてください。
転職サイト名 | 特徴 |
---|---|
医師ジョブ.jp | 提案力と交渉力の高さで希望の転職が叶う。 |
e-doctor | 健診の医師求人もチェックできる。 |
6.地方への転職を希望する医師向けの転職サイト
「地域医療に取り組みたい」「地元に戻りたい」といった理由でUターン転職を希望する方には、『民間医局』と『ドクターキャスト』をおすすめします。
地方や僻地での医師不足は深刻なものの、都市部の病院人気が高いため、地方よりも都市の求人に力を入れる転職サイトも少なくありません。
しかし上記2社は、地方や僻地の転職にも強いため、手厚いフォロー体制で地方への転職支援を行ってくれます。
僻地や離島転職に強いのはドクターキャストで、短期間勤務にも対応しているため、「へき地離島医療分野」の経験を積むことも可能です。
民間医局は、全国に16の拠点(2024年9月時点)をもつ地域密着型のエージェント型転職サイトです。
地域の医療情報にも精通しているので、希望勤務地が決まっている方はぜひ相談してみてください。
転職サイト名 | 特徴 |
---|---|
民間医局 | 地元に根ざした求人を紹介してもらえる。 |
ドクターキャスト | 地方・へき地・離島の転職支援に強い。 |
7.企業に転職したい医師向けの転職サイト
医療機関ではなく企業への転職を希望しているなら、『医師転職ドットコム』と『マイナビDOCTOR』を押さえておくといいでしょう。
なぜなら上記2社の転職サイトは、非公開求人も含めて企業の案件が豊富で、「産業医」「コンサルタント」「製薬会社」などの求人も見つかるからですね。
とくにマイナビDOCTORは、人材サービス大手のマイナビグループが運営しているので、大手企業の求人にも強いです。
企業勤務では当直やオンコールはなく、時短勤務やフレックス勤務に対応している求人もあるため、QOMLの向上を重視する方は登録して求人をチェックしてみてください。
転職サイト名 | 特徴 |
---|---|
医師転職ドットコム | 希少な産業医の非公開求人を多数保有。 |
マイナビDOCTOR | 大手・有名企業の求人が見つかる。 |
【当サイトオリジナル】医師向け転職サイトの希望の地域別チェックツールで探す
医師向けの転職サイトを選ぶうえで、転職の希望の地域に求人紹介やサポートに対応しているかどうかも大切です。
当サイトではオリジナルの医師向け転職サイトの希望の地域別チェックツールをご用意しました。
あなたが希望する地域にチェックして検索することで、該当する転職サイトを効率よく探すことができます。
医師向けの転職サイト利用時に考えられる4つの長所
医師の転職方法は、自身のネットワークを活用して友人・知人医師から紹介してもらう方法と、エージェント型の転職サイトを利用して求人を紹介してもらう方法が主流です。
医師が転職サイトを使うことで考えられる長所は次の4つ。
それぞれの長所部分について詳しく解説していきます。
長所① 転職活動全般のサポートを無料で受けられる
初めての転職の場合、どのようにして転職活動を進めたらいいのかわからない先生方も多いのではないでしょうか。
医師専門転職サイトの中でも、転職支援サービスを行っているエージェント型の転職サイトを利用すれば、転職活動全般のサポートを無料で受けられます。
転職に関するさまざまなサポートを徹底して行ってくれるので、仕事が忙しい場合でも業務に支障をきたすことなく、スムーズに転職活動を進められるでしょう。
具体的なサポート内容は以下のとおり。
- 転職やキャリアプランニングの相談
- 求人紹介
- 情報提供
- 転職活動のスケジュール管理
- 面接対策
- 応募書類の添削
- 条件交渉
- 内定辞退の代行
- アフターフォローなど
なかでも、キャリアプランニングの相談ができるのは大きなメリット。
医師は、医師免許を持っていれば働き続けられるため、体力や気力が続けば長く働ける職業です。
そのため、今後どのように医師として働きたいかキャリアプランを考えることはとても大切です。
医師には次のようなキャリアチェンジの選択肢があります。
- 医局で働く
- 市中病院で働く
- 開業する
- 転科する
- 産業医として働く
- 介護施設で働く
- 健診専従医として働く
- 製薬会社内でメディカルドクターとして働く
エージェント型の転職サイトを利用すれば、業界に精通したコンサルタントが一緒に先生方に合ったキャリアプランを考えてくれますよ。
転職サイトによってサポート内容に違いがあるので、比較検討した上で、自身の希望に合ったサービスを利用するようにしましょう。
上記サポートの他にも、医師が転職で気をつけるべきことや転職ノウハウなど、転職に失敗しないためのサポートも充実しているので、初めての転職や効率的な転職活動を求める方はぜひ活用してみてください。
長所② 非公開求人をチェックできたり紹介してもらえる
転職サイトに登録すれば、サイト上では公開されていない非公開求人をチェックできたり、紹介してもらうことが可能になります。
医師専門の転職サイトには非公開求人が多く、登録しなければ出会えない求人も多数あります。
非公開求人の多い理由は以下のとおり。
- 採用側の医療機関が効率的に採用活動を行いたい。
- 外部に医師募集を知られたくない。
好条件の求人には応募が殺到するので、採用側としても事務処理や対応などの手間を省いて採用活動を効率的に行うために、転職サイトを間に入れるわけですね。
また公開求人を通して、他の医療機関に経営戦略がバレたくない、今働いている医師との待遇差を知られたくないといった理由も。
エムスリーキャリアエージェントの公式サイトに掲載されていた、非公開求人の一例を紹介しますね。(※2024年2月時点)
- 【勤務地】東京・城南エリア
【診療科目】一般内科
【年収】2400万円(相談可)
【特徴】院長として採用も相談可、夏休みは最長9連休取得可能 - 【勤務地】愛知県
【診療科目】産業医
【年収】1400万円(相談可)
【特徴】週4日勤務・当直なし、17時台に帰宅可能
非公開求人には高待遇・好条件の求人が多い傾向にあるので、登録して非公開求人をチェックしたり紹介してもらえるようにしておくと、希望以上の転職を実現できる可能性も高まるでしょう。
長所③ 詳細な職場環境や病院の内情を把握できる
詳細な職場環境や内情を把握できるのも、転職サイトの長所といえるでしょう。
エージェント型の転職サイトは、担当のコンサルタントが医療機関を訪問し、実際に職場を確認しながら情報収集を行っています。
例えば、以下のような情報ですね。
- 診療科トップの考え方や人間性
- 勤務先の雰囲気
- 医療機器の充実度
- 診療体制
- 組織体制
- 在籍している医師の数や同僚医師の年代など
求人に掲載されている情報だけではわからないことも多く、個人でできる情報収集には限界もあります。
「希望に近い条件で転職できたけれど、転職した診療科が縮小されることになり当初の条件と変わってしまった」なんてこともあるかもしれません。
上記のような職場環境や内情だけでなく、各診療科目の採用動向や競争率、地域の医師充足度、医局派遣が多いエリアなどについても教えてもらえるのもポイント。
転職サイトによっては医師として働いていた経験のある担当者や、医療経営士の資格取得者が在籍しているケースもありますよ。
より医師に必要な情報を理解して届けてくれるので、情報収集を行いながら転職のタイミングを計るのもいいでしょう。
長所④ 書面で雇用契約を締結してもらえる
エージェント型の転職サイトを利用すれば、書面で雇用契約を締結してもらえます。
医師は雇用や報酬の形態が複雑なため、業界の慣習で雇用契約書を交わさない医療機関も一定数存在します。
そのため、転職後に「思っていた条件と違った」といったことが生じるケースも多く、言われるがままの条件で働かなければならないことにも。
担当のコンサルタントのサポートがあれば、条件面が記載された契約書を交わせるので、納得した条件で勤務でき、転職後に後悔することもありません。
「友人・知人医師から紹介を受けたから書面までは必要ない」と考える先生もいるかもしれませんが、知人から紹介された職場ならなおさら何か問題が起きたときに言いにくいものです。
書面で契約書類を作成してもらう際には、給与についてはもちろんのこと、残業手当などの「諸手当」、当直や呼び出しなどの「労働条件」の詳細を入れてもらうのが望ましいです。
コンサルタントは労働条件の交渉も代行してくれるので、希望や落とし所などを相談してすり合わせておくといいでしょう。
ただし、契約書類を作成してくれないエージェント型の転職サイトもあるので注意してください。
医師向けの転職サイト利用時に考えられる3つの短所
医師転職サイトを使う際に考えられる短所は次の3つです。
それぞれの短所となる部分について詳しく解説するので、ドツボに陥らないようにチェックしてみてください。
短所① エージェントや人材紹介会社を介さない病院もある
医療機関によっては、転職サイトを介さずに採用活動を行うところもあります。
なぜなら、転職サイトを通して医師を採用した場合、医療機関は手数料を支払わなくてはいけないからですね。
医師転職サイトの手数料相場は、公益社団法人全日本病院協会などが実施した調査によると年収の2割で、医師の場合「351.7万円」が平均値となっています。
とくに医師の報酬は高額なため、医療機関によっては「採用コストをかけない」という判断をすることもあるわけですね。
また同じ資料内の調査結果では、医師を採用するために人材紹介会社を利用した医療機関の割合は38.2%でした。
つまり6割強の医療機関は、転職サイトなどの人材紹介会社を利用せずに医師採用を行っているわけですね。
そのため、転職を希望する医療機関の紹介を受けられないことがあることも理解しておきましょう。
希望の病院を紹介してもらえない場合、医療機関の公式サイトに採用情報がないかチェックしてみるといいでしょう。
採用ページに募集が掲載されている可能性もあります。
知り合いの医師や友人などに紹介してもらえないかお願いしたり、伝手を使って採用情報がないか確認してもらうのもいいでしょう。
短所② 担当者の当たりハズレによって転職活動を左右される
エージェント型の転職サイトを利用した場合、担当者の当たりハズレによって転職活動を左右される点は短所といえるでしょう。
相性はもちろん、医師の転職支援は高い専門性が必要で、転職市場の動向や正確な情報を把握していないような担当者に当たってしまうと、転職がうまくいかないケースもあるからですね。
また、知識や専門性が高くても、交渉力のない担当者に当たると年収アップや希望条件を叶えられないことにも。
最近では、電話やオンラインで面談できるエージェントも増えていますが、対面での面談と比べるとコミュニケーションがとりにくいため、担当者の人となりがわかりにくいというデメリットがあります。
面談は担当者との印象や相性がわかる大切な機会なので、働きながら転職活動している忙しい先生でもできれば対面での面談を受けた方が、担当者の当たりハズレもわかると思いますよ。
人材業界は入れ替わりも激しいので、知識・経験・実績などに問題がなく、本当に信頼できる担当者か、やり取りを通して見極めることも大切です。
面談時に担当者へ「医師転職のサポートはどれぐらい経験しているのか」「これまでの支援実績は何人か」など聞いてみるといいでしょう。
万が一経験が浅く不安を覚える場合は、他の転職サイトの併用も検討してみてください。
また、サポートを受けている中でどうしても合わないと感じる場合は、担当者の変更を申し出るのもアリです。
不満点や合わない点など、具体的に伝えれば、次の担当者も配慮してくれるでしょう。
短所③ 医師専門の転職サイトが多く迷ってしまう
転職サイトの数の多さに、どのサービスを活用すればいいのか迷ったり、決めるのに時間がかかってしまうケースも。
とくに医師専門の人材紹介サービスは紹介手数料が高いため、参入する企業も多く、いろんな転職サイトが乱立しているとも言われています。
インターネットで「医師 転職サイト」で検索してみると、いろんな転職サイトがヒットするかと思います。
さらに医師専門の転職サイトには、以下のようなサービス内容の違いも。
- ●エージェント型
- 担当コンサルタントが、求人紹介や転職活動のサポートを行ってくれる。
- ●スカウト型
- あなたのプロフィール・希望条件などを見た人材紹介サービスや医療機関から直接スカウトメールが届く。
どちらのサービスを使えばいいのか、それぞれの転職サイトのサービス内容や強みなどを調べるだけでも時間がかかってしまい、転職意欲が低下してしまうことも考えられます。
医師転職ドットコムを運営しているメディウェルでは、医師のキャリア・転職に関する情報に特化したコンテンツ医師転職研究所も運営。
このコンテンツ内で、医師求人サイトを利用したことある医師に次のようなアンケートを実施していたので紹介します。
- 求人数が多いこと
- 条件のいい求人があるかどうか
- 求人・情報の鮮度、担当者のレスポンスの速さ
- 情報に正確性・信頼性はあるか
- 担当者の対応
- サイトの使いやすさ・検索しやすさ
- 評判や口コミ
転職サイト選びに時間をかけないためには、当記事で紹介している転職サイトから選ぶのがおすすめです。
厳選した医師専門転職サイトをピックアップしているので、転職活動にも有効活用できるでしょう。
もちろん、1つだけに絞る必要はありません。
転職サイトは複数登録も可能なので、いろんなサイトに登録し、利用しながらサービスを比較検討して判断するのもアリです。
ピンと来ない方は、スカウト型の『日経メディカルキャリア』を利用して、スカウトを受け取りながら検討するのもいいのではないでしょうか。
医師向け転職サイトを選ぶ際の注意点
この章では、以下に掲載している医師転職サイトを選ぶ際の注意点について紹介します。
「なぜ、そうなのか?」の詳しい理由について順番に解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
注意点① 医師に特化した転職サイトを選ぶ
医師の転職活動には、医師求人に特化した転職サイトを選びましょう。
とくに転職支援サービスを希望する場合、医療業界に精通したコンサルタントが在籍する、エージェント型の医師専門転職サイトを利用した方が、希望に合った転職を実現できる確率も高まります。
医師は専門性の高い職業の1つで、企業転職とはまた違った転職のテクニックや知識も必要になってくるため、実績数や領域ごとにプロフェッショナルが揃っていることなども重要ポイントに。
そのため、さまざまな職種・業界の求人を扱う「総合型」の転職サイトは避けておいたほうがいいでしょう。
総合型の転職サイトは需要の高い業界・職業の求人が中心になるため、どうしても医師の求人数は少ない傾向にあり、選択肢も限られてしまいます。
たとえば、総合型の転職サイトで、IT業界に強みをもつコンサルタントが担当になった場合、果たして満足できる転職活動ができるでしょうか。
まずは、医師に特化した転職サイトを選ぶことから始めてください。
医師に特化したエージェント型転職サイトと、総合型の転職エージェントの特徴をまとめたので参考にしてください。
医師特化型エージェントの特徴 | 総合型エージェントの特徴 |
---|---|
|
|
注意点② 非公開求人の多さをチェックして比較する
待遇アップを目指すなら、非公開求人の多い転職サイトを比較・検討してみてください。
長所部分でも挙げましたが、非公開求人には好条件・高待遇など表には出て来ないお宝求人も多いからですね。
また、非公開求人は秘匿性の高い求人でもあります。
転職サイトと医療機関との間で信頼関係が築かれていないと、非公開求人を多数保有することは難しいため、信頼度や安心感も高いと言えるのではないでしょうか。
さらに医療機関と太いパイプがあれば、他では教えてもらえないような情報を得られたり、担当コンサルタントから医療機関への交渉がスムーズに進みやすかったりもします。
あなたのためだけのオーダーメイド求人に対応してもらえる可能性もあるので、非公開求人の充実度は要チェックです。
今回紹介したサービスの非公開求人数について調べてみたのでぜひ参考にしてください。
転職エージェント名 | 非公開求人(件) |
---|---|
医師転職ドットコム | 20,000件以上 |
マイナビDOCTOR | 求人の約3割 |
リクルートドクターズキャリア | 1万件以上 |
JMC | 求人の8割 |
Dr.転職なび | 求人の90%以上 |
ドクターキャスト | 39,000件以上 |
調査日2024年2月23日
注意点③ 転職の目的に合った転職サイトを使い分ける
転職の目的に合った転職サイトを使い分けるのもおすすめです。
医師専門の転職サイトといってもそれぞれに特徴や強みがあり、常勤なのか非常勤なのか、希望の診療科や勤務先などによっても選ぶ転職サイトは変わってきます。
たとえば、非常勤への転職を希望している場合、非常勤求人が少ない転職サイトを使ってもスムーズに転職活動は進みませんよね。
もちろん希望の求人が充実しているだけでなく、満足なサポートを受けるためには、担当者の能力や転職サイトの実績なども重要。
「専門性を高めたい」「キャリアチェンジしようか迷っている」などキャリアの悩みがある場合は、今後のキャリアプランに対する提案ができる、コンサルタントが在籍している転職サイトも押さえておく必要があります。
Dr.転職ナビでは、医療経営士の資格を持った担当者がサポートしてくれます。
またリクルートドクターズキャリアは、医師専門で37年の実績があるため、医療業界に精通していますよ。
複数の転職サイトを使いわけることで、サポート面で足りない部分を補えたり、勤務先の選択肢の幅も広げられるでしょう。
前の章で「常勤」「非常勤」「スポット」などの公開求人数を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
注意点④ 使えるサポート内容を確認する
転職サイトの提供するサポート内容が、自身の転職活動に使えるか確認するようにしてください。
一般的に、転職活動全般のサポートを受けられますが、転職サイトによっては実施していないサポートがあったり、他社にはないサービスを提供していたりするケースもあるからです。
たとえば、民間医局は福利厚生サービスの「メディ割」や「ベビーシッターサービス」などを提供していますし、ドクターキャストでは社会保険労務士による労働問題のサポートを受けられます。
医師によって置かれている状況や立場も違うため、使えるサポートを活用しながらの転職活動がおすすめです。
注意点⑤ 転職サイトの運営元の信頼性を調べる
少し手間はかかりますが、登録する前に転職サイトの運営元の信頼性を調べるようにしてください。
信頼性が低い転職サイトの利用は、個人情報や経歴の漏洩リスク、求人情報が事実と違い希望どおりの転職ができないなどの問題に直面するからです。
医師は高度な専門職でもあるため、身元盗用によって経済的な被害を受けたり、信用を喪失したりするケースも考えられます。
実際、医療・介護業界にも「おとり求人」は存在しています。
看護師の求人ではあるものの「掲載をしている求人に問い合わせたら、募集が終了したと言われたことがある」「問い合わせた求人とは違う求人を案内された経験がある」人は、7割以上いたというデータも。(参考:コメディカルドットコムより)
「他と比べても明らかに年収が高い」「長期間掲載されている」などの求人は、おとり求人である可能性があるので、注意が必要です。
インターネット検索で上位に出てきた転職サイトを疑いもなく使うのではなく、登録を検討する際は以下の点をチェックしてみてください。
- 求人やコンテンツの情報が定期的に更新されている。
- 転職サイトを運営する企業の代表者や、サイト運営責任者の実名が掲載されている。
- コンサルタントの詳細なプロフィールや顔写真の掲載がある。
- 対面で直接相談できるオフィスや拠点を持っている。
- 「プライバシーマーク」の取得や「個人情報保護方針」の記載がある。
すべてを満たしている転職サイトは信頼性が高いと言えるでしょう。
医師の転職先選びで押さえておきたいポイント
「転職前に聞いていた話と違う」「思い描いていたイメージとかけ離れている」など、一定数の医師が転職後にギャップを感じています。
転職に失敗したと後悔しないためにも、医師の転職先選びのポイントを押さえておきましょう。
- 転職前に明確な労働条件の提示があるか
- 医師の年齢構成や人間関係など職場の雰囲気は問題ないか
- スキルや希望に合った医療技術・設備・診療科・症例の有無
- キャリアパス制度や研究・教育体制は整っているか
- 医療機関の経営状況
医師の場合、転職回数が多くても不利にはなりにくいですが、短期間で早期退職を繰り返してしまうと評価が下がってしまいます。
ぜひ、上記ポイントを押さえた上で、職場選びを慎重に行ってください。
希望条件によって押さえておきたいポイントは変わってくるかもしれませんが、すべてのポイントを押さえておくことが重要です。
上記ポイントをすべてクリアできる医療機関は、希望条件に合った働きやすい職場とも言え、転職失敗リスクを低減できるでしょう。
例えば年収アップ転職を希望している場合、給与の明確な提示は外せません。
しかし、高年収を得られたとしても、医療機関の経営状況が悪ければ、転職後しばらくして給与ダウンも考えられます。
医療機関の経営状況が良好であるかチェックすることも重要なわけですね。
医師向け転職サイトを利用すれば、上記ポイントのサポートや情報提供も受けられるので、転職活動の際はぜひ活用してください。
医師の転職におすすめのタイミングと転職時期
医師の転職におすすめのタイミングと転職時期は、「指定医・専門医資格」を取得した後の4月です。
「指定医・専門医資格」があれば、一定のスキルが身についていることの証明になり、転職活動を有利にすすめられるからです。
また4月は、年度始めの入職に合わせて求人を募集する医療機関が多く、求人数は増える傾向があります。
求人数が多ければ選べる選択肢も増え、希望条件にあった求人を見つけやすくなりますよ。
「4月の転職には間に合わない」「もっと早く転職したい」という人は、4月ほどではないものの、他の時期よりは求人数が増える10月入職に合わせた転職がおすすめです。
医師の転職は引き継ぎ期間も含め、入職するまでに3~6ヶ月程度かかるといわれています。
しかし、医療機関によっては退職する半年前までに申し出が必要な場合や、就業規則で退職を申し出る期限が決まっている場合もあります。
働きながら転職活動をする場合は、働いている医療機関の就業規則を確認し、できるだけ余裕をもって半年~1年前くらいから転職活動を始めるようにしましょう。
医師向けの転職サイトを利用する際の流れを解説|求人紹介からアフターフォローまで
この章では、実際に医師がエージェント型の転職サイトを利用する際の流れを解説していきます。
登録から入職・アフターフォローまでの流れを把握しておきましょう。
利用したい転職サイトが決まったら、まずは公式サイトから会員登録を行いましょう。
希望の働き方や転職時期、個人情報のほか、「医師免許取得日」の入力が求められる転職サイトもあります。
登録後の面談で希望や詳細情報をヒアリングしてもらえるので、必須項目のみの入力で問題ありません。
マイナビDOCTORは電話での登録に対応しています。
入力の手間を省きたい場合は、公式サイトに掲載されている「申し込み専用の電話番号」に連絡して登録を進めてください。
登録後、コンサルタントから連絡が入るので面談日を決めます。
忙しい先生の予定に併せて面談を設定してくれるので、希望の日時や面談場所を伝えてください。
「勤務先の近くを避けたい」「人目につきにくい場所がいい」など、要望を伝えれば、希望に適した面談場所を設定してくれます。
また、面談当日は「医師免許証」や「身分証明書」の提示が求められるので、忘れずに持参してください。
面談では、次のようなことを聞かれることが多いですよ。
- 今までの経歴・勤務内容
- 担当患者数
- 勤務先の体制
- 持っている技術
- 症例数
さらに転職を考えるようになったきっかけや、「勤務したい診療科」などの希望条件もヒアリングしたあとは、今後のキャリアプランの提案もしてくれるので、不安や悩みなども正直に伝えるようにしましょう。
面談でのヒアリングを元に、希望条件やキャリアプランに適した求人情報を提供してもらえます。
紹介時には「求人募集の背景や経営状況」「症例数」「スタッフの構成や雰囲気」など、求人票には掲載されていない詳細情報も教えてくれますよ。
気になる点があれば遠慮なく質問し、できる限り詳細な状況を提供してもらって転職のミスマッチを防ぎましょう。
民間医局やドクターキャストは、先生の希望に合うように求人開拓や求人をカスタマイズしてくれます。
紹介してもらった求人が希望に合わなかった場合は、断っても構いません。
断る際は、具体的な理由を伝えると、以降の求人紹介に反映してもらえるでしょう。
紹介を受けた求人の中から候補を絞り、コンサルタントを通じて応募をします。
履歴書や職務経歴書などの応募書類作成については、コンサルタントからアドバイスがもらえるので、サポートしてもうらうといいでしょう。
エムスリーキャリアエージェントやマイナビDOCTORは、応募書類にあわせて推薦状も送付してくれます。
もし条件面での要望がある場合は、前もってコンサルタントに伝えておけば、面接までに医療機関と交渉してくれますよ。
病院訪問の日程調整ができたら、いよいよ医療機関との面接です。
事前に面接の内容や質問などの情報を提供してもらえるので、落ち着いて面接にのぞんでください。
- 医師経歴や専門分野などを含めた自己紹介
- 退職理由
- 志望動機
- キャリアプランについて
- 逆質問
面接と同日に病院見学もできるので、院内やスタッフの雰囲気を確かめておきましょう。
マイナビDOCTORなど、転職エージェントによってはコンサルタントが同席して面接の進行や労働条件の確認なども行ってくれるので、不安な人は同席してもらうといいでしょう。
内定が出たら、担当コンサルタントが企業との間に立って入職日の調整をしてくれます。
また、エージェント型の転職サイトでは、入職後に条件面での相違でトラブルにならないよう、「労働条件書」を作成してくれるサービスがあるところも。
入職までに必要な書類の準備や手続きの案内もしてくれます。
入職後も長期的にキャリアアップ支援などのアフターフォローをしてくれる転職エージェントもあります。
困ったことや入職前に伝えられていた条件と相違があったときは、担当コンサルタントに相談するようにしてください。
医師向けの転職サイトに関する疑問点&回答
医師向けの転職サイトを利用する際のよくある疑問点と回答について紹介します。
サイトを利用するうえで、わからないことがある先生は、以下の中から気になる部分をタップしてみてください。
ただし、若いころのようにバリバリ働くのは難しいため、自分の心身への負担がどれくらいあるかを考え、転職先を選ぶようにしましょう。
65歳以上の先生が転職しやすい勤務先は、
- 当直のない常勤医
- 介護施設の施設長
- 訪問・在宅医療で働く
などです。
年齢が気になっている先生は、コンサルタントに相談してみてください。
さまざまな理由で転科を考えていると思いますが、転科には次のようなデメリットもあります。
- 年下の医師に指導してもらうことがある
- 今までの診療科のキャリアが途絶える
- 新しいことをイチから学ぶ必要がある
上記のほかにも診療科によっては、「今より忙しくなる」「年収が減る」可能性もあります。
勢いで転科してしまうと後悔することもあるため、転科するメリットとデメリットをよく考えるようにしましょう。
登録時に「医師免許証」や「保険医登録票」などの提示を求める転職サイトがあったり、面接時に医療機関へ提出を求められることも。
現役の勤務医や開業医はもちろん、定年退職した医師や医療現場への復帰を目指す医師なども利用可能です。
転職サイトでは、「常勤」「非常勤」「スポット」など、さまざまな働き方ができる求人を扱っているため、先生の希望に合った求人紹介が可能です。
また、民間医局には女性医師向けに「女性医師転職・復職サポート」があります。
まずはコンサルタントに相談してみてください。
面接に進むまでは個人が特定できる名前・勤務先などの個人情報は、医療機関へ提供されないことになっています。
個人情報を医療機関へ開示する際は、事前に確認・了承を得た上でとなります。
個人情報漏洩が不安であれば、プライバシーマークを取得している転職サイトの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
多くの転職サイトが「外科系」「内科系」の求人を中心に、さまざまな診療科目の求人情報を保有しているので、求人検索機能を使ってチェックしてみてください。
なかには「美容医療業界」など特定の診療科に特化した転職サイトや、「産業医」「製薬会社」などの求人を扱う転職サイトもあります。
離島やへき地の医師不足は深刻であり、求人状況は引く手あまたといえます。
離島やへき地で勤務するためには、総合診療医としての経験やスキルが必要であることに加え、地域によっては専門医療が必要な場合もあり、求められている医療はそれぞれ違います。
エージェントが間に入ることで、希望に合った求人紹介をできる可能性があるので、まずは担当者に相談してみてください。
Original Beauty Clinic GINZA院長の佐藤玲史先生から転職成功に向けてのアドバイス
最後に当記事の監修者、Original Beauty Clinic GINZA院長の佐藤玲史先生から転職成功に向けてのアドバイスをいただいたので紹介します。
医師の転職には以下のようなコツや注意点があります。
転職成功のためのコツ:
- キャリアプランを考える:自分がどのような医師でありたいのか、将来どうなりたいのかを明確にします。学位や専門医などの取得を考えている人は、その必要要件を満たす機関であるかどうかも踏まえて、転職先を慎重に考慮すべきです。
- 転職の目的・条件を明確にする:転職の理由や希望する条件を明確にし、なるべく具体的にしましょう。
- 転職スケジュールを立てる:キャリアアップやライフプランに合わせて、転職活動のスケジュールを計画しましょう。
- 自分に合った転職方法で応募する:同僚や知人の紹介、転職エージェントの利用、直接応募など、自分に合った方法で応募しましょう。
- 後悔のないように転職先を決める:転職先を慎重に選び、後悔のない決定をしましょう。
転職時の注意点:
- 転職活動は在職中に行う:現職を辞めてからではなく、なるべく在職中に転職活動を始めることが推奨されます。
- 転職活動をしていることは同僚に内緒にする:医療業界は想像以上に狭い世界です。また人事に関わることは想像以上に早く伝わってしまうものです。不要な抵抗や不都合に合わないためにも転職活動は秘密裏に行うことが望ましいです。
- 希望する求人が現れるまで焦らない:早合点は禁物です。希望に合致する求人が出るまで待つことが大切です。
- 転職エージェントを活用する:転職エージェントは、自分一人では探しきれない求人情報を提供してくれます。エージェントとのコミュニケーションがと取れていると、細かなニーズに合った求人情報やいち早い情報提供だどをしてくれることも期待できます。本記事を大いに参考にして、自分に合った転職サイトやエージェントを見つけると良いでしょう。
医師は医師免許という国家資格を持っている為、他の職種に比べて、転職はしやすく、また好条件の職場を探すのに大変有利だと言えます。従いまして、焦らず、慎重に転職活動をなさって下さい。
転職は自分自身のキャリアを再評価し、新たなステップを踏み出す大切な機会です。
本記事を多いに参考になさって、より良い職場環境とキャリアを築いて下さい。
■監修者プロフィール
Original Beauty Clinic GINZA院長
佐藤玲史先生
慶応義塾大学商学部/東京医科歯科大学医学部医学科 卒業。
東京都出身。
首都圏の大手クリニック院長などを経て、Original Beauty Clinic GINZAを開業。
「世界一優しいドクターを目指して」
「世界一優しいクリニックの実現を」
をモットーに、皆様から信頼される「美容のかかりつけ医」になるべく日々診療に励んでいる。
▼Instagram
@dr.sato_reiji
▼所有資格
日本美容外科学会(JSAS)認定専門医
日本美容皮膚科学会員
アラガン・ジャパン BOTOX VISTAR ® 認定医など
最後までお読みいただきありがとうございます。
「どんな求人があるのかチェックしたい」「とりあえず相談だけ」といった使い方も可能なので、転職を視野に入れいている先生方はぜひ、当記事で紹介している医師向けのおすすめ転職サイトへの登録を検討してみてください。