転職は悪いことではなく、キャリアアップのために転職をする人もいます。
しかし無計画に転職を繰り返すと経済的に不安定になるほか、長期的なキャリア形成が難しくなるデメリットも。
実際に「次こそは長く働きたい」と考えて転職するものの、短期間での離職を繰り返してしまう人もいるのではないでしょうか。
今回は仕事がなかなか続かない475人にアンケートを実施。
「仕事が続かない理由」や「改善したいこと」について聞きました。
- 調査対象:仕事がなかなか続かない人
- 調査期間:2024年7月12日~29日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:475人(女性290人/男185人)
- 回答者の年代:10代 1.3%/20代 19.8%/30代 41.0%/40代 22.5%/50代以上 15.4%
アンケート結果に対して、Koyoriキャリアワールド代表の木村千恵子氏からご考察いただきました。
【監修者プロフィール】
木村千恵子
Koyori キャリアワールド 代表
2度のアメリカ留学を挟み20年以上外資系IT企業でグローバルプロジェクトに従事。
2016年にキャリアコンサルタントとして独立後(Koyoriキャリアワールド)、外国人留学生の就職支援、中小企業の外国人雇用支援、テレワーク導入・定着支援、副業・転職コーチングなどを行っています。
仕事が続かない理由ランキング
仕事が続かない理由の圧倒的1位は「人間関係でつまずく(263人)」で、半数以上から票を集めています。
2位「仕事に飽きる・他のことがしたくなる(74人)」、3位「仕事内容が合っていない(65人)」、4位「ストレスにうまく対処できない(45人)」が続きます。
全体的に自身の性格、考え方、スキル、能力などが原因と考えている人が多くなっています。
1位 人間関係でつまずく
- 職場に自分の居場所を見出せない。上司や同僚とのコミュニケーションの取り方がわからない。仕事内容がわからないのに、コミュニケーションを取れる人がいない(20代 男性)
- 人に話しかけるのが苦手なので、人間関係を築けない(30代 女性)
- 職場の人間関係がストレスになって、職場に行きたくなくなってしまう(40代 女性)
1位は「人間関係でつまずく」でした。
人間関係を築くのが苦手で孤立してしまうと、困ったことがあっても周囲に協力を求めにくくなるため、仕事がうまくいかなくなることも。
「悩みを共有できる仲間がいない」という意見もあったことから、職場に相談相手がいなくて気持ちのバランスが保ちにくくなり、退職してしまう人もいると考えられます。
また「昔から、いじめやハラスメントの標的になりやすい」という人もいました。
「飲み会が苦手」「職場に苦手な人がいると仕事が続かない」という声もあり、人間関係全般が苦手なのではなく、特定の状況や相手にストレスを感じてつまずく人もいるとわかりました。
2位 仕事に飽きる・他のことがしたくなる
- 飽き性。同じ環境にいると成長スピードが遅くなって楽しくなくなり、新しいことを始めたくなります。非正規雇用のため、辞めたり始めたりのハードルが低く、続けるよりも新しい環境に移りたい気持ちに傾きがちです(20代 女性)
- 同じことの繰り返しに飽きてしまう。毎日同じ人と顔を合わせることに息がつまる(30代 男性)
- 保育士をしています。保育の仕事は好きなのですが、慣れてくると急に飽きてきます(50代以上 女性)
2位は「仕事に飽きる・他のことがしたくなる」です。
飽きっぽく、「他にもっと楽しい仕事や職場があるかも」と考えがちな人も、仕事が続きにくいとわかります。
「ルーチンワークに飽きる」「仕事をひと通り覚えると、急に飽きる」「いつも同じメンバーで仕事するのが辛い」といった回答が目立ちました。
また近年は仕事の選択肢が増え、さらにネットにも就職や転職に関する情報があふれています。
そのため、自分の現在の仕事との比較対象が多く、誘惑や扇動に合いやすい社会環境も少なからずこの理由に関連していると考えられます。
3位 仕事内容が合っていない
- 自分に合わない仕事をしているから(20代 男性)
- 業種、職種が自分に合っていない(40代 男性)
- 仕事をするにあたり、自分のスキルを活かしていないこと。また自分の性質にあっていないことが原因であると思います(50代以上 女性)
3位は「仕事内容が合っていない」でした。
仕事が自分に合っていないと、仕事が楽しいと思えず、モチベーションが下がって辞めたくなってしまいます。
例えば「人と話すのが苦手なのに、人と頻繁に関わる仕事を選んでしまって辛かった」などの体験談がありました。
合わない仕事をしている理由としては、「消去法で選んだ」「求人票の内容とギャップがあった」などが寄せられています。
「年数を重ねて後輩の指導を任されるようになったが、向いていない」という意見もあり、向いていない業務が追加されたり配置転換があったりして、辞めたくなる人もいるとわかりました。
4位 ストレスにうまく対処できない
- ストレスに対して弱い(20代 男性)
- 普通の人がストレスを感じないことにもストレスを感じやすく、耐えていても体調を崩してしまう。心理的プレッシャーをかけられると仕事の精度が落ちる(30代 女性)
- ひとつでも嫌なことがあると思い悩んでしまい、「行きたくない」と思ってしまいます(40代 女性)
「ストレスにうまく対処できない」が4位でした。
「自分は他人よりも、ストレスに弱いのではないか」「ストレスとの付き合い方が下手なのではないか」と思っている人も多いとわかりました。
具体的な特徴として、「些細なことでも考えすぎてストレスになる」「発散方法がわからない」「プレッシャーをかけられると強いストレスを感じる」といった回答が寄せられています。
仕事にストレスはつきものですが、ストレスにうまく対処できないと、辞めたいと感じやすくなります。
5位 やりがい・目標がない
- 働くことに楽しみを見いだせず、ただ「体裁」と「お金を稼ぐこと」のためだけに働いている(20代 男性)
- 仕事に対しての目的・目標が定まっていない(30代 男性)
- 自分が何の役に立っているのかわからない、雑用ばっかりやっている(50代以上 女性)
5位は「やりがい・目標がない」でした。
「自分の仕事に価値を見いだせない」「簡単または単調な仕事ばかりで自分の成長が感じられない」「努力や成果を周りに認めてもらえない」といった場合、仕事がつまらなく思え、辞めたいと思ってしまうことも。
やりがいや目標がなくてもお金のためと割り切れる人もいますが、お金のためだけに働くのは辛いという人も多いでしょう。
6位 我慢できず逃げたくなる
- 忍耐力がないから(20代 女性)
- 解決方法を探すよりも、逃げることを考えてしまうから(30代 女性)
- 困難なことにぶち当たると嫌になってしまい、途中で投げ出してしまうからです(40代 男性)
6位は「我慢できず逃げたくなる」でした。
忍耐力がなく、我慢が苦手な人も、仕事が続きにくい傾向にあります。
問題点やストレスを感じている状況を解決するよりも、逃げることを選びやすいためです。
「途中で逃げるのはダメだと思いつつ、つい逃げてしまう」というニュアンスを感じられる回答が多くなりました。
ただ、「長時間労働」「過度な業務負担」「ハラスメント」など、本来我慢すべきではなく、むしろ逃げることが正解というケースもあります。
7位 体調不良になりやすい
- 体が弱く、早退や欠席を繰り返してしまう(10代 女性)
- 体調が安定しない(30代 女性)
- 心身の病気を患っている(50代以上 男性)
7位は「体調不良になりやすい」でした。
性格や価値観だけではなく、体調不良が原因で仕事が続かない人もいます。
「仕事のストレスが体調に影響する」というコメントもあるので、仕事のせいで体調不良が引き起こされている人も多いと推測できます。
仕事が続かないのは病気や仕事によるストレスが原因だと感じたら、医師の診察を受けてみることも検討しましょう。
仕事を長続きさせるためには、次の3つのポイントをチェックしてみてください。
- コミュニケーション力を鍛える
- 目標設定を行い適性に合った仕事を見つける
- ライフワークバランスの充実でストレスを軽減させる
仕事が続かない人は、これらのポイントをうまく実践できていない可能性があります。
コミュニケーション力は職場の人間関係を円滑にするだけでなく、仕事にも欠かせないため、鍛えておいて損はありません。
積極的に挨拶や感謝の気持ちを伝えたり、相手の話にきちんとリアクションしたり、簡単にできることから始めてコミュニケーション力をつけていきましょう。
自分で取り組むのが難しいなら、コミュニケーション力を学び鍛えられる「コミュトレ」のようなスクールの利用もおすすめです。
また、キャリアの目標や仕事の適性がわからない人は、キャリアコーチングが使えるでしょう。
キャリアコーチングについて詳しく知りたい人は、当メディアの「【キャリアコーチングおすすめ14選】各社の特徴から選ぶ際のコツまで徹底解説!」の記事を参考にしてみてください。
仕事が続かない人の転職や退職の頻度
仕事がなかなか続かないと自覚している475人に、転職や退職の頻度を聞いたところ、もっとも多かったのは「3年に1回(24.2%)」、次に多かったのが「1年に1回超(22.5%)」でした。
「辞めたくても、3年くらいは頑張ってみろ」と言われることも多いですが、実際には3年たたずに辞めた人が多いとわかります。
なお「派遣社員なので、大体2~3年に1回は職場が変わる」と、雇用形態に由来する転職をしている人もいました。
頻繁に転職や退職を繰り返すことはおすすめできません。
一般的に日本では転職回数が多いほど、転職が不利になると言われているからです。
もちろん年齢が高いほど転職や退職回数は増えますし、転職回数を気にしない業界・職種もあります。
ただ、スキルアップやキャリアアップといった前向きで一貫性のある正当な転職理由がなければ、「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか」と思われてしまい、内定獲得に時間がかかることも。
転職する際は、転職エージェントに相談しながら、長く続けられる職場選びとキャリアプランの作成をサポートしてもらうといいでしょう。
また非正規雇用は、正規雇用よりも辞めやすかったり、契約期間の関係で長く続けられなかったりする傾向にあります。
仕事を長く続けられるよう、働き方を変えてみるのもひとつの方法です。
仕事が続かず定職に就いていない20代若手なら、「ハタラクティブ」や「DYM就職」のようなフリーターのサポートに強い転職エージェントを使って正社員を目指してみてはいかがでしょうか。
仕事が続かないことの相談先
仕事が続かないことを相談する相手を聞いたところ、1位は「誰にも相談していない(192人)」でした。
自分ひとりで解決しようとする人が多い一方で、「仕事が続かないことに問題を感じていないので、誰にも相談しない」という意見も複数寄せられています。
「仕事が続かないことを解決したい」と考えていない人もいるとわかりました。
相談する場合の相手としては、2位「家族・配偶者(170人)」、3位「友人・恋人(116人)」など、身近な人が多くなっています。
自分の性格をよくわかっていて信頼できる人になら、デリケートな問題も相談しやすいですね。
以下、4位「転職エージェント(26人)」、5位「上司・同僚(15人)」、6位「医師(13人)」、7位「ハローワーク(10人)」の結果でした。
ただし「転職については他人に相談するけれど、仕事が続かないことについての相談はしない」という人も。
仕事が続かず転職を繰り返すことについて、身近な人やプロにも相談しにくいと感じている人もいるようです。
もし、仕事が続かないことを誰かに相談したいと思っているなら、まずは身近な「家族・配偶者」「友人・恋人」などに話を聞いてもらうといいでしょう。
今回のアンケート結果でも上位に挙がっており、信頼できる相手に話すことで「もう少し頑張ろう」と前向きになれる可能性もあります。
ただし、仕事が続かない根本的な問題解決には、専門家への相談がおすすめです。
それでも誰かに相談することに抵抗がある人は、次の章で紹介する「仕事が続かない人が改善したいこと」をヒントに、自分で解決策を探ってみてはいかがでしょうか。
仕事が続かない人が改善したいこと7選
仕事がなかなか続かない人が改善したいことの圧倒的1位は「対人スキルの低さ(149 人)」でした。
2位「ストレスマネジメント能力の低さ(85人)」、3位「仕事のスキル(77人)」、4位「自己分析・仕事選びの方法(66人)」が続きます。
「対人スキル」「ストレスマネジメント能力」「仕事選びの方法」など、転職を繰り返してしまう理由に対応した改善ポイントが上位にランクイン。
ただし「わかっているけどできない」という声もあり、「改善ポイントはわかっているのに、改善しきれずに転職を繰り返してしまう人も多い」と推測できます。
1位 対人スキルの低さ
- コミュニケーション能力の向上。誰かに頼れるスキル(20代 男性)
- 苦手な人とうまくやっていくスキルを身につけることです。うまく受け流せるようになりたいです(30代 女性)
- 人間関係を円滑にしたい。コミュニケーション能力を上げたいと思っている(40代 女性)
1位は「対人スキルの低さ」でした。
「周囲の人と円滑なコミュニケーションができるようになりたい」というコメントが多かった一方、「苦手な人を気にしないようになりたい」というコメントも目立ちました。
職場で自分と合わない人と出会ったとき、相手の言うことを聞き流せるようになれば、ストレスが減ると考えている人が多いとわかります。
なおコミュニケーション能力を高めていくためには、「挨拶」「相手の話をしっかり聴く」「具体的にわかりやすく話す」などの心がけが重要です。
2位 ストレスマネジメント能力の低さ
- ストレスを溜め込まないように、休みをしっかり取る(20代 女性)
- ストレス管理。どんな仕事でもストレスはかかるから、自分でストレスをコントロールできるようになりたい(30代 女性)
- 仕事でストレスをためてしまうのは当然なので、ストレスを減らす方法として本を読んだり、外に出かけて太陽の光を浴びながら運動したりするようにしています(30代 男性)
2位は「ストレスマネジメント能力の低さ」です。
ストレスマネジメントとは、ストレスに対処しつつ、避けられないストレスと付き合っていくことです。
上手にストレスを解消したり捉え方を変えたりする方法を身につけ、仕事を続けていきたいと考える人も多くなりました。
例えば「愚痴を言う」「休む」「苦手な人のいいところを探してみる」「問題解決のために同僚に協力してもらう」などがストレスへの対処法です。
ストレスマネジメントを実践することで、自分が感じているストレスや心の状態に気づけて、ストレスを解消することで仕事の効率も高まると期待できます。
3位 仕事のスキル
- 簡単な業務だから飽きてしまうと思うので、何かしら資格を取ってから転職したい(30代 女性)
- パソコンのスキルを広げて、自分でできる仕事を増やす(40代 女性)
- 資格を取って、レベルの高い仕事に挑戦したい(50代以上 男性)
3位は「仕事のスキル」でした。
「自信をつけたい」「ルーチンワークから抜け出したい」という気持ちでスキル向上を目指している人が多くなっています。
スキルを磨いて業務に対する自信がつけば、向いていないと感じることが少なくなると考えられます。
また資格を取ったりできる仕事を増やしたりすることで、希望業務への配置転換や転職を目指したいという人もいました。
なお資格を取らなくても、ひとつの仕事に向き合って継続することで、スキルが伸びることも考えられます。
「在宅・フリーランスで仕事するためのスキルを身につけたい」という意見も複数あり、組織から離れるためにスキルアップを考えている人もいるとわかりました。
4位 自己分析・仕事選びの方法
- 「自分は何をしたいのか、どんな仕事なら続けられるのか」など、まずは自分自身を知り、自分の強みを活かせるようになっていきたい(20代 男性)
- 自分に不向きな労働形態の職場にそもそも応募しないこと(30代 女性)
- さまざまな職業・職種を経験し、自分にとって最適な仕事を探す(40代 男性)
「自己分析・仕事選びの方法」が4位でした。
転職を前提とした改善策ですね。
仕事が続かない理由のひとつに、「仕事内容が合っていない」が挙げられました。
自分に合う仕事を選ぶためには、就職や転職時の自己分析や企業選びが重要となります。
自己分析や職場選びに迷ったら、転職エージェントに相談してアドバイスを求めるのもおすすめです。
5位 忍耐力・継続力のなさ
- そもそもの基礎的な継続力。何かやらかしても投げ出さず、真摯にやり遂げる粘り強さ(20代 女性)
- 飽き性なことを改善できれば、今より状況は良くなる気がします(30代 男性)
- 続けようと思う根性(40代 女性)
5位は「忍耐力・継続力のなさ」でした。
仕事を続けられるように、忍耐力や継続力を身につけたいと考えている人も多くなっています。
多少嫌なことがあっても耐えられる力があれば、困難を乗り換えて仕事を続けられるからですね。
忍耐力を鍛えるためには、習慣化や目的の明確化が大切だとされています。
6位 考えすぎてしまう性格
- 思い詰めないこと(20代 女性)
- 無理なら断ることと、断ってしまっても気にしないこと(30代 女性)
- 失敗しても嫌なことがあっても、深く考えすぎないことです(40代 男性)
6位は「考えすぎてしまう性格」でした。
ミスや人間関係について考えすぎないようにしたいという人も多数。
切り替えや割り切りを心がけることで、ストレスを減らせます。
「真面目に考えすぎて、ふとしたきっかけで感情が爆発してしまう」「ミスを気にして、仕事が怖くなってしまう」という人にとっては、肩の力を抜くことも大切です。
7位 体力・体調の管理
- せめて早寝早起きくらいはできるようになりたい(30代 女性)
- どうにかして持病の治療をしたい(40代 男性)
- 健康管理の仕方を改善する必要があると感じた(40代 男性)
7位は「体力・体調の管理」でした。
体調面の問題で仕事が続かない人にとって、健康管理は重要な課題です。
生活習慣の改善や体力づくりで乗り切ろうとしている人のほか、通院しているという人もいました。
一方で「通院したいけれど、通院するなら仕事を辞めないといけないかも」という声もあり、体調管理の難しさに悩んでいる人もいるとわかります。
仕事が続かない人は「仕事が続かない理由」を明確にし、改善点に気づくことから始めましょう。
原因が特定できれば、効果的な改善策を講じられるからです。
たとえば、「職場の人とコミュニケーションが上手く取れない」という理由ですぐ仕事を辞めてしまう人は、対人スキルの低さを改善する必要があります。
ただ、仕事が続かない人は同じパターンに陥っていることも多いため、改善には時間がかかってしまうことも。
それでも仕事を辞めずに続けられているのであれば、自分自身をしっかり褒めてあげてください。
焦らず少しずつ改善に取り組んでいきましょう。
調査結果のまとめに対する木村千恵子氏からの総括コメント
仕事が続かない主な理由には、人間関係やストレスに弱いといったことがあるので、対人スキルやストレス管理の方法を身につけることで、仕事を続けやすくなると考えられます。
対人スキルやストレス管理については本やネット記事でも調べられますし、セミナーなども開催されていますので、気になる人は一度学んでみてはいかがでしょうか。
なお近年ではフリーランスや在宅ワークが浸透しています。
アンケートでも、よりストレスの少ない職場環境を求めて、フリーランス転身を考えている人が多くいたことは印象的でした。
「仕事が続かないのは、悪いことではない」という意見もあり、働き方への意識の多様性を感じる結果となりました。
最後に総括として、木村千恵子氏からコメントをいただきましたので参考にしてみてください。
仕事が続かないことの理由や原因は、多くの場合1つだけではないはずです。
職場で自分が担当する仕事は、自分が思っている以上にさまざまな人や部署と関係しています。今回のアンケート調査は、それによって心理的ストレスを抱えている人が少なくないことを示しています。
ストレスマネジメントを正しく学び、自分自身の良好なメンタルヘルスの状態を保つことは、これからますます重要になっていきますのでぜひ学び始めましょう。